シャクナゲートを突破するとその先は倒木があるものの藪は大したものはなく錫ヶ岳南東斜面まで辿りつけた。9:21。
見上げてみるがここからがまた面倒そうな・・。
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コメツガが支配する領域だが最初のうちは急斜面を登る手すりがあってラッキーと思っていた。しかししまいにはジャングルと化してしまう。
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ジャングルを抜けると急斜面の濡れた笹達。
これがまたつるつる足が滑って厭らしい。またも腕力頼りに登りあげた。ジャングルよりつらかったかもしれない。
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2250mが近づき少し傾斜が緩やかになり笹も消えたのでやれやれ後は楽生かと思いきや、みー猫さんが言うところの灌木デブ返し現る。
デブじゃないんです・・でも通るのがつらい・・。
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デブ返しから逃げたらジャングルに。隙がない多段仕掛け。敵もさる者である。
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急斜面笹藪再び。この辺り雲が通過していたので濡れ濡れ。またも滑るので腕力で・・。
普段からダブルストックで腕力を鍛えてなかったら詰んでたかもしれない。
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そしてまたもジャングル&デブ返しとギミック豊富な細尾根らしきところを登っていくと2360m辺りで天国(白錫尾根稜線)がすぐそこに。10:24。
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しかしここまで来て登山道もどきに逃げるのも癪なので意地で濡れ濡れの笹藪をかき分け掴んで泳いでいく。
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笹の海を泳ぎ終えて一息。雲って来ちゃったなあ。稜線は風がうなりを上げておりちょっと寒い。
もう少しで山頂だ。登山道に踏みいれないよう気をつけて向かう。
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10:43、念願の錫ヶ岳到着。五時間かからず到着できたがかなりハードだったな・・。初錫ヶ岳でここまでハードなルート選んだ奴は他にいないんじゃないかとさえ思える。
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今日は西の湖の終バスが16:34なので先を急がないといけない。カロリー補給して軽く休んで先へ。笹藪たちのせいで靴の中までビショビショである。

うっすらと霞がかるが眺めは良くて。これから向かう先が見える。
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疲れているのと笹が深く濡れているのでやたら転ぶ。ついでになめてたら道をそれた。
ちょっと東にそれたところが眺めがよかったので一枚。
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ここまで来たので宿堂坊山までの未踏区間を歩いて行くがもう疲れたので帰りたい気持ち。中禅寺湖まで飛びたい。
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手入れされた登山道は歩きやすかったなあと6月の手抜き歩きを思い出しつつ笹で滑る現状を鑑みる。
この先の笹も遠くから見る分にはいいけどいざ歩くと面倒なのだろう。
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時折現れるシャクナゲさんにかまっている時間もなく進んでいく。
結構下りてきたなあと振り返る。
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シャクナゲさん&コメツガのトンネルをくぐると展望のある2077地点。12:15。先週のみー猫さんとオーバーラップか。
群馬方面、これ行ったら帰ってこれるんですかねえ…。
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軽く休んで先に行く。1832地点あたりの笹原、なんか居心地がよさそう。
下りてみたい誘惑にかられるが我慢。いくなら登りだろう。
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深い笹が消えて歩きやすくなったなと思っていたら足の一部が痙攣しかける。カロリーメイトを切らして別のものにしたのが駄目だったか・・。ごまかしつつ進んでいく。

灌木倒木の代り映えしない光景を心持急ぎつつ進む。目標は二時宿堂坊山なのだが…。間に合いますかねえ・・。
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宿堂坊山への登り返しが実につらい。足を使いたくないので灌木掴んで腕力で行く。
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宿堂坊山に14:10。疲労困憊。疲れすぎて山名板をスマホでしか写真に撮らなかった。
もそもそと残りの食料を食べる。
さてここからどれくらいでバス停にいけるんだっけか。
前回は変な動きをしても1時間半で下れているのだがこの時は忘れていた。

前回は何故かどんどん北にずれて東尾根を巻くように下り落ち葉トラバースなどろくでもない目に会った。今日は落ち着いて尾根の上をキープしてスイスイ下りていく。下り分の体力は回復した。
微妙な支尾根を左に乗り換えて。
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踏み跡発見。先週のみー猫さんのだったりして。
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東尾根を1500mまで下りてきたがまだ三時前。なんだ全然余裕じゃないか。こんな急ぐ必要なかった。落ち着いたのでシャクナゲさんの撮影会を始めます。
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藪界の次代を担う逸材が育っている。
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続く