植林帯へと登りあげて軽く歩くと棒の嶺手前の藪めいたとこ。
一昨年はこの辺りから藪を北に突っ切って下って行った。今日は南に下りないと行けない。
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16:11、棒の嶺。人気の山とは思えない程閑散としている。
時間が時間だ。僕は前回も今回も縦走の最後に立ち寄っているが大体はここを目指した軽いハイキングで立ち寄るような山だから遅い時間には独占できる。
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まあこんな霞んだ日に独占してもねえ・・と言った感はあるが。
展望を見るのをそこそこにテーブル付きのベンチに腰掛けてザックを下す。もう誰も来ないだろう。テーブルも独占させていただく。
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今日持参した水分はDAKARA 2L、水道水1L、飲みかけの午後ティー200ml。残りは水道水700mlくらいか。涼しい季節だと水が少なくて済むから助かる。
ぐて~っとしながら一応もう一度バスの時間を確認して見る。
おや・・・?さっき僕が確認した時間は平日のバスの時間だった?
どうやら休日はここから一番近い清東橋バス停からのバスは16:50発で終わりのようだ。行きに下りた上日向バスからのバスしかもうないらしい。舗装路歩き追加しまーす。1.2kmくらい余計なアルバイトかなあ・・。

上日向発のバスは18:05と18:54が有るようだ。ここから登山口近くの百軒茶屋までのコースタイムが50分、そこから1.9km舗装路歩きは疲れてても30分くらいか?よし頑張って18:05のバスに乗ろう。
御握り一つ齧って棒の嶺からおさらば。(ぶなじろうさん風)

おさらばしようとしたら案内板。棒ノ折山と棒の嶺は埼玉・東京の呼び方の違いだっけか。これから行く先は例の関東なれないの道らしい。
どうせなれあい道なら高水三山の方に回りたかったが岩茸石山先で日が暮れるだろう。
もう余計な欲は出さない。16:19。
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植林の急斜面を下っていく。この登山道あんまり慣れあってないな。案内板は沢山あるけど登りだとしんどい傾斜だ。
展望もないしわざわざこちらから登る人はあんまりいないだろう。棒の嶺は北の沢沿い?のコースが人気らしいのも頷ける。
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方角を南東向きに変えつつ。疲れていて慎重になっても下りは早い。20分で250m下った。
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この先で登山道は地形図の破線とは外れて行く。山と高原地図の軌跡が正解。沢沿いにやってきた。16:57。標高もだいぶ下がってここからは緩く下りかな。
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沢沿いを歩いているとワサビ田が現れる。奥多摩はワサビの産地なんだっけ。
現役のワサビ田なのだろうか。
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ワサビの小滝(仮称)。とても地味である。
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この辺り水場と書いてあるけど生水を飲む気にはならないな。湧き水ではなさそうだ。
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これは現役のワサビ田っぽい。生き生きとしている。
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よく見ると花が咲いている。白か。
ワサビっていつ収穫するんだろう。
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ワサビ田のフェンス沿い・沢沿いにとんとんと下りて行く。わりと狭い。
これはワサビ棚か。
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登山口が近い雰囲気。
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ラストワサビ棚。そして川の向こうに建物とガードレールが見える。里は近い。
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登山口への橋を渡る。17:16。
ようやく里に帰ってきたぞ!
※まだ舗装路歩きが1.9kmあります。
嫌なボーナスステージも有ったものである。
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とぼとぼと舗装路を下っていく。まあ18:05には余裕だろう。
この辺り渓流釣り関係の看板・店が多かった。
ワサビ田もあるし水がきれいなのかな。
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自販機があるがここはぐっと我慢して先に行く。財布をザックから出すのが面倒だったともいう。
17:24、清東橋バス停。30分早ければここからバスにのれたんだけどなあ。延長戦へ。
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黙々と歩いて行くと横の沢から水が引いてあった。飲む気にはならないが手を洗うにはちょうどいい。ストックの持ちて部分も少し埃っぽいので洗わせてもらった。
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真名井橋まで帰ってきた。
結果的にここに車を置いて行けば良かったのだが置き場に困るしルート選択がフレキシブルではなくなるので今回はこれでいいのだ。
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17:42、上日向バス停。
疲れた・・。もうゴールしていいんだよな?
一息ついたがこのバス停、行きに下りた道路の沢側にしかないな。
僕の常識では道の両側にバス停の標識があるものだが川井駅方面の標識はどこだ?バスの展開場所はすぐそこにあるけど・・。
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実のところここのバス停は道路の片側にしかない。
バス停にはちゃんと奥の終点清東橋の他にも行き先奥多摩駅と書いてあるのだ。
しかしこの時の僕はちょっと不安になりまだ時間もあるからともう一つ先のバス停、北上橋まで歩くことにした。一休みして+α開始。

17:53、北上橋バス停。
この標識は古いが上り・下り双方ともこのバス停ですよ、と分かりやすい。安心した。
バスがきたら合図をしてくださいと書いてある。
ヘイ、タクシー!的な感じで手を上げればいいのかな。
道の左側でザックをおろした。やれやれようやく本当にゴールにたどり着いたようだ。
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程なく目の前を上日向方面にバスが通り過ぎた。あいつが折り返してくるんだろう。
18:05過ぎ、薄暗くなってきた頃バスがやってきた。手を上げるとちゃんと停まってくれて安堵。乗客は僕一人。
川井駅バス停まで誰も乗ってこなかった。

18:16、川井駅バス停で降りた。
すっかり夕闇に包まれて。日が長くなったとはいえ6時前には下山しないとだめだな。
長袖一枚では日が沈むと肌寒い。ダウンを着るのが面倒で少し早足で駐車地に戻った。
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疲れたけど眠くないしこのまま帰ろう。この辺り帰り道でいい温泉知らないんだよなあ。
仕方ないので家で風呂に入ることにして車を走らせる。今回は覆面に捉まることなくゆるりと家に帰りついた。

今回の軌跡
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

無題

真名井北稜は一部不鮮明なとこもあるが大体鉄塔巡視路があるし歩く人が登山道外にしてはそれなりにいるのでマニアックルートの入門にはいい場所だろう。下部は植林であまり面白みは無いが上部はそれなりに雰囲気も良いし。
勢いで行ってしまったが蕎麦粒山までも繋げて満足。この区間だけ個別でまた来るのは面倒だし今回片付けて正解だろう。歩きやすい区間だし気分良いしね。
日向沢の峰から棒の峰区間は登山道にしては地味尾根チックな雰囲気が楽しめるが起伏が多く標高差にしては疲れる。意外と距離あるし。二回も歩いたしもうしばらくはこないだろうきっと。
棒の峰から南へ下りる道は迷うこともないしワサビ田見ながら下れるけどわざわざここを目当てに歩く必要はないな。バスが遅い時間は上日向からとはいえ19時近くまであるのでエスケープルートとしては有用だと思う。そういう意味ではまた使うことがあるかも。高水三山方面から縦走した時とか。

10時間ちょいで22km越え、累計標高差はGPS軌跡で2248m(実際はここまでないと思うが起伏は結構ある)。この季節にしては結構なロングハイクでぐったり。でも楽しかった。花粉はやっぱり帰ってから襲ってきたが。大分貯筋もできたはずだし来週も長めに歩けるかな?どこへ行くかは天気と気分しだいで。
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コメント

 コメント一覧 (13)

    • 1. こぼしだ
    • 2017年03月20日 23:47
    • 奥多摩ロングおつかれさまでした。
      青服兄さんがすっ転んだようなマイ・ヌタ場を私もたくさん持っています笑。
      今の時期は水分少なめで身軽なんで、ヌタ場に嵌る前になんとか反射でかわしてます。送電鉄塔は周りの藪が掃われて一息つけてホッとしますね。
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    • 2. たそがれオヤジ
    • 2017年03月21日 14:40
    • 累積標高差2,248mですか。随分とあるものですね。これに高水三山を加えたら3,000m近かったのではないですか。
      真名井北稜というのがよくわからず、最後のGPS軌跡で納得したといったところですが、地図を見る限りは等高線が安定していて歩きやすそうな気配があるし、途中まで送電線が通っているので、安心感もありそうですね。
      それにしても、蕎麦粒山までよく行かれましたよ。日向沢ノ峰に着いた時点での体力消耗を考えれば、あの登り返しは圧迫感すら感じるのではないかなと思いますよ。
      棒ノ嶺と日向沢ノ峰の間は埼玉側から入って、結構きつかった印象が残っています。その際、都県境をいずれ踏破するつもりになったりしていたのですが、それっきりになっています。その節は酉谷小屋泊りでしょうが、あの小屋、休日に行くと、団体さんが入っていたりすることがあるようですね。これだけは避けたいところですが、いざ行ってみないことにはわからないし。
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    • 3. HIDEJI
    • 2017年03月21日 19:32
    • ロングコース、お疲れ様でした。
      最後のボーナスステージの辛さは、想像出来ました(笑)
      我が家から比較的に近いエリアですが、都県境尾根の南側は歩いたことがなく、バス停も含めて地図で確認しました。キツそうですが、面白そうなルートですね。
      変なこだわりがあって、どうしても埼玉県側の尾根ばかりに目が行ってしまい、東京都側の尾根はさっぱりなのですが、地図を見るといろいろなコースアレンジが楽しめそうで、歩いてみたくなりました。
      歩かれた県境尾根、蕎麦粒山から棒ノ折山間は辛そうだなぁと拝見しましたが、さすがの棒ノ折山も16時を過ぎると人はいないのですね。
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    • 4. ノラ
    • 2017年03月21日 20:37
    • ふみふみいさん さすが長距離ロングウオークですね。お疲れさまです。日向沢の峰から蕎麦粒山まで行かれて,棒ノ峰まで下ってくるなんて泊まりじゃないと考えないのではと思います。このコースは普通は2回に分けて歩くのです。昔は日向沢から棒ノ峰間は比較的静かなコースでしたが今は歩かれる方が結構いるということですね。私は棒ノ峰は何度行ったか分かりません。久しぶりに長尾丸とか牧の尾山の銘板を見ましたです。ありがとうございます。
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    • 5. ふみふみぃ
    • 2017年03月21日 22:04
    • こぼしださん、こんばんわ。
      今回雪解け登山道で人が歩いた跡があちこち即席ヌタ場になっており青服兄さんはあえなく犠牲になりました。
      こぼしださんのマイ・ヌタ場は山中で山の仲間達に利用されてるとこなんでしょうね。
      今の時期は水分少なめですむのは助かりますね。3.3Lくらいでこのロングハイク足りるのかと思いましたが終盤までDAKARAが残り驚きました。
      これからは水は増えるは登山道外でロープも持ってくはで重量増えるので水の現地調達も考慮したいですね。
      送電鉄塔はホッとするとともに展望を期待してしまうんですが序盤の鉄塔達は展望が見れずにちょっと残念でした。巡視路つかせてもらえたからいいんですけどね。
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    • 6. ふみふみぃ
    • 2017年03月21日 22:20
    • たそがれさん、こんばんわ。
      GPS軌跡の標高差なのでカシミールで計算したらもう少し少ないと思います。私はカシミール使えないので計算できないのですが。高水三山もあわよくば・・と思ってましたがやっぱり無理でした(笑)。後三時間くらい早く出て蕎麦粒山によらなければ行けたかもしれませんが。
      真名井沢左岸尾根と行った方がわかりやすい(とはいえ真名井沢がどこだよと言った感はありますが)かと思いましたが一般的に真名井北稜と呼ばれているようです。
      真名井北稜は歩きやすかったです。凄く急なとこはないし一部落ち葉急斜面に気をつけるくらいで嫌になるアップダウンもないし。
      蕎麦粒山はまあ勢いですね(笑)。おじさん2がピストンしてるのに自分が行けないわけがないと。登り返しは意識せずに行きましたが手前について眺めるとげんなりしました。
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    • 7. ふみふみぃ
    • 2017年03月21日 22:21
    • (続き)
      棒ノ嶺と日向沢ノ峰間は2回目なので残雪があろうと勝手が分かっており不安もなく行けましたがアップダウンの繰り返しでつらいですよね。登りでは通りたくないです。
      都県境尾根、いずれ雲取山までつなげるつもりですがたそがれさんの言われるように酉谷小屋は団体さんが気になるんですよね。
      水だけ汲んでそこらへんでテン泊かとも思いますがそれだと荷物が重くなるし。まあテン泊修行と思えばいいのかもしれませんけど。
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    • 8. ふみふみぃ
    • 2017年03月21日 22:33
    • HIDEJIさん、こんばんわ。
      今回のボーナスステージは2km程度だし既に里に入っているので精神的にそこまで辛くは無かったです。
      去年の夏にアルプスで泣きの1時間20分舗装路歩きが辛すぎたのでそれに比べると(笑)。
      都県境尾根の南側を歩かれていないのは意外ですが埼玉県民の矜持といったところでしょうか。
      私は一応茨城県民ですが心は永遠の愛知県民なのでそういう点で関東の山にこだわりは無いですね。
      車での行きやすさと面白さが優先なのでむしろ県またいでる山は機会があれば両側から登ろうかなとかそんな感じです。
      真名井北稜はあんまりきつくないし巡視路が不明瞭なとこもHIDEJIさんなら問題なく楽しめると思います。
      蕎麦粒山から棒ノ折山間は蕎麦粒山-日向沢の峰間が大体緩やかで歩きやすいのに比べて棒ノ折山方面は細かい起伏ばかりで疲れます。
      まあ下りなのでそれなりのペースでは歩けるんですけどね。
      16時過ぎると人気の山とは思えないほど閑散としてました。三連休の中日なのに。北側の人気コースのバスの時間とかも関係あるのかなとは思いましたが。
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    • 9. ふみふみぃ
    • 2017年03月21日 22:39
    • ノラさん、こんばんわ。
      当初は蕎麦粒山は無理だなと思っていたのですが日向沢の峰までいいペースできたのでこれなら行かないと損だなと思ってしまいました。
      日向沢から棒ノ嶺間はそれなりに歩く人いるようです。今回も青服兄さんの他にすれ違った人が一人いましたし、一昨年歩いた時はコンパス地形図持ってないという60過ぎのおばあちゃんが歩いてきてぎょっとしました。
      ノラさんはこの辺りよく来られているんですね。私は棒ノ嶺に西からと北尾根、南尾根は歩いたので今度は高水三山方面や白谷沢コースで歩いてみたいです。
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    • 10. ぶなじろう
    • 2017年03月21日 23:11
    • 今晩は。
      ロングコース、お疲れ様です。
      日向沢から蕎麦粒山往復は、考えただけでもぞっとしてしまいます。継続して棒の折れ山とは恐れ入りました。自分が若い頃には獅子口小屋と言うのがありまして、初日に高水山から棒の折れを歩いて、二日目に川苔山から蕎麦粒山、一杯水を歩いた事があります。獅子口小屋の美人お姉さんが忘れられません。
      一杯水の小屋は、それほど混雑する事は無いと思います。最近、一杯水の出が悪いのが影響しているのかもしれませんが。
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    • 11. ふみふみぃ
    • 2017年03月22日 00:06
    • ぶなじろうさん、こんばんわ。
      蕎麦粒山についてから南に下る案も考えたのですがバスと電車を乗り継ぐのが面倒だしと棒の折山方面に向かいました。
      獅子口小屋は今は跡地だけが地図に残ってますね。水場があるようなので立ち寄りたくもなりました。美人のお姉さん、小屋が今もあったら代代わりしているんでしょうか。
      一杯水の避難小屋は私も水がちゃんと出るのかい?と気になって今回利用する気になりませんでした。混雑しないなら狙い目ではありますね。
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    • 12. サクラマス
    • 2017年03月22日 21:22
    • 歩かれた山々は普通は一山として登るものですが、そこは普通ではない人のなせる技ですわ。日も伸びて長い距離歩くには良い季節になってきました。ふみぃさんを見習ってそろそろ長いの歩かないとね(^^;;
      そそ^ ^地味尾根は歩きませんよ私ゃ
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    • 13. ふみふみぃ
    • 2017年03月26日 08:18
    • サクラマスさん、おはようございます。
      道中あったおじさんに聞いたのですが30km歩いて日帰りで武甲山の方まで向かった人もいるようで、上には上がおられます(笑)。日が伸びて今は涼しいし後は花粉が消えるだけですね。サクラマスさんはロングを歩かなくても定期的に歩かれて準備はできているような気もします。
      そうはいいますが地味尾根のアカヤシオ、いい季節になってきましたよ(笑)。
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