1500mを過ぎると尾根中心からツツジ達は姿を消す。
まあ西側の斜面に寄ると生息してるんですが。
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咲き具合も微妙になってきたので尾根の真ん中へ。
1650mくらいで東からの支尾根をあわせて。どちらかといえば東の支尾根が田母沢二俣中間尾根の本流なきもするが。
蕾のシロヤシオと男体山。
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1720mくらいで一休み。今日はまとわりつく虫が邪魔。ハルゼミも鳴いていた。
笹が生えていない木陰にザックを下ろしてカロリー補給。

歩きを再会。すぐに展望地。黒岩尾根が見える。
登山客がぽつぽついるので手を振ってみるが気づかれた様子はない。ここに人がいるとか想定していないだろう。いるんだなこれが。一人含み笑い。
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この先も地形図どおりゆるく歩いて登山道に合流できそうだ。
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気分の良い薄い笹原より。
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結構登ってきたな。少し風を感じて寒い。この時期じゃ薄い長袖一枚は寒いか。でも上着を羽織ると汗をかくのでとうの昔に脱いでいる。
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登山道は近い
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適当に登山道に登り上げると、苦しけりされど登りたしの看板。ちょうどいいのか悪いのか。10:51。4時間40分くらいか。序盤ゆっくりのわりにはまあまあ?笹も深くなく歩きやすかった。ほどよい傾斜の土の地面で足にも優しく疲れは余り無い。いややっぱり疲れた。

適当に見渡す。渓谷からは砂が舞い上がっていた。谷は怖いので見下ろさない。
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登山道で登りだす。岩っぽい登山道は歩きにくい。さっきまでの方が歩きやすかったな。藪に帰ろう。この展望は好き。
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そろそろかと登山道の横を覗き込む。・・・やはりいたか。
シャクナゲリラが藪にまぎれて様子を伺っている。分かりやすい造形なので丸分かりだ。
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箱石金剛、11:33。金剛力士象は見当たらない。
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ザック横にくくりつけた物を掠め取ろうといたずら好きな高山植物が時々手を伸ばしてくる。何もくくりつけていない僕には無意味。

しかしふとした違和感に気づきシャクナゲさんを捕獲。葉を裏返してみる。
いつもと色が違うような気がしなくも無い。葉もいつもと少し違う気がするし・・。
これがハクナゲさん(ハクサンシャクナゲ)か?いつナゲさん(いつものアズマシャクナゲ)と似ているようでどこか違う。花芽も赤くないし。
帰ってから先週のオロ山の写真を見返すといつナゲさんにハクナゲさんが混ざっているようにも見えた。赤い花芽がちらほらいたので先週はいつも通りと油断していたな。自生の変種もかなり多いらしいしシャクナゲさんの判別は花開かないと確定できないのかも。wikiではアズマシャクナゲの葉の裏は淡褐色の綿状の毛が密生とか書いてあるが、いつナゲさんとwikiのアズマシャクナゲ見本の葉は何か違う。シャクナゲ道はかくも厳しきものなのか・・。
ハクナゲさんがセクハラと騒ぎ出す前にリリースした。
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シャクナゲさんの見分け方に悩みつつ進んでいくと男体山、大真名子、小真名子。
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いよいよ姿を現す女峰山と後ろは帝釈山か?
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前女峰もちらみできたのだが東サイドがスパっとなくなっていて恐ろしい。西から巻くように行くか・・。

登山道が唐沢小屋に向け北西へ方向をかえて少し行ったところで適当に前女峰へ向かい薮入りする。青空が見えて尾根の上に出そうになった。でも東が切れてるっぽいしなあ。
ちらっと覗き込む。
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こらアカンやつですわ・・・。震えながら引っ込む。尾根上を歩く気にはとてもならない。少し西側をコメツガだかシラビソだかの針葉樹藪と格闘しながら進んでいく。
密かに仲間入りするハクナゲさんの姿が。
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せいやせいやと来週の予行演習と藪を掻き分ける。ちょっと開けた場所に出たがまた藪掻き分けて。

12:39、前女峰についた。ちょっと曇ってきた?まあ目の前の赤薙山からの稜線見えてるから良いか。
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採掘場並みに崩れた恐ろしき光景。内の外山には行かないようにしよう。
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さて時間に余裕はそんなにない。女峰へ急げ。
しかし鞍部から登山道にいけるのかどうかガレが怖かったのでとりあえず一目散に唐沢小屋に下った。藪が薄い。なんだこちらからくれば早かったのか。

12:53、唐沢小屋。藪が無いと早いね。このまま女峰へゴーだ。

ガレ場は慎重に
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前女峰からの稜線
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ちょっとガスってきたけどついつい景色に目を奪われてしまうのは仕方ない。
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山頂神社にお参りもそこそこに山名板へ。13:34。
おっさんそこで飯食うなよ・・。そこの場所にいたら皆の邪魔だってちょっと考えたら分かるはずなのに。映りこんで良いのはシャクナゲさんだけだ。
これだから人気の山は嫌なのだ。
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少し水を差された格好でむっとしたが兎にも角にも女峰山にリベンジ達成だ。
滝尾神社からではないが未知の地味尾根歩きで前女峰にも寄ったから許してもらおう。

三界岳とやらもいずれ・・
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続く