今日も山に出かけたため記事作成が遅く・・。感じた想いが新鮮なうちに書き留めておきたいのだが。
鞍部から北東に登り半月山へと続く林道に合流した。残雪たっぷりである。
ここにくる途中で調子に乗って残雪で遊んでいたら靴に雪が入ったのでここは避けて歩く。
でもためしに乗ってみたら締まって硬かったのでそのまま上を歩いた。
ここから先の稜線は一般道なのでテープには関与しない。11:04。
ここにくる途中で調子に乗って残雪で遊んでいたら靴に雪が入ったのでここは避けて歩く。
でもためしに乗ってみたら締まって硬かったのでそのまま上を歩いた。
ここから先の稜線は一般道なのでテープには関与しない。11:04。
1300m近くくらいまで降りてきた12:00、事件が起きた。
写真真ん中右の尖った岩の先、ちょっと狭い尾根が急斜面になっているので巻くかどうしようかな、とりあえず写真撮るか、とやっていたら画面上のこれから進む尾根の方を黒いイキモノがドタドタ爆走していく。カモシカではない。どうみても熊です、本当にありがとうございました。動揺して写真にはとれなかった。
写真真ん中右の尖った岩の先、ちょっと狭い尾根が急斜面になっているので巻くかどうしようかな、とりあえず写真撮るか、とやっていたら画面上のこれから進む尾根の方を黒いイキモノがドタドタ爆走していく。カモシカではない。どうみても熊です、本当にありがとうございました。動揺して写真にはとれなかった。
幸いにも平坦なところでぼんやりしていたので動揺しても滑り落ちることはなく距離はちょっと離れている。これが危険箇所でもっと近かったら驚いて滑り落ちていたかもしれない。
まあ熊も暇ではないだろうし少し待てばどこか遠くに行くだろう。五分ほど待ってそのまま前進。サイドにエスケープルートはないし戻る選択肢はない。僕はこの先の光景が見たいのだ。
まあ熊も暇ではないだろうし少し待てばどこか遠くに行くだろう。五分ほど待ってそのまま前進。サイドにエスケープルートはないし戻る選択肢はない。僕はこの先の光景が見たいのだ。
まあ後はなだらかだしどうにでもなるだろうと思っていたが嫌な感じになってきた。
逃げ場はなかった。熊はもうどうでもよくなっていた。12:30。
この先こんなステゴザウルスの背中みたいなところが何度も出てきた。
逃げ場はなかった。熊はもうどうでもよくなっていた。12:30。
この先こんなステゴザウルスの背中みたいなところが何度も出てきた。
ようやく地面かと思い安心して写真を撮った。しかし進んでいくとその先にラクダのコブが連続、どれも薄い石が重なっているので下手に掴んだり足を置けないみたいな地帯がありこれも怖かった。怖くて写真を撮る余裕なし。
1100mの先くらいまで気の抜けない所が続いた。左右に逃げようかな、なんて沢を覗き込んだりしつつ進んだ。怖くてあんまり危険な写真は取れていない。いや、ベテランの方にとっては実物見ても中倉山周辺のザレた尾根はもっとやばい、これは序の口て感じかもしれないが僕にとってはザレて頼りにならない細尾根綱渡り的感覚でとても怖かったのだ。
地形図では荒地記号でしか危険と分からない。
地形図では荒地記号でしか危険と分からない。
そんな危険地帯も終わりようやく地面が現れすすっと進める。尾根形に沿い、南西へと降りていく。急斜面でも土だからおっけー。南の沢へ降りていく。
なんかキケンタチイリキンシと黄テープがあったが上から来てしまった僕には時既に遅し。
なんかキケンタチイリキンシと黄テープがあったが上から来てしまった僕には時既に遅し。
14時過ぎに駐車場につく。名古屋ナンバーの車が出て行った。珍しいなあ。僕が言うのもなんだけれども。
六時過ぎに大宮に行かなければならないので急いで着替えて帰り支度。
結局酷い渋滞に巻き込まれて古河駅に付くのが送れ、飲み会には5分遅刻した。熊に会ったから遅れると先に連絡しておいたが。
六時過ぎに大宮に行かなければならないので急いで着替えて帰り支度。
結局酷い渋滞に巻き込まれて古河駅に付くのが送れ、飲み会には5分遅刻した。熊に会ったから遅れると先に連絡しておいたが。
往路の西尾根北西から回り込み作戦は首尾よくいった。グスグズの取り付きはこの季節特有なのかが気になるところだが利用価値はありそうだ。またいつか使うかも。
復路の尾根は上部は潅木が邪魔なだけなのだが下部がとてもよろしくない。この記事の写真では怖さは伝わらないと思うが僕は死なないだろうと思いつつもかなり萎縮して歩く羽目になった。オススメはしないけれどもし実物を見に行く方がいたら自己責任でどうぞ。
足尾のRRさんクラスだとああいうところも極々普通に歩かれるのだろうか真似してたら僕はたぶん死ぬな。
まあ何はともあれ計画通り未知尾根を歩けたし所々で展望も良く足尾を満喫できたので良かった。欲を言えば花の季節に歩いていたらなあといったところか。まあそれはそれで別コースを考えているのだが色々と。
復路の尾根は上部は潅木が邪魔なだけなのだが下部がとてもよろしくない。この記事の写真では怖さは伝わらないと思うが僕は死なないだろうと思いつつもかなり萎縮して歩く羽目になった。オススメはしないけれどもし実物を見に行く方がいたら自己責任でどうぞ。
足尾のRRさんクラスだとああいうところも極々普通に歩かれるのだろうか真似してたら僕はたぶん死ぬな。
まあ何はともあれ計画通り未知尾根を歩けたし所々で展望も良く足尾を満喫できたので良かった。欲を言えば花の季節に歩いていたらなあといったところか。まあそれはそれで別コースを考えているのだが色々と。
なお花粉症は当然のごとく襲ってきて、飲み会帰りの電車内では鼻水がまずかった。そのまま薬局で眠くなる花粉症の薬を買い、軽く歩きの前半をまとめて寝た。月曜も歩きたかったのだ。アルコールは摂取していないので問題はない。
明日は近めの場所で安全なところをのんびり起きてのんびり歩こう、そう考えていた時期が僕にもありました。
現実はこんな岩をよじ登るバカの姿があったという。
明日は近めの場所で安全なところをのんびり起きてのんびり歩こう、そう考えていた時期が僕にもありました。
現実はこんな岩をよじ登るバカの姿があったという。
それはそれで、また別のお話。
コメント
コメント一覧 (7)
1504mから西にとなっていたので、「東へ」の間違いではと思ったくらいですよ。
地形図を見ただけでその下りはご容赦を、ですね。
掲載写真でも十分に急斜面状態の怖さは伝わります。
おそらく、自分が歩くことはないでしょう。
花の季節はどうでしょうか。それほどきれいなところではないような気がいたしますけどね。
ふみふみぃさん、次第にエスカレートしつつあるような感じがしないでもないのですが。
ふみふみぃ
がしました
どうしても時間の都合でここからの下りになるだろうと考えていたらやっぱりそうなりました。
ここの本当に怖いのは地形図で分かる急なところは怖いながらもなんとかなるんですが実はその先の地形図でなだらかに見えるところも1100mくらいまでかなり怖い思いをすることでした。地獄は終わったと思ったら実は一丁目で先が続いていたのがどうにも。脆いステゴザウルスの背中はもう歩きたくないですね。
赤倉山西尾根が尾根形っぽくなってからは木々につぼみがずらっとありましたけど花なのか葉なのかはよくわかりませんでした。植物に詳しくなくて。花だといいなあと思ってますが。
ふみふみぃ
がしました
今回の下りはある程度覚悟していましたが本当に危険なのは意識してたのと違う場所、今日歩いたところは大した岩場なんてなかろうとノーマークだったら攻め込まれた感じですね。
実際に意識してエスカレートしているわけではないのですがうっかりそういうところに行き、以前なら諦めるか巻くような場所も慣れで登れるようになってしまったというところです。
半端に慣れた頃が一番危ないと言いますしなるべく危険は犯さないようにしたいんですが地形図で読み取れないと未知尾根では致し方ないのかなあと。ロープをお守りにしつつ巻けそうなとこは巻いていきます。
ふみふみぃ
がしました
登りで使われた小尾根、自分も目は付けていたのですが、ふみふみぃさんが歩かれた後では少しアレンジを加えなければなりませんね。下りの尾根は、なんか見たことある景色だと思ったら、足倉沢右岸尾根ですよね。たそがれさんは歩きたくないと仰っていますが、しっかり歩かれているではないですか。自分はその記事を参考に、下りで使いましたが、恐竜の背から逃げて沢に降りてしまいました。たぶん、ほとんどがリョウブの木だったので、花はあまり期待できないと思います。
ふみふみぃ
がしました
それにしても,たそがれオヤジさんが,試練尾根と称していた足倉沢右岸尾根を下降に使われましたか(驚)。登りで使ったたそがれオヤジさんでさえ,写真が撮れなかったらしいし,そりゃ~,撮っている余裕は無かったでしょう(笑)。
まぁ,この尾根は自分も興味があるので,あくまで「登り」で利用しようとは思ってますケドね。
それにしても,最後の岩場が気になりますネ。奈良部の東尾根も斬新ですが,熊鷹山の下りで一体何処を歩いたのか興味深々ですヨ。
ふみふみぃ
がしました
赤倉山も午前は曇りがちで西の方は明るくていいなあと思っていました。確かに東の方角はかなり雲が見えましたが雨まで降っていたとは。
お先に失礼いたしました。アレンジとなるともう少し沢の奥からとかですかね。私が登った小尾根、一本東の小尾根は地形図通り末端は岩岩しくてその西近辺はシカ避けフェンスで囲まれた植樹地帯のようでした。どんなルート取りをされるのか楽しみです。
足倉沢右岸尾根ですね。たそがれさんの記事、今確認してみましたがしっかり歩かれていますね。たそがれさんも緊張されたというのを見て安心しました。
恐竜の背の途中で逃げられそうな箇所、確かにあることはありましたね。行く前にたそがれさんやきりんこさんの記事を読んでいたら私もたぶんちょっと無理してでも逃げてました。
足倉沢右岸尾根のはリョウブの木でしたか。西尾根上部の木々はツボミが一杯ありましたがあれはどうなのか気になります。
ふみふみぃ
がしました
上から見た感じ1059地点経由の支尾根、あれは行きたくないなと思いました。そこの二本西の支尾根ならいけるかもしれませんね。私の登った支尾根との合流地点では南西方面も木が生えておりその近辺は安全そうです。
たそがれさんが試練尾根と称されているのを先に知っていれば避けたんですがね(笑)赤倉山の記事ばかり見てその先を歩いた記事をノーマークだったのは失策でした。
登り利用が正解ですね。恐竜の背中はどうしようもないですがその先にある急斜面は下りだとまずどちらに下ればいいのかという迷いから始まります。
前半記事を書くので力尽きました。しばしお待ちください。小規模ですが中々のワンダーランドでした。もう行きたくないです。
ふみふみぃ
がしました