岩場は右に踏み跡が続いていたが展望が見たいので岩場の前を左に横切る。
踏み跡がすっと続きその向こうに雪山がある感じが好き。
たまには稜線歩きがしたいな。社山-黒檜の歩きでもいい。というか今日天候が良かったらテント担いで行きたいと思っていた。
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岩場の上から歩いてきた川乗山からのルートを一望。北から見るとやはり残雪ありか。
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日向沢の峰は近い。
西に展望があり左に三ツドッケ、右にピラミダルな蕎麦粒山。日向沢の峰と蕎麦粒山の間に半端に残っている未踏区間を埋めたい。でも今日は時間がなあ・・。
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12:04、日向沢の峰に着いた。残念ながら歩いてきた方角は霞んでよく見えない。
残雪うっすら。誰もいないしここで昼ご飯。汗をかいたので着替えた。
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おにぎりを齧っていると北からおじさんがやってきた。60前後か。
昼飯を終えそろそろ歩きだそうかなーと思いつつ泥だらけのチェーンスパイクを嫌々装着していると僕の歩いてきた川乗山方面から青服兄さん、北から60過ぎらしきおじさん2が同時に登場。挟み撃ちにされ賑やかに。
疲れたーというおじさんは何やら話しかけてほしそうな話好きっぽい雰囲気。どこから歩いてきたんですか?と聞いてみる。
"鳩の巣駅から林道進んだ所に車を停めてね"
???鳩の巣って南じゃないか。おじさん2は北から歩いてきたのに。
詳しく聞いて地図を見せてもらうと鳩の巣駅から50分ほど歩く部分を車でショートカットして本仁田山の北東で合流する尾根を歩き川乗山の東、僕が歩いたきたルートでここまで来た後蕎麦粒山をピストンしたとのこと。
"この年だと50分のショートカットが大きくてね"
とはいうが随分歩いている。歩きだしが標高700mで朝早くに出たとしてこの時間に蕎麦粒山ピストンしてここにいるって元気だなあ。歳を取っても鍛えているんだろう。

この先は雪が残ってるから気をつけてとアドバイスされ青服兄さんの後ろについて同時に北へ向かう。なんか履き直してからチェーンスパイクが効かないな?と不思議に思いつつも歩いて行くと青服兄さんが泥んこ登山道で豪快に滑った。スボンの後ろと手がドロドロ。
思わず合掌。

そこの雪で手を洗うといいですよ、とさっき身に付けた経験からアドバイス。
青服兄さんと話してみるとこの後棒の嶺方面に行くようだ。
僕もそちらに行くつもりなのだけどおじさん2の蕎麦粒山ピストンを聞いてどうしても蕎麦粒山に行きたくなってきた。疲労と時間を考えたらやめた方がいいんだろうけど目の前にぶら下がる餌を見逃すわけには・・。60杉過ぎのおじさんには負けてられねえなと言うのもある。

棒の嶺方面に行く青服兄さんにこの先急斜面なのでお気をつけてと別れを告げて僕は蕎麦粒山に歩きだす。青服兄さんと歩いて行くのも楽しそうではあったのだが。やっぱり蕎麦粒山に今行くべきだろう。またくるのは面倒だ(これが本音)。

有馬山方面との分岐、12:25。ここは一昨年の年末来ている。
ここから先から蕎麦粒山が未踏ゾーンだ。往復4kmコースタイム1時間半は疲れた身にはきついだろうな。
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標高は上がっていくが日当たりが良く雪はほとんどない。気分のいい尾根歩き。一人とすれ違う。
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大して起伏もないのでのそのそと柱谷ノ峰まで歩いてきた。かなり疲れている。
蕎麦粒山まで後少しだが残雪斜面を下ってから一気に100mくらい登り返しか・・。どSだなあ。
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慎重に下り登り返し始める。少し登り返したただけで足に来る。つらいなあ。蕎麦粒山についたら休憩しないと足が攣りそう。振り返る。
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もう少しで蕎麦粒山だなというところで上から青服兄さん2が下りてきた。サングラスをしていたのでグラサン兄さんとする。
"上から見ててこれ登るとしたら大変だなと思ってたら登ってくるのが見えて・・お疲れ様です"
と言われた。疲れてるとぐっと足に来ますよ実際。

13:03、蕎麦粒山に着いた。疲れましたなあ。痙攣一歩手前の足を延ばして休憩。
ここまで11kmくらいだが登りか起伏があるところが多かったので大分疲れた。この先も日向沢の峰-棒の嶺間はひたすらアップダウンを繰り返すどSゾーンなので先が思いやられる。
でも今はまた一つ尾根を繋げた達成感に浸りつつ展望を楽しみたい。
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とはいえそんなにゆっくりはできないのできびすを返す。
親子一組とすれ違いつつ日向沢の峰のちょい北まで戻ってきた。13:39。
青服兄さんはこの辺りの泥んこで転んだ。惨事。
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ベンチに先ほどのグラサン兄さんが腰かけており僕も横に座り休憩。
グラサン兄さんはテン泊予定で棒の峰方面か川乗山方面か迷っているようだ。棒の峰方面はあんまり平地ないし平坦な棒の嶺は風通し良さそうだからやめた方がいいんじゃないですか?というと納得して川乗山方面に向かわれた。水は十分持参しているらしい。
踊平付近でテン泊になるだろうか。

グラサン兄さんと別れて僕は棒の嶺方面へ。ここからの急斜面がつらいんだよなあ。残雪もあるだろうし。
やっぱりたっぷりと残っておられる。しかもシャーベット。
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ここで何故か効きが悪くなったチェーンスパイクをチェックしてみると表裏逆に履いていた。ゴムを裏返すと表裏に履けてしまうのだ。歯が上向きになるので当然プレーキは大幅減。やってしまいましたな。
まあ難所を前に気付けて良かったと履きなおした。

一気に200m標高を下げるので気を抜けない斜面が続く。落ち葉の時期も苦労したもんなあ。しかしチェーンスパイクではシャーベットより落ち葉斜面の方が歩きやすいので横に逃げてみたり。
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核心部ともいえる残雪急斜面で100mほど下りるとちょと一息。まあサイドにつるっと行けばやばいので多少は慎重に。
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残雪が減ってきたのでチェーンスパイクを外して鉄塔の下まで。14:10。
北を見て有馬山方面の中腹に林道が走るのを見る。
ああそうか、川乗山から来る途中に見えたのは有馬山への稜線だったんだ。以前ここからの景色を見ているはずだけど、川乗山から来る途中では間にあるこの尾根が見えているものとばかり思っていた。謎が解けてすっきり。
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日陰でも残雪はほとんど消えて。この先の急斜面も雪がなければ余裕。
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山なし山こと1087m地点はスルーしてだらだら歩いて行くとなんで山名がついているのかわからないパッとしない存在のクロモ山。14:39。
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もう雪がなければ急な下りもオールOKな気分でいる。一度歩いた場所だけどあんまり覚えてないなあ。
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パっとしない地味尾根をつらつらと歩き、崩壊したトラロープ付き踏み跡を登って先に行く。後二山越えないと棒の嶺にはつかない。標高自体はもう棒の嶺より下まで来ているのだ。
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15:17、長尾丸山(958m)。疲れた・・。切り株に腰かけて休む。
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ここで棒の嶺からどう進むか検討。
高水三山まで縦走が理想だがこの時間と疲労では無理だな。ヘッデンつけたらいけるだろうけど寒いし。棒の嶺から南に下りて行きと同じ経路のバスで帰るのが理想か。
清東橋BSまでいってバスに乗ろう。適当に時刻表を見たが19時までバスあるみたいだし余裕だろ。よし行こう。
この時適当に見たことを後ほど軽く後悔する羽目に。

次の945m地点、槇ノ尾山へは下って登ってだが小刻みなアップダウンはないのでここまでよりは優しい。緩やかに鞍部から登り返していく。
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地味ゆる歩きで槇ノ尾山に15:50。棒の嶺は近い。疲労はやばい。
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うんざりするがまた50mほど下って80m登り返しだ。でもこれで最後だし・・。
あの植林の方に着いてから藪ぽいとこを通過してだったよなーと記憶を辿りつつ。
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つづく