急なとこを突破し1002m地点あたりにやってきた前方に尾根合流地点らしきものが見える。9:34。
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細尾根になりちょっと危ういな・・と右側を歩いていたがふと左サイドを覗きこむと安全な踏み跡発見。すっとそちらに移動した。
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1020m辺りから少し等高線が密になるが尾根が幅広いため怖い思いはしない。
振り返る。
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南東からの尾根を合わせる辺りは一瞬植林に。
少しだけ残雪がチラ見。
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岩が混じり始めるが危険個所は無く地味尾根が続いて行く。
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1168m地点に登るところで軽い岩場を巻きますか?巻きませんか?と迫られる。まあ巻いても良いのだがなんとなく岩場の方に。
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登った所で石柱がポツンとあるだけだったので横目でスルーし先へ行く。
細尾根の北サイドに残雪が見えてきた。
やはり上に行くと雪が増えて行く。
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細尾根の先、尾根が幅広いところは二重山稜になっており残雪もそこそこ出てきた。
折角なので真ん中のくぼみを歩いて行くと雪がないとこも凸凹で凍っていた。
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赤杭尾根との合流は近い。
なんだかこの辺りも登山道と大差ないすっきり具合だが。
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10:20、赤杭尾根に合流。左下に登山道の踏み跡があるが残雪ありなので尾根上を行こう。
ここに来るのは半年ぶりだ。前回はこちらへ下ってきた。
一月末にみー猫さんも川乗山から同じくこちらに下られている。その時はたっぷり雪があったようだ。今頃新潟の山に行かれているのだろうか。
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トラバース道との分岐。
僕は熊に吠えられてトラバース道に逃げ込み、みー猫さんはうっかり遠回りしてしまいいずれもトラバース道から歩いている。
そんなわけで何故か最短で歩いていないので真っすぐ尾根へ。
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ここで今日初めてハイカーとすれ違う。
赤杭尾根に行く人間は週数人だろうから珍しい。
振り返る。
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ついに登山道に雪が真っ当に乗り出した。ただ大したことないのでそのまま進む。
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熊に吠えられないと早いな・・。曲ヶ谷南峰の分岐を通り過ぎてさっと川乗山の方に出てきた。
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日蔭とはいえそこそこ雪が残っている。
川乗山は御存じの通り大人気だが赤杭尾根に行くか日向沢の嶺に行くか大丹波から歩いてくるか、といった方面は人通りが少ないと言うことだろう。
すぐ先のベンチまで行ってチェーンスパイクをはこう・・と思っていたら滑ってこけた。
手をついたのだがこれがよくない。ザックで受け身を取るべきだった。
右手の人差し指が曲げるとじわりと痛く、付き指か打撲のようだ。動かさないと痛くない、内出血なし、腫れは無いの三点から剥離骨折はなさそうで安心。
先日後輩の阿呆が酔っぱらって起きたら小指が膨れてて医者に行ったら剥離骨折だったという事例があり剥離骨折には敏感。
押したり伸ばそうとしたりしたもいたくないし打撲かな。デコピンしても痛みなし。動かさなければ良いのだ。
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まあ幸い手なので歩く分には支障は無いので人差し指を伸ばして先に行く。
ベンチまで来たらその先は雪がない。むしろ人通りが多いせいでどろどろぐちゃぐちゃで滑る。慎重に歩いて川苔山に着いた。10:38。
歩きだしから3時間10分。順調である。負傷以外は。
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この前来た時はガスって見えなかった展望。今日も霞んでいまいちだけど。
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一休みしたいが人気の山頂は人が多く落ち着かないのですぐ立ち去る。
さっきの分岐までささっと戻り日向沢の峰方面へ向かう。
雪がそこそこ。北面に一度下るし用心してチェーンスパイクを装着した。
時間的に日向峰の沢でお昼かな。もうひと踏ん張りだ。
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真ん中に日向沢の峰から東へ伸びる尾根の鉄塔が乗り越す辺りが見える。
稜線の中腹に林道でも通ってそうな伐採部分が見えるがあんなとこに道あったか?地形図に記載は無いし作業道だろうか。この謎は後ほど解ける。
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11:08、雪はすぐ消えたがチェーンスパイクをつけたままトラバース道との分岐にやってきた。なお僕は前回面倒だからと植林急斜面を下り無理やりトラバース道に合流したせいでここに来ていない。
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日蔭は雪が残るのでスパイクの意味がある。下り斜面じゃないからいらない気もするが外し時か・・。
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11:15、晴れたり曇ったりしつつ大丹波方面との分岐。
大丹波方面は僕が歩いてきた尾根の北側にある谷間を歩く登山道になる。
下山にはともかく登りで使うと面白みがなさそうに思えるが歩く人はいるのだろうか。
なおこれは大丹波から谷間で西進してきて最後に南へ尾根沿いに登ってくる破線である。
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右奥に三ツドッケが見えるな、と西側を眺める。天気は良いけど霞んでるのがなあ。春はこんなものか。ドロドロになったチェースパイクをようやく外した。
手がドロドロになったので日蔭の雪で洗った。
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登山道崩壊進入禁止との看板。
でもなあ、その横にある分岐案内の標識の方が新しいように見えるんだけど・・。
こちらは大丹波から真っすぐ谷間できてそのまま西に延びている破線である。
11:38。
ここは踊平というらしい。杭にこっそり書いてあった。
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一段登り返すと蕎麦粒山への巻き道との分岐が。こんな道があるんだ。
普段地図を出すのが面倒でスマホアプリの地図を見ているがそれには乗ってない。
一休みついでに懐から山と高原地図・奥武蔵・秩父を取りだす。
一昨年の年末にバラ尾根でHIDEJIさんのバラ尾根記事の印刷と一緒に拾った奴である。洗って乾かしたら綺麗になってのでそのまま持参している。2015年版でわりと新しいし。
こいつにはしっかり蕎麦粒山への巻き道が乗っていた。でも今日は蕎麦粒山に寄ってる時間なさそうだしそちらに行くと日向沢の峰への軌跡が繋がらないしなあ。
そのまま日向沢の峰に向かった。
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つづく