ちょっと下ってしつこく眺める巻機山への稜線パノラマ(拡大可)。
水場と軽量化が図れれば行けそうなんだけどそれが難しいんだよなあ。
テント泊は不可避だし。
(その1年後みー猫さんとテン泊で縦走することになる。
https://blogs.yahoo.co.jp/fu32miffy/37741165.html)
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何か微妙にザレてる感じの下りにくいとこを下りていくとバテている大学生軍団。寄り道してきた僕より疲れ果てているとは情けない。若さはどうした。山岳部じゃなくてもうちょっとゆるい部活かサークルなのかな。抜かしていく。

彼らに気をとられたというわけではないが歩きにくいところは写真を撮り忘れた。
1700mくらいまで下りてくれば後は緩く歩いて行くだけだ。のんびり行こう。
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1560m鞍部の池もどきの横でちょっと休む。大分休憩するのを忘れていた。
ついでに水が尽きた。
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まあ清水峠はすぐそこだし水場があるからいいけど水涸れてたら詰みますね。
沢でも行くか。

元気なおばちゃんトリオに休んでいる間に抜かれる。大学生軍団より元気である。年をとってもこうでありたい。

歩きを再開。おばちゃん達に追いつく。道を譲られる。
大分下ってきた。振り返る。
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清水峠はすぐそこ。下の小さいほうが避難小屋。
テントじゃなくて避難小屋泊まりでも良かったんじゃないか?一人だし。
そういう疑念がわいてくるがM崎君と夏はテン泊で出かけるための修行と思えば仕方ないのだきっとそうだ。
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15:40くらいに清水峠に着いた。そのままテン場をスルーして水場直行。
なんだか分かりにくいな分岐に水場と書いてないし。調べてきてよかった。
水場はパイプ四本からはなにも流れておらずその奥のコケが生えた細い流れが壁に。
一応ゆっくりではあるが汲める。冷たくておいしい。
1L即飲みほしてから4.5L汲んだ。
その間大量に集う小虫にたかられ続け酷い目にあった。痒い。
虫に嫌気がさして写真を撮らなかった。

ここまでの軌跡



テン場に戻ると抜かした大学生グループと逆方面から来たという別の大学生グループがテントを張っていた。
片隅に僕もテントを張る。

水場に行っていない彼らに水場は虫多いから気をつけてと言っておく。その後いったらしいがやっぱり虫はやばかったようだ。

テント重かったけどザック中に入れても一人で寝る分には快適だなあ。これはツェルトより断然いい。エアマットと寝袋を広げて後は飯食って寝るだけ。
チキンラーメンにシーチキンを入れてみるが相性は微妙。

18時にさっさと寝ようとしたがバテていた大学生グループがドンチャン騒ぎでうるさい。21時くらいまで騒いでいた。やはりなんちゃって登山部か。ファミリーキャンプ場の片隅でやって頂きたい。日没で暗くなったら静かにするのがマナーではないのか。もう一つの真面目っぽい大学生グループのテントからも文句の声が漏れてくる。もう少しで文句言いに行くところだった。

夜は風が強い。びゅうびゅうとテントを揺らす。固定してるからいいけど。気づいたら寝ていて2時には目が覚めた。星を見るが外に出ると寒いし写真にうまくとれないので引っこんで二度寝。

三時前に起きてお粥にウインナーをぶち込むという良く分からない料理を作って食べた。
周りも起きだしている。騒いでた奴らも朝早いことだけは褒められるがだったらなおさら速く寝ろと思った。

撤収準備を整えて下山にかかる。
なお谷川岳縦走コースに行くつもりはさらさらない。目的は昨日撤退したとはいえすませたし今日はさっさと帰りたいのだ。というかこの重量装備でもう登り返したくないし。
というわけで土合にトラバース道で帰ることにした。

いかにも人通りが少なそうである。谷川岳の通常の核心を全部無視してトラバースして清水峠に至る道だからこんなのを登ってくる奴は常識で考えたらいない。まあここを下る奴もほとんどいないだろうけど・・。

そんなわけで4:22、下山開始である。たぶん10時くらいには駐車場につけるはず・・。
おはよう谷川岳。
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分岐を南へ行き南西へとトラバースしていく。
ずっと続いて行くのだなあ。
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昨日歩いた朝日岳とかは逆光でよく見えない。
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とりあえず鉄砲尾根にある鉄塔が第一ポイントか。
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何度も沢が横切る。なお藪の中を踏み跡が通っているトラバース道で結構細く左サイドつるっといったらサヨナラな結構危ない道だ。
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基本こんな感じで藪がもっと濃くなったりする。
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一瞬道が広くなったと思ったら第一ポイントの鉄塔。5:21。
朝日が昇る。おはよう日本。
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次のポイントは随分遠いなあ・・。
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道中和ませてくれた花。
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藪で隠れてるが左はツルリ=アウトは続いている。
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沢が横切るところでトラロープ登場。
登山道なのか怪しんでいたが手入れはされている空気を初めて感じた。
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流石にこれはやばいだろ・・というザレた場所にはトラロープがあり安心。
でもここもロープほしかった。
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一般登山道と思えぬラフさに笑ったところ。結構高さがある段差。
申し訳程度にトラロープ。
一段トラロープで登った跡が問題で足場が狭く土でズルズル。
左手にトラロープ、右手に木の枝。
無理やり左足でジャンプして右足を石の上にえいやと乗せてなんとかなった。
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その先は免疫ができたので一々気にすることはなくなった。踏み跡が明確なだけましだろう。
横切る滝を見つつ進んでいく。


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心を入れ替えたのかと広い道になったら分岐に着いた。6:35。
ここまで微妙に危ういトラバース道を5.5kmなのでちょっと疲れた。
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分岐を土合方面へいくとすぐの避難小屋。誰か使う人いるのかなあ。
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ようやく普通の登山道になったなと思ったらすぐ分岐。
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旧道はずっとトラバース。新道はジクザグに河原までおりてから川沿いトラバースで距離が短いようだ。岩場の危ういトラバースとか地図に書いてあるが知ったことではない。登山道ならいけるだろ。

こんなんでもさっきまでのトラバース道に比べたら天国。
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その先のジグザグ道はまあ細くて落ち葉積ってるけど普通の登山道だった。人通りがなさそうなだけで。

続く