堰堤を横目に歩いて行く。
水路に導水されていた。
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急に綺麗に整地されて林道が右に分岐していた。地形図にのってないから気になるが行く気はしない。
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しかしこの林道長くて疲れた足にはくるなあ・・と進んでいくと再び荒れた林道にポツンと一台車が。放置されているわけではないようだ。釣り人かな。
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やがて半分自然に還った堰堤や植林地帯が出てきた。
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15:19、橋で一旦左岸へ。擁壁上からチョロ滝が流れ落ちる。
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15:28、677m地点手前の広場。右奥に轍。どこへ続くか。
N田君がタイヤ痕を探る。
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長かった林道歩きももう終わりだ。
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くるりと右にカーブして、さあ人里!と思ったらトラップ発動。
"さわるな!"
電気柵が塞いでいた。
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最後の最後でこれかよ・・・。
回りを探るが辺り一面電気柵で山と里が隔離されているようだ。
乗り越えるのは無理だな・・。

とりあえず本当に電気流れているのかと落ちてた小枝をひょいと投げてみると少しパチっといったようだ。N田君が大胆にも枝でつついたら振動が伝わってきたと言う。電気は間違いなく流れているようだ。
さっきの車どうやってここ突破したんだ?

N田君が"俺はザック上から通して柵の下通りますよ!"と言う。
まあまて、N田君だけいっても仕方ないだろ。ここは僕が先に行く。
ザックとタオル、メガネをN田君に託し腹這いでずりずりと電気柵の一番下の隙間に潜入。
いけるか?"大丈夫です!"よし。
なんとか潜り抜けた。

潜り抜けたら簡単な電気柵の通り方が書いてあった。そんなあ・・、外せるのかよこれ。そりゃ車もこうでないと通れませんよね。そういうの逆方向にも書いといてくれよ。
どうやら県境藪から下りてくる片道通行の人間のことは想定されていないようだ。
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"いやあ~今日一番のスリルでしたよ!"
N田君はワクワク楽しんだらしくご満悦。まあいいオチはついたけども。
緊張したせいかアドレナリンが出て長い林道歩きの疲れは感じなくなっていた。
田舎道を行く。
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唐沢山への尾根を見つつ
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集落へ入りネット麻雀の話なんかしつつ駐車地に戻るのであった。
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16:03、駐車地着。
予定より2時間くらい早かった。核心部が下りのおかけで思ったより時間かからなかったからなあ。番屋川源流域も苦労しなかったし。

なにはともあれ藪臭いので汗を流そうと弥五島温泉 郷の湯による。330円とやけに安いなと思ったらシャンプー・石鹸は備え付けで置いてなかった。
まあ汗を流して温泉浸かれるだけでも全然違うので気にしない。

温泉で少し目が覚めて白河近くまで車を走らせたが眠たくなったのでコンビニの駐車場で一時間ほど爆睡。
眠気をおいやった所で高速へ。那須高原SAで晩御飯。
来月は暑いから沢に行こう、裏那須の県境繋ぎはまた一年後に・・とか次の予定や会社のことを話しながら帰った。

今回の軌跡。番屋川林道は谷間のためGPSが狂っている。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

無題1

県境核心部。
無題2

そんなわけで登りで体力温存、曇りで笹藪の照り返しを受けなかったこともあり今回の県境激藪部分は比較的短時間で下ることができた。まあこれが登りだったら地獄を見ているのだが。下りで行く決断を出来たのは先人のおかげであり、烏ヶ森の住人さんの記録がなかったら泣く泣く登りで行っていただろう。いつもながらの感謝である。

この先も大川峠へと道なき県境尾根は続いて行くわけだがN田君と年1藪開きで来るとなると後数年はかかるな。まああくまで自己満足の藪歩きだし急ぐつもりはないからいいけど。もし是非行きたいという方が居れば秋に行くのもいいかもしれないが"その歩けるかどうかというの、最近やってないので気が迷いましたら是非お誘いください"とコメントくれたみー猫さんとてこの県境は・・・どうですか?(笑)
藪も酷いし熊にもあったしよっぽど行き先に困らない限りソロで行くのはつらい場所だ。精神に大分来る。数年かけてでものんびり行こう。

来週は予定が合って山には行けない・・と思っていたら予定があるのはその次の週だった。大分暑くなってきたし沢でリフレッシュ・・と行きたいところだが雨なら大人しく引きこもろうと思う。

追記
持ち帰った戦利品をみー猫さんの記事とかと比べるとどうも育ち過ぎていた。一晩悪ぬきして硬い節とかの部分を切り落とし輪切りにしてお好み焼きに入れたらおいしく食べられたが。まあ最高に美味ってわけでもないしまた散々藪漕いだ後に横にちょうどいいのが生えていたら腹いせに持ち帰る程度にしておこうと思う。
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コメント

 コメント一覧 (8)

    • 1. k-mat
    • 2017年06月26日 22:07
    • 猛烈な藪こぎお疲れ様でした。大峠からの流石山~三倉山の稜線歩きは好きなルートですが、登山道外れると地獄ですね。熊もいたようですが、熊の方も人間が来るとは思ってないので驚いたのではないでしょうか。
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    • 2. 瀑泉
    • 2017年06月26日 22:22
    • 栃福県境の藪尾根歩き,ネマガリにナゲ,ハイマツにナナカマドまで加わって,やはり藪山屋さんは大変ですネ。
      まぁ,自分は栃福県境まで手を出す気も無いしネ。それに,滝屋だから浮くような藪は遠慮させていただきますヨ(笑)。
      熊公,この前,千手ヶ浜でバス待ちしていた時,那須が地元のオバチャンが,ザレに5・6頭の熊を見たようなことを言ってましたヨ。まぁ,ヤツらも竹の子を取るのでも無ければ,藪は嫌うでしょうからネ。クマモロするにしても一頭で良かったですネ(笑)。
      それにしても,N田君,相変わらずですネ。今回も運動靴とは(笑)。まぁ,足首の不安定さは地下足袋だって同じだし,関節が柔らかい人間は問題ないケド,良くこの藪で脱げないよネェ。むしろ藪こそ地下足袋の方が良いと思うんだけど,そうN田君にお伝え下さいナ。
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    • 3. みー猫
    • 2017年06月27日 07:32
    • おはようございます。
      N田さんともどもお疲れ様でした。多分に男鹿から下ったようなのが延々と続くのかなぁとお見受けしました。十分な水と道連れが必要ですね。出来れば最後に気持ちよく抜け出す歩きをしたいです。県境はしばらくないでしょうけど、秋のイベントと、あと以前ハイトスさんと話してた白砂と佐武流間あるの忘れてました。残雪期でも良いですが。こんなところを求めるふみふみぃさんの前世は、今回出くわした動物のどれかではないでしょうか。
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    • 4. たそがれオヤジ
    • 2017年06月27日 14:45
    • 10年ほど前に片品村の坤六峠から笠ケ岳を目指して尾根伝いに歩いたことがあります。
      ササから始まり、シャクナゲを経て、フィニッシュは延々としたハイマツ帯でした。ハイマツ帯では足が地につかず、枝の上をもがき歩きながらも身は没し、たまにスポッと落ちてはまると這い出すのにえらく苦労する始末でした。3時間半ほどの死闘でした。
      その時は、相方がいて、それぞれにナタと大鎌を持っての挑戦でしたが、ヤブも熾烈になると、こんな武器もまったく通じないものですね。ハイマツなんかは跳ね返るだけですから。
      これが一人だったら、精神的にきついですよ。お互いの姿は見えずとも、声をかければ返事もある。N田君が参戦がなかったら、かなり大変だったでしょうね。
      その時のことをふと思い出しました。ふみふみぃさんの歩かれた山域についてはあまり通じておりませんので、体験コメントだけで終わりますが。
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    • 5. ふみふみぃ
    • 2017年06月29日 07:25
    • k-matさん、おはようございます。
      登山道の外にでた瞬間灌木にからめとられて身動きが困難になりました。この状態で熊にあったらと思うと怖いところです。
      驚いて逃げ出してくれるのが一番ですね。見慣れないからと寄って来られたらどうしたものか。
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    • 6. ふみふみぃ
    • 2017年06月29日 07:31
    • 瀑泉さん、おはようございます。
      この辺りでしか見られない組み合わせが密集していてかなりの修行になります。
      空中戦も一度くらいなら新感覚で楽しいかもしれませんよ(笑)。
      熊も藪のないザレが好きなんですかね。今回獣道上に2、3個新し目の熊糞があったのでわりと緊張してました。
      他にも暮らしていると思うので怖いです。
      藪こそ地下足袋ですか。木々に引っかかって邪魔なのかと思いましたが運動靴と足首保護は変わらないしゴミも入りにくいから地下足袋もありですかね。話しておきます。
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    • 7. ふみふみぃ
    • 2017年06月29日 07:42
    • みー猫さん、おはようございます。
      みー猫さんが歩かれた男鹿岳からの下りはネマガリが主力みたいですね。
      標高と稜線上なのもあるのか植生が異なりこちらは腰から肩の灌木オールスターズが主力です。
      どちらがきついのかというともう両方きついですね(笑)。
      気持ちよく抜け出す歩きはこの辺りでは難しそうですね。どこか良さげなと所が見つかればお誘いしますが。
      上越国境の植生的にはここと似たようなものかと思うんですがあちらの方が尾根が広くて気持ちよく歩ける部分も多そうです。9月後半くらいですかね行くのは。
      白砂と佐武流間は車二台で行くにしても車の移動も大変ですね。
      そのうち白砂山東に登山道ができるらしいのでそれから稲包山西辺りを起点に歩く歩きをした方が良いかもしれませんね。
      藪を漕ぎたくて漕いでいるわけではなく人の歩かない場所にいくと藪が待っているだけなんですがどうなんでしょう(笑)。
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    • 8. ふみふみぃ
    • 2017年06月29日 07:48
    • たそがれさん、おはようございます。
      坤六峠から笠ケ岳の歩き、たそがれさんの記事で文章からの想像ですがハイマツもいたとなると似たような感じかもしれませんね。
      武器が通じるのはネマガリくらいで灌木達は切るより隙間か上から踏み越えた方が楽なんだと思います。
      一人だと精神的に参りますね。この辺り一人で行く勇気はありません(笑)。
      たそがれさんもこのルートを歩けばこの山域の藪が良く分かりますよ・・・なんてオススメはしませんが登山道で三倉山-流石山間を歩けば登山道外の雰囲気は良くわかると思います。道さえあればこれからの季節花も咲くし晴れてれば展望も良いとこなんですが。
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