40a2761d.jpg

2016.2.6(土)
粟沢-367地点-439地点-346.4三角点-粟沢

僕は反省していた。
1月は最初のくず葉峠北探索を除いて大分腑抜けた歩きをした気がするのだ。
丹沢は言うに及ばず、横根山も大半登山道、雪山は当然登山道。このような歩きをしていては奥袈裟丸山の西尾根に挑むことはできない。あそこは未知の領域かつシャクナゲさんを初めとした藪達が待ち受けているに違いないのだ。

守りに入り萎縮し続けていればいずれ奥袈裟丸山の西尾根に挑もうとしたあの日の心を忘れてしまうかもしれない。そんな僕をシャクナゲさんも認めてはくれないだろう。
アドレナリンが迸るような歩きをするためには地形図に名前のある山にばかりいってはいられない。

どこかアクセスは楽で雪も大して無さそうなのにハイカーから見放されていそうな場所はないものかと地形図で探りを入れる。果たしてそれは鹿沼に実在した。
南摩ダム予定地となり人も住まず地形図に名のある山もない低山帯。それは二股山のある山域と三峰山(485.3)のある山域に挟まれながらあまり歩かれていなそうだ。
まあ歩かれていたところで名前のある山がないから調べようもないのだが。
そんなわけで未知なる冒険を求めて鹿沼へ修行に出かけてみた。
さっぱりイメージのつかない場所かもしれないのでルート図を先に表示する

この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

ルート


地形図に粟沢の表示がある辺りの少し西の路肩のスペースに車を停めて準備。
8:40くらいに歩き出す。
道路の南側奥のほうに三峰山(485.3m)があるらしい。もしダムが完成したらここはダム湖の底か・・。工事凍結してるらしいけど。
DSC00716


僕が行きたいのは北側。川を挟んで東サイドの尾根に突入することにする。
早速藪の急斜面を上がらねばならない。
DSC00718


さていくかと取り付くとすかさずイバラが絡みつく。これはネイチャージモンで見たイバラのテープカットができるのでは?プチッと千切り一人で入山式を終える。潅木を掴んでよじ登る。最初からクライマックスだ。この感じ、悪くない。
DSC00719


藪を抜けると植林の急斜面。どう攻略しようかなーとジグザグに登っていく。
DSC00722


急斜面を登りきると一息。なんかいい雰囲気の尾根のようだが?
DSC00724


現実は甘くない。藪達が僕を待ち構えている。隙間を縫って進んでいく。
DSC00725


本日初岩場頂きました。しかし今日を振り返るとこれは前菜にもならない場所であった。
DSC00728


藪の隙間から東の光景。こんなとこに高架で道路を作ってどうするんだろう。
DSC00729


藪を掻き分けちょっとした岩場を通り進んでいくとこんなところにアンテナが。
よくわかりませんなあ。この尾根この先藪が続いていくのに電線も続いていた。
標高240mくらい。9:20。
DSC00733


潅木藪が酷くなった場所は尾根の西に少し逃げる。隙間があれば尾根を行く。
展望の良い小ピークから南を見ると三峰山のような山が見える。真偽は不明。
DSC00739


潅木に突っ込んでは後悔したりしていると350小ピーク手前辺りで藪が薄くなり身軽になる。
DSC00741


斜面を登りきると急に高速道路が現れた。なんだこれは。
なおしばらくお付き合いした電線はこのアンテナまでで終わっていた。
DSC00742


高速道路は歩きやすいなあと気分良く5分ほど歩いてふとコンパスを見ると東南東に進んでいる。・・・高速道路に気をよくして道を間違えた。北に行かないと。
電線までもどり北へ下る。鞍部には作業道のようなものが通っていた。
9:50
DSC00746


岩っぽくなってきたが藪はすっかり消えてしまった。
DSC00751


393地点西の尾根に登る途中から東の展望を望む。
DSC00753


稜線場を西へと進むと岩場が。このまま直登すると怪我しそうなので途中まで登り北から回りこんで登った。
DSC00757


登りきってみると小型のストーンヘンジが?!
覗き込んでみると2級基準点。地形図には何も表示のない小ピークでもこんなものがあるのか。10:10。
DSC00760



雲行きが怪しい・・・。夕方から降るとのことだが早まりそうだ。
DSC00763


少し藪めく細尾根を歩いていくと367地点にも2級基準点。
何か光がさしてきた。このままで頼む。
DSC00766


小休止でおにぎりを食べる。ここまでは体調よし。
地味ながらも中々飽きさせない山なのが良いのかも。

北進していくと二股山らしきものが藪の隙間から。
DSC00768


しばらくは退屈な植林帯を歩く。岩もなく安全では有るのだが。

11:04、北進した先の突き当たり、405地点から西に繋がっている稜線の下につく。
急斜面を登らなければならない。
DSC00773


尾根形に沿い左から行くと岩岩しい細尾根急斜面でやばそうなので右からジグザグに回り込む。まあこっちも岩岩しいのだが。稜線の上にのるが岩めいてきて?
DSC00775


巻くか迷ったが登ったほうが安全そうなので直登。
DSC00777


その先は少し巻いた。
396三角点に行こうか迷ったが天気を考えるとさっさと退散したほうが良いと判断。
先に進む。

西進していく。しかしこの稜線岩めいている。
DSC00785


このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット