2016.4.23(土)
奥山林道起点 -林道分岐直後尾根取り付き -843地点 -950m辺りから謎のトラバース道探索  -謎の洞穴発見 -岩場トラバース断念 -木の根掴んで岩場登りで当初の一本北の支尾根   -支尾根合流地点 -1215.7三角点 -1147鉄塔 -田沢奥山 -家の串 -郡界尾根を西進 -1102地点付近鉄塔へ南進 -1102地点付近鉄塔 -支尾根南進 -奥山林道ヘアピーンカーブに下降 -奥山林道 -奥山林道起点

おおまかなルートは単純なのだが色々余計な動きをしてきた。



アカヤシオの開花標高的に栗生山か根本山を北から攻めるか迷っていたがそろそろ足尾に行こうかなあという思いもあり迷っていた。しかし週末の天気はパっとしない。これなら足尾はなしだ。そんな折こぼしださんの鳴虫山の記事を見て標高1000m上でもそれなりにアカヤシオが咲いているのを知った。それなら栗生山ではなくその奥、一月にくず葉峠からの破線と絡めて歩いたその先、家の串と田沢奥山に行こうと考えた。

あにねこさんから田沢川の源流にはアカヤシオの群落があるとコメントを頂いていたため、その辺りの尾根を登り、復路で家の串から郡界尾根の歩いていない部分を繋いで前回とは逆ルートで奥山林道に下る計画を春になったら実行しようと前々から考えていたのである。

実行に辺り適当に検索してみると登りで使う尾根、最近だと赤城良常さん、tomoさん、でんさんが昨年歩かれた記録を見つけた。結構歩かれている人はいるようだ。どうやらアカヤシオは結構凄いようで期待は高まるが今週は雨降ってたし時期が少し早い。大丈夫かなあ?と思いつつ来週は前日光に行きたいのでとりあえず6時過ぎに家を出た。
この時点では冒険する気は特に無かった。本当に。



とりあえず前回と同じくよくわからない山域をよくわからない歩き方をしたので先に前半のルート図を貼っておく。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

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ルート図を貼った上でここはどこですか?となると思うのだが栗生山の北東方面に位置する。桐生市の北東の果てだ。
相変わらずGPSは変な軌跡になったりしているがEからスタートしてSを通り尾根に乗った。
トラバース道とかは後述。洞窟先のGPS軌跡は変なところを通っているがこれは大体正しい軌跡である。



順調に走り水沼から栗生山方面に進むと雲が進行方向を覆っている。雲っているというより雲に山が包まれているように見えるが?雨降らないはずなんだけどなあ。
奥山林道起点につくと車が一台止まっている。先行者かな?まだスペースがあったのでレガシィを停めて準備をする。
8:30、歩き出す。
地面が湿っている。
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早速橋を渡りその先へ。一回通っている林道なので迷いは無い。
分岐で橋を渡り取り付き予定地点へ。
本日の登山口です。
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潅木を掴んで水飛沫が。夜まで雨が降っていたらしい。前回の石灯籠に続きまた幸先の良くない登り初めだ。水しぶきを浴びつつのりあげる。

ツツジが咲いてる。すっかり新緑の装いだ。
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つるっと行くと両サイドの沢に一直線。
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細尾根の先は安全地帯だったがツツジが咲いてるのは斜面なんだよなあ
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水しぶき浴びつつ斜面を登り上げると600m辺りで林道が横切る。地形図ではここまで伸びてないはずなんだが?左に行くと奥山林道だけど右に行くとどうなんだろう。
DSC02531


林道対岸に登り植林帯の急斜面で一気に標高を上げていく。
700mくらいで自然林になった。
730m級小ピークから細尾根鞍部に少し下る。
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なにやら空模様が怪しいが雰囲気のいい尾根になった。
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北東に上っていく。800m級小ピークの辺りは松ぼっくりが敷き詰められて。9:36。
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843m地点付近のアカヤシオは少し盛りを過ぎた感が。
桐生市のHPで奥山のヤシオツツジと出てくる岩場があれかなあ。
西斜面は艶やかだが切り立った岩場なので近づきたくない。
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悲報、この後進んでいく先の鉄塔さえ半分隠れる。
今日は展望絶望か。
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準備運動開始?一瞬だけだった。
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帰りの尾根はアカヤシオなさそうな。山桜は見えるけど。
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アカヤシオの養分にならないよう気をつけて近づく。
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何かコンクリと鉄骨の基盤後みたいなのがあるけどなんだろうと思いつつ通り過ぎ950m辺りに。何か尾根左にトラバース道らしきものが?
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踏み入れてみる。明確に人の手に寄るものだよなあこれ。尾根の北側をトラバースしていく。
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トラバースが終わり少しなだらかな場所に着く。この辺りだけ地面の色が灰色で違うなあとおもっていると。
おや?
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おやおや?
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熊とか出てこないだろうな・・・一応覗いてみる。
暗くてよく分からないが奥行きはないなあ。木の棒のようなものがあるような。
何のために掘られたのか。何を掘っていたのか不明である。10:20。
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踏み跡は尾根を離れて一本北の支尾根との谷間へ伸びていく。
成り行き任せで辿ってみる。
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しかしその先で踏み跡は小規模の土石流に飲まれて辿れなくなった。
仕方ないのでそのまま北進トラバースして一本北の支尾根の西側を回り込もうとするが岩場である。
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無理やり奥へ進んでいったのだが・・。詰んだ。
高さそこそこ、落ち葉の急斜面で潅木が足りない。ちなみにずるっと行ったらこの下は崖なので死ぬ。
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撤退撤退。ちらっと真上を見上げて岩を登れないか確認するが三手くらい先がきつい。
引き返す。

土石流地点までふらふらと引き返した。この辺りはGPS軌跡に読み取ってないが尾根を西に巻くように悪あがきしていた。

しかし最初の支尾根に戻るのもつまらないので土石流付近を少し登ると北の支尾根に使えそうな溝が。
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溝の左サイドの岩場がいけそうなので木の根を掴んでよじのぼった。かなり強引なわざなのでオススメできない。
一息ついて見下ろす。・・・戻りたくない。
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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. 瀑泉
    • 2016年04月23日 22:45
    • いや~ある意味,ニアミスでしたネ。
      実は,前回のふみふみぃさんの記事を読んで,週半ばまで,田沢奥山に行くつもりだったんですヨ(それも,歩こうとしていた尾根はほぼ同じで)。
      でも,1200mクラスだし,皆さんGW頃登ってるんで,今日は別の場所に行って来ました。まぁ,おかげでまたしても運命的な出会いがあったんですケド,その話はブログで。
      ちなみに穴は,人為的なモノならマンガン鉱ですかネ。
      またまた,アカヤシオ情報お待ちしておりますヨ。
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      ふみふみぃ

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    • 2. ふみふみぃ
    • 2016年04月23日 23:41
    • 瀑泉さん、こんばんわ。
      昨年のでんさんの記事へのコメントを見て実は瀑泉さんもそろそろここ狙ってたりしてね、とは思ってました(笑)。この尾根アカヤシオポイントも広く分布してるので時期は難しいですけど、1000m上の一番いいところは来週半ばから週末行ったら凄いんじゃないかと思いました。私は郡界尾根歩く目的でこのルートにしましたが、アカヤシオ満喫ならでんさんが歩かれたルート+私が変な行き方した支尾根を上から安全に散策するのがいいと思います。私は次は前日光に行きたいのでここはまた来年ですね。
      出会いは気になりますね。木曜を楽しみしてます。まあ金曜コンぺで朝早いんで見れないのですが(笑)。
      人為的な穴でしょうね。掘り出した土砂で周りだけ地面の色違いましたから。
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    • 3. サクラマス
    • 2016年04月24日 03:14
    • 歩いた軌跡は違いますが数年前に田沢奥山だけは行きました。確かにアカヤシオの古木があり人目にはつかないので雰囲気の良いところでした。因みに私が知ったのは山とんぼさんと言う方の記録を読んでからです。
      『安蘇の山懐から』というHPをお持ちになってます。
      たぶん知ってるとは思いますが
      (^^;;
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      ふみふみぃ

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    • 4. ふみふみぃ
    • 2016年04月24日 09:07
    • サクラマスさん、おはようございます。
      田沢奥山に行くには北か東からが通常ですよね。私は春以外の季節でアカヤシオと他の木の区別が付くかどうか・・。
      区別が付けられたら秘密のスポット探しが捗るのですが。
      山とんぼさんのHPは安蘇の山について調べていて辿りつくことが良くあります。サクラマスさんのコメントで家の串の記事を見直していて私が家の串付近で見た白い大きな花がタムシバだと分かりましたありがとうございます。山とんぼさんが16年前に歩かれた時からあの場所で人知れず咲いていたのだと思うと感慨深いです。
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      ふみふみぃ

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