2016.7.23(土)
瑞牆山山荘付近駐車場 -富士見平小屋 -分岐 -瑞牆山 -瑞牆山東尾根 -小川山と八丁平の分岐 -八丁平 -大日岩 -大日小屋 -富士見平小屋 -駐車場

ガスが酷いし眠かったので金峰山に寄るのはやめた


今週末はどこに行こうかと色々候補を考えてはいたが、巻機山稜線方面はそろそろ暑い気がして秋まで延期することにした。日光の西サイドは来週N田君と行くことに。
と、なるとたまには西の方にでも行くかと考え適当に地形図を眺めてみる。
そろそろ暑いしアルプス日帰りにでも・・しかしどこも遠い。南アルプスならまあなんとかとも思ったが藪はヒルが出るとかとこかで見たような。
うーん・・と迷っていると瑞牆山の東尾根には登山道がないのを見つけた。
なんか危ない岩場でもあるのかと調べてみると最近は歩く人もいるようで危ない岩場はないようだ。そしてシャクナゲさんが暮らしているらしい。ここ2週ほどシャクナゲさんの出番がほとんどなかったからな・・。御挨拶に行くのは悪くないだろう。未開の地ではないようなのが残念だがまあ仕方ない。
なおこの時は知らなかったが帰ってきてから調べてみると実は2014年にみー猫さんもこの東尾根を歩かれていた。2年の違いであるが記事を読んでみると結構この尾根の状況が変わっていたようである。

さて瑞牆山は茨城からじゃ遠いし交通費も高い。ここは100名山も絡む事だし後輩達を投入しよう。
金曜朝、瑞牆山から時間があれば金峰山まで行こうと思うがどうだ?と甘い言葉でS木君を誘うと3秒で釣れた。道連れゲットである。すっげえテンション上がったと言っている。そうかそうかそんなにシャクナゲさんと会えるのが嬉しいか。それは良かった。
ヒゲも誘うが着いてこないと言う。日曜の別イベントには来ると言うのだが。
N田君はこんな100名山絡みのイベントで切るのは惜しいカードなので来週の奥日光にとっておく。
他の後輩は体力的についてこれない可能性があるので二人で行くことになった。

とまあ思いつきで行くことにして金曜にメンバー急きょ集めたはいいが問題はいつ家を出るか。高速代をケチって半分下道で行くので5時間以上かかる可能性があり夜中に出ると危険。夜10時に茨城を出て駐車場で軽く寝て歩きだすことにした。

そうときまればさくっと帰って用意したかったのだが生憎この日は飲み会。僕はアルコール嫌いなので飲み会を基本的にサボることにしているのだが参加費無料だったので飯だけ食べて8時過ぎには離脱しようと考えて飲み会に行った(外道)。
しかしこれが間違いのもと。主食のパスタとリゾットが何と注文後2時間近くたってもこなかったためちびちびと他のツマミのようなものたちで飢えをしのぐはめに。
結局9:20まで粘ってもパストとリゾットがこないので諦めて帰宅→風呂・準備して再度飲み会に舞い戻りようやく届いたパスタとリゾットを食してS木君との待ち合わせに。

ここで我がレガシィに乗り込むおまけ二人。
僕が高尾山辺りから高速に乗ると飲み会で話していたら、だったら途中まで乗せて行ってくださいよ!と言ってくる後輩のよし君とイケメン(川越・東大宮在住)。
先輩の僕を足代わりに使おうとは相変わらずふてえ奴らだな。16号沿いで下してもらってもいいですからと懇願してくるので吐いたら叩き出すとの約束の下ついでに乗せて行ってやることにした。

S木君との待ち合わせ場所でS木君の接近遭遇を目視で確認すると合図もなしに息をひそめ後部座席と同化する二人。お疲れ様でーす、とS木君がやってきて後ろに荷物を詰め込むが気付かず。
助手席に乗り込んだところで
"遅れて悪い、飲み会で飯が出てこなくてさ。土産持ってきたから"
"なんですか?"
後ろを指さしてここで初めておまけ二人の存在に気づき驚くS木君。ドッキリ成功である。

そんな余計なことをしつつ埼玉の途中でおまけ二人をデポ。
混んでる下道で大分時間を喰い高尾山から高速にのる頃には一時を回っていて。休憩しつつ須玉インターで降りてローソンで買い出し。一路瑞牆山山荘近くの無料駐車場へ。霧が濃い。三時過ぎに駐車情着。車は数台。とりあえず5時半くらいまで仮眠することにした。

5時半くらい、軽く寝て目を覚ますと車が増えている。
天気は微妙。晴れるといいけど。S木君を起こす。
湯を沸かし餅ラーメンで朝飯とする。

6:10、歩きだす。取りあえず瑞牆山荘により手洗いに。
案内板にシャクナゲさんも取り上げられている。藪の番人も思わずにっこり。
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6:20、登山道突入。極々普通の山道である。
いつもと違うのは雨上がりで水が垂れてくることかな・・。あと藪歩きでないところか。
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長時間運転と睡眠不足でペース上がらないなあと思いつつ進んでいく。
おまけに視界はうすぼやけ。
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光のさす方へ。富士見平小屋はたぶん近い。
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水・即・飲。とりあえず水は飲んでおく。
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7:02、富士見小屋着。テントは一張り。
100名山のわりに数人にしか会っていない。朝早いからか天気のせいか。
雨は降りそうにないからいいけど。
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登山道を進む。
地面が固いから好きではない。
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しばらく進んでいくと・・・あれが瑞牆山?
なんだ中々カッコいいじゃないか。仕方ないな100名山に認めてもいいだろう。
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7:22、瑞牆山と八丁平の分岐に。
瑞牆山へは一度沢へと下るようだ。
この辺りから周りに藪の番人が見え隠れ。
久々の本格的な出番に備えてアップを始めているようである。
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天鳥川を渡ると・・
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お待たせ!シャクナゲ畑。
イキの良いシャクナゲさん達が待ち構えている。
今行くよ!シャクナゲさん!と行こうと思ったがS木君がノッてこないので仕方なく登山道を行く。
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一刀両断された岩を尻目に進む。
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ヘイ!カム!イエス!
道端からの熱烈な誘いに心を動かさないS木君の様子に失望してシャクナゲさんはいつの間にか去っていった。
針葉樹藪を見つつ岩っぽい登山道を行く。寝不足でいつもよりペースは上がらない。
いや藪じゃないからか?
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聳え立つ巨岩。クライマーは登るらしいが・・。
山頂は近い。
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8:49、軽い鎖場を通りつつ瑞牆山山頂に着いた。残念ながら雲に覆われてしまった・・。
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切り立って怖いはずの崖も下が見えないから怖くない。
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東尾根もよく見えない。
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金峰山もカケラも見えない。それなのに日差しがさして暑くなってきたのが癪に障る。
シャクに障るので山頂横のシャクナゲさんを眺めつつ休憩した。

カロリーも補給して山頂のシャクナゲさんに別れを告げる。
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さていよいよ瑞牆山東尾根だ。
テープもあるらしいよ?(適当)とごまかしてS木君の了承は取ってある。
問題はどこから取りつくかだが・・。
登山道を少し戻って鎖場の奥を覗くと進めそうなので北側から適当に東尾根へと入る。
案の上テープあり。S木君にほら、余裕だろ?と声を掛け藪手袋を装備して先へ。9:12
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大量に生息しているシャクナゲさんと会話しつつ進んでいく。
最初だけちょっと急な段差があったりするがテープが大量にありルーファンは必要なし。
ちょっと寂しい。まあ踏み跡も明瞭なのだが。ロープも張ってあったり。
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踏み跡は岩達の北側を巻くように続いていく。
たまに咲いているシャクナゲさん。ハクナゲさんである。
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岩の下を軽くくぐりつつ。
天気は・・・。展望0。シャクナゲさん達が俺達がいるよ?と被写体になってくれる。
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シャクナゲさんの生息地を抜けると苔蒸して樹海っぽい。
S木君は踏み跡明瞭なためかここなら許せるとのお言葉。
S木君は屋久島に行きたいらしいが、ここは東の屋久島じゃね?と適当なことを言うと。
確かにそれっぽいかも・・と雰囲気に騙される。
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東尾根中央鞍部に近づいていくと王の帰還。
シャクナゲさんリターンズ。まあ踏み跡の横を取り囲んでいるだけなので実害はない。
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続く