前方にも続いていく林道。僕のここまでの藪漕ぎはなんだったのやら・・。
まあいい折角だから使わせてもらおう。
31969432.jpg



5分後、林道終点に達した。嫌がらせかこれは。10:58
9503f86f.jpg



ここまでの軌跡と林道の位置関係を示す。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

a


ここまで林道が繋がっているとは・・。楽して1790.7三角点峰目前じゃないか。林道歩いてくればよかった。なおこの林道高場沢支線と呼ぶらしい。まあ本当に繋がっているのかどうかは確かめてないけど。

ガックリときたが1790.7三角点にはきっとシャクナゲさんが暮らしていると思い足を進める。

笹が消え中禅寺湖南岸尾根やオロ山の山頂近くの雰囲気に近くなってきた。・・・これは藪の化身がついにくるか?1790.7地点へと登っていく。
DSC04390


白いビニール紐が三つだけ合ったがたぶんハイカーの仕業ではないな。
いつもの高山植物は一向にその姿を現さない。いつも黙ってても出てくるのに。
DSC04393


薄い笹の茂る1790.7三角点峰についてしまった。・・・ついてしまった。11:21。
ああここはシャクナゲさんの楽園だと夢想し続けてきたのに・・。僕の片思いだったとでもいうのだろうか。黄色いテープにはSJM 大門とかすれた字で。林道で簡単にこれるもんなあ。
大多数の人がこようと思わないだけで1790.7点三角点は誰でも楽勝でくることのできる場所だったのだ。
DSC04394


なんてこの時は思っていたのだがどうやら実は違ったらしい。「SJM 大門」で調べてみるとこのテープをつけた方の記録が見つかった。林道は地形図での終点以降は途切れ途切れになり結構苦労されたようだ。なお「大門」というのはこの三角点名。僕はいちいち三角点の名を見ないので知らなかった。
そんなわけで誰でも楽勝にこれるわけではない。僕の藪漕ぎは無駄ではなかった。良かったね。


まあこの時点ではそんなことも露知らずシャクナゲさんとも会えないショックで僕は失意のまま奥袈裟丸山へ向かって進んでいた。
鞍部周辺から。シャクナゲさんはどこだ
DSC04399


毎週のようにシャクナゲさんと会っているが未だにその生態はつかみきれない。細尾根が好きで北方面に多く生息しているのはなんとなく分かっているのだが。後袈裟丸西尾根との違いはやはり尾根の細さなのだろうか。

いつも藪山を行くものの前に突然現れ最近ではHIDEJIさんのポールとポカリを掠め取ったりやりたい放題のシャクナゲさんだがいざこちらから会いに行くと神隠しにあったかの如く姿を現さない。気まぐれにも程がある。
死せる孔明生ける仲達を走らす。居らぬ石楠花求む僕を歩かす。シャクナゲさんは軍師だったか・・。完全に一杯食わされた。自身の存在感を囮にして袈裟丸深部に誘い込むとはシャクナゲさんにしか出来ない芸当である。

今日ほとんど休憩してないからつらくなってきた。でも奥袈裟丸いかないと休む気にならない。北によりすぎたので少し南へ。
DSC04401



倒木跨いで先に進む。最後は傾斜がきつくなってくる。足に来るという意味で。
DSC04406


そして押し寄せるコメツガ軍団。おいお前らシャクナゲさんをどこに隠した。
早く出せ。コメツガは枝が硬いし先端が腹に刺さると痛い。
DSC04409


隙間に潜む囚われの姫。虫に齧られ元気が無い。花もない。見なかったことにしよう。
DSC04410


密林ではないがドSなコメツガ帯は続く。
DSC04411


やっとの思いで袈裟丸主稜線の尾根に登り上げるとそこにはいつもの高山植物、シャクナゲさんの姿が。遅いぞ?と咲き誇りふんぞり返っている。
なんだか腹が立ったのでつついてやった。
DSC04413


奥袈裟丸山の少し南に出てしまったので北に上る。シャクナゲさん達を眺めつつ。
奥袈裟丸山最高峰1961m、12:48。姿無きシャクナゲさんに翻弄されてここまできてしまった。
DSC04415


小法師尾根は霞んでイマイチ。これから先に歩いていくもう一つの奥袈裟丸・中袈裟丸・後袈裟丸への稜線。
DSC04418


流石に疲れた。腰を下ろし羽虫たちを追い払い食事。今日の虫はやばい数十匹が集っている。

食事を終えた頃後ろのほうから鈴の音。まだ遠くて近づいてくる気配は無いので先へ進む。13:00。

登山道は歩きやすいが東サイドは切れているのが怖い。
DSC04426


登山道を覆い隠しザック横の物を掠め取ろうとするものたち。
DSC04428


綺麗な花でおびき寄せてその隙に奪い取るのだ。
DSC04434

DSC04438

DSC04451


三角点の奥袈裟丸も超えて前へ前へ。
被写体があちこちにはいるので中々進まないのだが。
崖への誘いもある。
DSC04458

DSC04461

DSC04473


登山道なんて関係ないぜとばかりに自由気ままに枝を伸ばすシャクナゲさん。やはりこうでないとな。
DSC04478


中袈裟丸山に14:27。
DSC04485
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット