滝をそのまま下りるという選択肢は存在するわけがない。仕方ないので滝右の岩場をひょいひょいと下りる。そこまで高さがなくてよかった。
しかし喜んでいる場合ではない。この滝2段滝の上の部分でまだ沢まで崖を下らなければならないのだ。この滝、崖の奥に引っ込んでいるので下からでは分からないだろう。小さいし。存在を知っている人が何人いるのだろうか。
とりあえず慌てず騒がずストックを収納する。邪魔。
時間はまだたっぷりあるから下りれなかったら少し上に戻って別の道探そう。
ロープを出すか迷ったが少しずつ進んでみるといい感じに潅木と段になった岩がありそのまま下りていける。
時間はまだたっぷりあるから下りれなかったら少し上に戻って別の道探そう。
ロープを出すか迷ったが少しずつ進んでみるといい感じに潅木と段になった岩がありそのまま下りていける。
ところでこの滝、仁田元沢の左岸に注いでいるのだがたそがれさん達が仁田元沢を遡行した際に見た左岸に直瀑が落ち込むとかいてあるヤツかもしれない。上登れば別の滝見れますよ。しょぼいけど。
水道管橋を渡り駐車場へ戻る。13:24ゴール。
水戸ナンバーの車がいる。僕や瀑泉さん以外にも茨城から来る人いるんだ。まあ僕は名古屋ナンバーだからもっと奇異の目で見られるけど。
何をしにくるのかは知らないが車が着たり帰ったり。登山以外にも景色を見るためにきたりするのかな。
何をしにくるのかは知らないが車が着たり帰ったり。登山以外にも景色を見るためにきたりするのかな。
ちょっと早いがもう次の山に行く気力もなく大人しく帰った。
今日は本当に危険な思いをするつもりはなかった。ちょっと中倉山から景色を見たかっただけなのである。
でも不意に人に見向きもされなそうな未知なる地味尾根があると誘い込まれてしまう。
褒められた行為ではないが、僕は未知なる地味尾根達の秘密をこの目で暴き出したいのだ。道なき場所に未知があり、地味尾根達の秘密を集め続けていればいつか僕だけの地形図が完成するはず。こればかりは譲れない。
今日も危険な思いはしたが勝算があるという動きだけしかしていない。本当につんだら上り返してでも撤退するつもりだしそのための用意と時間の余裕は持っている。
でも不意に人に見向きもされなそうな未知なる地味尾根があると誘い込まれてしまう。
褒められた行為ではないが、僕は未知なる地味尾根達の秘密をこの目で暴き出したいのだ。道なき場所に未知があり、地味尾根達の秘密を集め続けていればいつか僕だけの地形図が完成するはず。こればかりは譲れない。
今日も危険な思いはしたが勝算があるという動きだけしかしていない。本当につんだら上り返してでも撤退するつもりだしそのための用意と時間の余裕は持っている。
ともあれ、石塔尾根を登れたし、知る人も稀そうな隠れた小さな滝にも出会えたのは悪くなかった。
次こそは安心安全を目指しつつ地味尾根達を歩いていきたい。
次こそは安心安全を目指しつつ地味尾根達を歩いていきたい。
ところでたそがれさんは小足沢右岸尾根の先に何時ごろ行かれるのだろうか。こっそり先行するのもなんなのでしばらく行く予定はないが、花咲くシャクナゲさんが見たいので5月の半ばくらいに忍び込んで上まで登り上げようかと思っている。
それまでに足尾とかでたそがれさんに遭遇したら声をおかけしたいところだが、安蘇の山も行きたいし遭遇するのは難しいだろうなあと思っている。近くを登っていても大体ニアミス。世の中そんなもんである。
それまでに足尾とかでたそがれさんに遭遇したら声をおかけしたいところだが、安蘇の山も行きたいし遭遇するのは難しいだろうなあと思っている。近くを登っていても大体ニアミス。世の中そんなもんである。
コメント
コメント一覧 (11)
ところで,今回の石塔尾根の取り付き,中々良さそうですネ。キレットに興味があるワケでも無いし,いずれ利用させていただきますネ。
で,帰りは1255m経由の尾根でしたか(驚)。さすがに,其処を歩いた記録はみたことは無いし,滝を勧められてもネェ(笑)。ちなみに,たそがれオヤジさんの記事に載っている滝は,もっと先じゃないかなぁ。σ(^^)も仁田元沢は,まだだからハッキリしたことは言えないケド,足を濡らさずに見るのは無理っぽいし。
それと,ロープは,簡単な山で慣れておくことをお勧めします。意外と出し入れが面倒なので,使わなかったりするのですが,使わないロープはただの荷物だし,重いし,却って危険でさえありますからネ。
まぁ,何にしても最後に登り返すハメにならなくて何よりでしたネ。
ふみふみぃ
が
しました
瀑泉さんは安蘇の山でしたか。もしや天気予報に惑わされましたか?私も安蘇の山に行くか迷って考えるのが面倒で足尾に行きましたが吉と出ました。あまりの天気の良さに社山にすれば良かったなと言うのはちょっと贅沢でしたね。
多少急ですが潅木ある分安心感はあるし悪くない取り付きだと思います。
帰ってから探しましたが記録は見つかりませんね。足尾のRRさんなら歩かれてそうですが。あの滝のためだけにあの尾根で下りる必要性は皆無ですが仁田元沢に行く際は左岸上を見上げてこいつのことを思い出してやってください(笑)たそがれさんの記事の滝、入渓から10分程度と別の記事の釣り人のいる写真、本流の風景からこれかなあと思いました。水量が全く違うのでなんとも言えませんけれど。
ロープは練習しようと思いつつしてませんが2mくらいの怪我しない所で練習したいですね。100mくらい上り返して上流へ下りるのも頭をよぎりましたがそこまでしなくて済んでよかったです。谷っぽい地形的にこちらに下りるのは悪手でした。
ふみふみぃ
が
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ふみふみぃさん、また足尾に行かれたのですか。
赤倉山に行かれたばかりなので、こちらは、足尾もしばらくはないだろうと安心していたのですが。また荒らされましたか(笑)。
実は、土曜日はそのニアミスで、私の場合はかじか荘上の駐車場が起点でした。
さて、あの中間尾根、不思議なもので、井戸沢右岸尾根から見ると急峻で、それでいて石塔尾根から見るとなだらかで、いずれそこを歩いてみようかなと思ってはいましたが、ふみふみぃさんが歩かれたので、実際の様子もわかり、このままで良しとしておきましょう。
中倉山からの下りルート、1255m経由はありませんね。その先の沢入山からの1162mに下る尾根は上りで使ったことはあります。1255mはちょっと発想がなかったですね。
しかし、直瀑付近に出るのですか。こればかりは、ちょっと考えもので、その様子では、今後ともないでしょう。
ふみふみぃ
が
しました
仁田元沢の水は少ないようですね。先日もRRさんから、足を濡らすことはなかったと伺ってはおりましたけど。いいことを聞いた気分がしております。
いつもながらのお早い足取りには感服しますよ。そのルートで5時間半とはおそれ入ります。私は別のところでそれ以前に出発し、それ以降に到着しています。たいした距離でもなかったのですが、ちょっといろいろと探索で手間取って。
小足沢ですか。気にしないで行ってらしてくださいな。ただ、その分、こちらもあせりも出ておりますけど。
ふみふみぃ
が
しました
登りの尾根、てっきりもっと奥の中間尾根(1146Pの東南東)かと思いました。あそこは右岸尾根から見てもザレまくりで木一本生えていないので、RRさん以外歩く人はいないだろうと思いつつ、ふみふみぃさんに期待しながら読んでしまいました。実際はそういうことだったのですね。今回は熊さんとはお会いにならなかったですか。
下りのルートは、登りでならともかく自分も発想できないですよ。まずは足を濡らさずに歩けるかを心配してしまいます。
ふみふみぃ
が
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またまたやらせて頂きました(笑)花が咲くにも早いので一先ず社山に行ってその後しばらくは安蘇と前日光かなと思っていたのですが天気が何とも読めなくて中倉山にシフトしてしまいました。来週からしばらくは大人しく安蘇の山辺りで花見でもして徐々に北上し足尾・袈裟丸に向かうつもりです。
たそがれさんは塔の峰にペンキ確認でしたか。実は思ったより天気がいいので仁田元沢に下りてから塔の峰の手前まで登り返そうかと下山途中は思わないでもなかったのですが最後の滝で懲りたのでやめました。
中間尾根、井戸沢右岸尾根から見ると急峻なんですね。私は井戸沢右岸尾根から登ったことがないため何も気にせず向かうことが出来ました。
ふみふみぃ
が
しました
たそがれさんの沢入山への記事は拝見しております。そちらもいずれ、ですかね。1255mから南西に向かえば安全に沢に下りられたように思えますがその後仁田元沢の滝で濡れるのが確実、このルートは私もお蔵入りですね。
直瀑奥は本流の滝で濡れざるを得ませんが、私が下りてきたところから下流は靴をぬらす心配はなかったです。
今回の時間は距離が短かったからですね。これ以上長いと膝に来てペースダウンするので。登り返しもありませんでしたし。
小足沢、シャクナゲさんの開花に合わせていくので焦らずとも良いですよ。しばらくアカヤシオを探しに低山へ出かけてきます。
ふみふみぃ
が
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奥の中間尾根(1146Pの東南東)も見ましたけどあれは無理ですね(笑)私は潅木が生えている土の地面なら多少急でも大胆になれるのですがザレた急斜面、細尾根は怖くて無理です。1146P合流手前の細尾根も見るからに恐ろしくて私が行くことはないでしょう。
熊さんには会いませんでした。下りで熊糞かな?と思うようなものも少しは見ましたけれど遭遇する気配はなく。猿・鹿・雉には出会いましたが。
下りの尾根は暢気に歩いてました。沢で足が濡れてもあとは林道あるくくらいだろうからいいやと。水量が少なくて助かりました。春になったら水量も増えてこんな暢気なことはできませんね。
ふみふみぃ
が
しました
さて、今回の登り尾根、昔カミサンと暗闇の中下った尾根と思います。石塔尾根に上がるには1番安全かな。
下りに使った尾根は数年前に同じラインで登りましたよ。何ヵ所かケルンを積んできましたけどもう無くなっちゃったかな~。途中、作業道が横断しているのですが気付かなかったかな。仁田元沢古道は古地図だと沢沿いになっているので別の作業道だと思いますが。
対岸の尾根、良いところに目をつけましたね。足尾の山はどんな奥地でも人の手が入ってますのでたまに古えの遺物が見つかったりします。その写真だと大抵の人は何処だかわからないと思いますが
、もしも行った際には取り付きの詳細は控える様にお願いします。最近ナンチャッテ足尾フリークが増えたもんで。
では次回のレポ楽しみにしております。足尾にはそれなのに危険が付き物なのでお気をつけて。
ふみふみぃ
が
しました
コメント頂きありがとうございます。
私は一般的に人から見向きもされなそうな地味な尾根達ほど何か愛おしく地形図で見つけては足が向いてしまうのでそんな記事を楽しんで頂きとても嬉しく思います。
暗闇の中、しかも下りとは・・私は怖くて無理ですね。いや谷底が見えないから逆にありか・・いきませんけれど。やはり一番安全な取り付きでしたか。あの尾根から先、木々の生えない支尾根達は行こうという気に全くなりませんでした。私はなるべくザレた斜面よりシャクナゲさんの住まう密藪を選ぶ生き方をしていく所存です。
足尾のRRさんならこの尾根歩いてたりするのかな、とケルンがありそうな所は探しながら歩いてましたが見つかりませんでした。あの尾根上部から来るのは明確で分かりやすく中間も歩きやすいのに対し下部は取り付きが崖登りから始まるわ、滝の先には落ち葉の急斜面はあるわで登りで行ったらむしろ引き返しそうな感じでしたが狙って登られているとは流石足尾に精通しておられますね。作業道は気づきませんでした。修行が足りません。
ふみふみぃ
が
しました
対岸の尾根、やはり登られているんですね。古の遺物ですか。祠とか分かりやすいものだといいんですが。あの尾根、末端は岩、しばらく行っても岩場、と取り付きをどうするかがポイントになりそうだな、と大体イメージは掴んでいますが。もしいったら分かる人にはこうなんじゃないかな?と思われる程度にぼかすか中略しておきます。私もまだ真っ当に登山初めて一年未満の未熟者であんまりデカイ口は叩けないのですがピンクのヒラヒラを見るとついガッカリして街に連れ帰ってしまうので手間を省くためにもテープを盲目的に信用しないと歩けない人、回収しない人にはなるべく進入して欲しくないですね。
しばらくアカヤシオ探しで足尾から離れますが徐々に北上して足尾を目指すのでもしも出会ったらよろしくお願いします。危険箇所に出会った時、引くべきところはひける判断力と時間の余裕を持って行動するよう気をつけます。今後ともよろしくお願いします。
ふみふみぃ
が
しました