番屋のコルはどこらへんかいまいちわからない。
栃木方面を覗きこんでみる。
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12:40、たぶん番屋のコル(1489m)辺りかなあ?という登り返しが始まりそうなネマガリ藪。
今日の到達点はここでいいな。
きつい藪であったが二時間半足らずで三ノ倉から番屋のコルまで来ることができた。
激藪でも下り、獣道を結構拾えたのと登りは登山道で体力温存したのが勝因か。
下りでのハイマツがよっぽと嫌だったらしくN田君はやっぱり藪は登りが良いですね!などと言っているが僕は下りの方が楽だからいいよ。まあ流石のN田君、精神的には疲れたが肉体的には余裕とのことだが。
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じゃあこの先はまた来年な、ということで下る前に周りに繁茂しているネマガリの中にタケノコっぽいのがニョキニョキしているのに気づく。戦利品として何本か持ち帰ることにする。
さ、帰りますか。何かもう今日の藪漕ぎは終わったような空気があるが前方はこれだ。
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モンスターネマガリ藪であるが下りなので大分楽。滑るように、かき分けると言うか踏み滑っていく。
かつてあったと言う破線路の名残のようなネマガリ薄い部分がネマガリ藪に潜ると下に見えるが目に逆らいトラバースすることになるので面倒。真っすぐ斜面を降りて行く。
北斜面のせいかそのうちモンスターではなくなった。
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こういうの獣道なのか、かつての道の名残なのか・・。辿る気にはならない。
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またネマガリの背が伸びてきたがどうやら踏み跡と重なったらしく少し楽に通れる。
20年以上前のなんじゃないかという朽ちた古いスチール缶が落ちていた。やはり古くは人が通っていたようだ。
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12:59、1370mくらいまで下りてきた。
踏み跡の名残、大分拾える。
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さらに5分ほど下るとネマガリは消えて背の低い笹とシダ植物が繁茂し始める。湿気が多いようだ。
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藪漕ぎと言うか藪林浴。木洩れ日差す谷間を降りて行く。
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13:19、踏み跡を離れ、1230mで左からの谷間を合わせる辺りで番屋川源流に降り立つ。
苔むしているが綺麗な水だ。今日は沢靴を持ち合わせていないのでジャブらずに沢沿い歩きで行く。
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あちらこちらから湧き水を合わせる。豊かな水源の原生林。
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細かい流れを合わせて徐々に水量を増していく。
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1120mくらいで支沢を二つくらい合わせて。
水量増えてきたので小尾根に乗るが直ぐ沢が合流して消えてしまう。
渡渉繰り返すうちにN田君がぽちゃん。まあここまできたらいいか。
この後僕が冷たい沢水にタオルを冷やして涼んだ際にN田君もどうだ?と声をかけると"渡渉毎にジャブってるのでいいです"と言う。どうやらぽちゃんしたのを良いことに渡渉する毎に足をつけて冷やしているようだ。
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ニラ?ギョウジャニンニンク?スイセン?バイケイソウ?
野草はよくわからん。よくわからないものに手を出すのはやめよう。とりあえず無臭だったのでニラでもギョウジャニンニクでもないな。
帰ってから調べてみるとギョウジャニンニクとやらはもっと葉が太いようだ。キノコと野草は素人が手を出すと死にかねないので戦利品で持ち帰るのはネマガリだけにしよう。
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君の名は?
見慣れないイキモノがにょろりと花咲かせようとしていた。(ショウキランらしい)
かんだらシャキッとしていそうだが。そっと通り過ぎた。
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13:59、1050mくらいまで下りてきたら沢の右岸に古い林道跡のような・・。
地面に苔むしたコンクリ片もありどうやら文明の地は近いようだ。
この辺り地形図の破線路は左岸になっているが本当は右岸に林道跡だ。
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後は流れで帰るだけだなーと歩いて行くと地形図の堰堤を右岸から越えて行く。ようするに地形図の破線路は間違い続けている。
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1020mくらいで右奥の支沢と出会い、そちら方面にも林道跡は続いていた。
僕らは帰るので西へ。つづらおりに下っていくと状態のいい場所もある。
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下りてきた支沢を土管で跨いで。
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地形図実線部に入る。番屋川林道に入ったと言えるか。北へと沢を渡る橋の上で休憩。
14:19。
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今日の冒険も終わってしまったな・・。後は林道ゆるりと歩くだけだ。距離はあるけど・・。後どれくらいで帰れますかね?というN田君に後2時間くらいじゃね?と答える。
今日はやけに早いですねと違和感を感じているようだ。
中々のバランスで支えられている。
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沢ジャブしてえ・・。
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未舗装だけど車入れそうだな、と思ったがちょくちょく抉れたり落石があったりしてやっぱり車で奥まで来るのはつらそうだった。
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N田君が運動靴の靴裏がボロボロになったと言う。2-3年履いている上に今回のが止めを刺したようだ。この後輩地下足袋と運動靴での登山の限界に挑戦すると言って憚らない恐ろしい男なのである。普段からこいつらで鍛えておけば登山靴の有難味が分かるとかなんとか。三倉山先ですれ違ったハイカーにも実は靴をまじまじと見られていたとのこと。
足首のこと考えたら登山靴の方がいいと思うんだがどうなんだろう。

840mで橋を渡って。
これは車通れないなあ。轍はあるけれども。
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少しだけ続く。