2016.5.28(土)
栗原川林道駐車地 -倉見林道入ってすぐの広場 -1412地点へと東へ上がる支尾根 -1613地点 -地形図にない林道 -林道終点 -1790.7三角点 -奥袈裟丸山最高点 -中袈裟丸山 -後袈裟丸山 -1841地点 -1687地点 -三回渡渉 -倉見林道起点 -倉見林道 -栗原川林道駐車地

一日シャクナゲさんに振り回された。


今年上半期最大の課題として奥袈裟丸山西尾根の探索を考えていた。
奥袈裟丸山の西サイドについてネットで情報を得ようとしても皆目得ることが出来ないのである。調べても出てくるのは倉見沢を遡行したか倉見林道を歩いた記録だけだ。
この尾根に目をつけたのは去年の秋なのだがアクセスが極端に悪く、タイヤバースト連発と悪名高い未舗装の栗原川林道を走らないといけないのである。
しかしこの林道、毎年五月の開通直後は比較的整備されているらしい。だから僕は五月になるのを待ち続けていた。

また倉見川を挟んで対岸に位置する後袈裟丸山西尾根もネットで情報を得ることはできない。だから去年の10月末ヒゲを連れて乗り込んでみた。ここは郡界尾根の一本北に位置するのだがやはりアクセスが悪く郡界尾根登山口から無理やり回りこんでとり付きまで2時間ほど掛かった。歩いてみると中々悪くない地味尾根だったのが徐々にシャクナゲさんが出没し郡界尾根合流直前の急斜面ではシャクナゲさん&コメツガの密林でヒゲは死を覚悟した。まあ20分ほどで抜けられたのだが以後ヒゲはシャクナゲさんに対するトラウマを抱えたまま生きている。

この日の経験から僕は奥袈裟丸山西尾根もシャクナゲさんに支配されていると見ていた。
栗原川林道開通後シャクナゲさんが開花する五月末、決戦の時はやってきた。


5月28日、今週も出張・残業の繰り返しで疲労していたのでちょっとゆっくり寝すぎて4時半に家を出た。コンビニ立ち読みを決めつつ栗原川林道の入り口まで走ってきた。天気はイマイチだがどうせ展望なんぞ端から期待してないから構わない。
さて問題の悪路である。未舗装路に突入すると確かに整備直後だけあり落石は無い。しかし皇海山に向かう人が通るためか結構轍がえぐれているため神経が磨り減る。丸っこいけど石が出ているのだ。獣避けのゲートを開き奥へ。
鋭い石やデカイ落石はないがやっぱり轍がえぐれているのが怖い。じりじりと走り新地林道分岐を横目にヘアピンカーブを登れば倉見林道分岐のところまできた。何か広いスペースだな。ここに停めるか。準備をして7:39、歩き出す。

バイクと軽が通過。ダート全長40kmの魅力にライダーが集るらしいが軽は皇海山かな?
7:49、倉見林道分岐。右の倉見林道に入る。ここの写真だけ見るとすごくよさげな林道だ。
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10分ほど林道を適当に歩いていると広場のような開けたところに付いた。林業拠点か。右を見ると取り付きに都合がよさそう。地形図を見ると狙いの方向に進める支尾根にいけるようだ。ここを登山口にしよう。
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崩壊作業道で登る。右下の倉見林道を見下ろすと土砂崩れで塞がれていた。
去年はもっと奥までジムニーで行った動画を見たけどこれじゃここで通行止めだな。
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奥まで作業道でいけたら楽なのだがそんなに甘くない。すぐに薮入りだ。ここは右に入っていく。
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硬い枯れた笹が痛い。まあ獣道があるからいいのだが。
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せいやせいやと微妙な尾根系を登ると明確な支尾根に乗った。1412地点へと続くルートに乗れたようだ。笹も消えたかと喜ぶ。8:26。
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しかし現実は非情である。藪が無かったのは1分だった。
獣道を辿る。
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南から支尾根を合わせて尾根が広がるが状況は変わらない。ヤマツツジも稀にいるだけ。物好きの中でも奇異な嗜好のものしかここにはこない。僕だけかもしれない。

1350mくらいまで登ってくると笹が青々としてきた。
1412地点によるのが面倒でピークの北西側をぐるっとまくことにした。獣道を辿ることなら得意だ。笹もそこまで密でないのが救い。秋にはやばそう。8:56。
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トラバースを終えて1412地点北の鞍部へ。9:12。
ここは笹が一瞬無いのでキャンプできる。する気はない。
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笹がすくすく育っているが僕には獣道があるから。
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やたらと笹が茂る南から直接尾根に乗るのは避けて弾幕の薄い南東からトラバース気味に登る。
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獣道の有り難味を感じながら進む。
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稀にツツジもいるが女峰山に行ったほうが良い。
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細尾根を北進。1530mに上がる手前は急だろうなと思っていたら案の定。まあ大したことはないのだが。



中トトロが通りそうな枯れ笹の中の獣道を登るとしょぼいツツジトンネルへ。
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1530mくらいまで登り上げて1613地点を目指す。
まあ相変わらずの光景である。
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いつ熊とかでてきてもおかしくはない。youtubeに先週栗原川林道で子連れ熊に会いかわいいーなどと言っている動画が上がっていた。よく怪我も無く帰れたと思う。僕のいるとこにはこないで欲しいなあ。熊鈴は新調している。澄んだ音が好み。
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1613地点を過ぎて東へ進む。笹が少し背を高く。獣道もよくわからなくなったので適当に登っていく。
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1613地点先鞍部から少し進んだところ。展望地。後袈裟丸山西尾根。10:21。
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霞む赤城山。
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笹薮も飽きてきたな。適当に進める密度なのが救いだが。
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1680m小ピークから鞍部に下っていくと笹が薄くなりようやく動きやすく。
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あれっ?前方に明確な作業道のようなものが見えるのだが??
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とりあえずシロヤシオでも見て落ち着くか。
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無視しようとしたがやはり気になるので近づいてみる。
振り返ると明確な道。地形図の林道ここまで延びてるのかよ・・。
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続く