歩きを再開すると今まで低かった笹藪が腰の高さを超え始める。
この後笹の高さは上下するが一時は肩までの深さもあった。
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1680m辺りで本日初のシャクナゲさん。
はぐれシャクナゲのため通行に支障は無し。
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前袈裟丸山だろうか。尾根を遮る切株は左から巻いた。
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1690m辺りのシャクナゲートは隙間を通ったが
1720mからのシャクナゲートはそこそこ密なので左側の隙間にねじ込み斜面を少し降りて巻いた
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下って尾根に戻ろうとしてポケットの携帯がないことに気づく。
かなり焦るがシャクナゲさんを少しかき分けると見つかった。
やはり底の浅いポケットは危険。ザックのウェストポーチに仕舞うことにした。

1760mのコブのような部分でもシャクナゲさんは元気に茂っていた。11:30。
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直後の小さな岩稜は上を通る。
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さて後は等高線の密な部分を登り切り1841mを過ぎれば郡界尾根と合流である。
しかし等高線の密な部分の端、1759m辺りからはコメツガとシャクナゲさんが徒党を組んでいた。
おまけに急斜面である。
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これ藪というか半分密林だろ・・、ヒゲと途方に暮れかけるがここまできて帰る選択肢はない。
1770m辺り。この密藪がどこまで続いているのか見渡すこともできない。
隙間は皆無なのでシャクナゲさん同士の間、コメツガとの間に無理やり体をねじこみ
枝を押しのけるというかもう無理やりに進んでいく。
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コメツガが背丈より高くなった部分で下を潜りぬける。
お?藪薄くなったか?と思いきやそんなことはない。また密藪に再突入。逃げ場はない。
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振り返るとヒゲが自然に溶け込んでいた。
画面右辺りのコメツガの枝が揺れることでかろうじて位置がわかる。
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