2017.9.24(日)
銅親水公園 -オオガキ沢の堰堤団地 -かつての作業道跡 -イバラの王国 -藪なき樹林帯
-急斜面の薄藪疎林 -知らない野草の群生地 -細尾根と鹿道 -丹平治沢左岸尾根合流
-1545m地点 -大ナギ沢右岸尾根合流 -南東尾根合流 -大平山 -東南東尾根 -1557.4三角点
-熊のようなナニカにびびり南の踏み跡へ -林道 -銅親水公園

地味尾根に木が生えている安心感。


天気予報にもて遊ばれN田君との山行を延期した挙句土曜の夜に至っても行き先が決まり切らなかった。谷川、裏那須、福島・・・紅葉を見に行きたいと言う思いはあるがまだ早い気もするし天気は快晴ではないようでどうも決め手に欠ける。なんとなく日曜は遠出したくないし。そうこうしているうちに最初は天気予報が芳しくなかった足尾・日光方面の天気が回復していることに気付いた。それじゃあとりあえず足尾で。足尾は登山道がないという安心感があるからな。

足尾といえど色々残しているポイントはあるのだがやはり行く季節にも拘りたい。そうなるとあんまり季節感関係なさそうな場所からいっておこうかとなる。大平山である。
大平山自体は2回ほど行っているのだが一度は中禅寺湖南岸尾根を西へと縦走したついで。もう一度も小足沢左岸尾根から登り東へと縦走したついでだ。
足尾から大平山に直接登ったことがない。残雪期に数回行こうとして寝不足による体調不良で早期撤退している。

そんな感じの山なので無雪期であればやはり向かうルートは情報のない尾根に拘って行きたい。松木沢から伸びている尾根として主なルートは南西尾根、丹平治沢右岸尾根、大ナギ沢右岸尾根、南東尾根が利用されている。
マイナーどころとしては1057m地点経由の丹平治沢左岸尾根をでんさん・サクラマスさんが下りに利用されておりサクラマスさんは登路としても利用されている。

その1057m地点のある尾根から沢形を挟んだ東にもう一つ急傾斜の尾根がある。堰堤が大量にある沢、かなりマイナーそうなオオガキ沢右岸尾根というべき尾根だ。
この尾根地形図では荒れ地となっておりなんだか危なそうな感じもするがその実対岸から観察するとずっと木が生えていることが分かる。
わざわざこんな地味っぽい隙間産業な尾根を狙い撃ちしそうな方もいない・・・いやたそがれさん辺りは狙ってるかも知れないがそんな動向も見せていないし今のうちに味見しに行くか。出かけることにした。


9/24、三時に起きたが眠いので二度寝して五時くらいに家を出た。
普段なら群馬経由で足尾に行くところだが今日は七時前に着きたかったので宇都宮経由で向かう。立ち読みしなかったおかげで銅親水公園へ6時40分くらいについた。
珍しく僕以外の名古屋ナンバーの車が居る。
釣り人か中倉山行きの人っぽいのしかいないなあと思いつつ6:51、準備をして歩きだす。少し肌寒いがじきに暑くなるだろう。長袖一枚、水4L背負っている。

日陰にいることもあり涼しい。足尾も随分過ごしやすい季節になったな。
久々に馬鹿尾根で社山も一興・・いやいや今日は大平山だ。二時間早く出てれば社山も行けたけど。
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前方に見えた人影は中倉山方面に消えた。今日の大平山は僕一人かな。
子供の頃表銀座縦走の後に寄った上高地の河童橋、こんなだったかもしれない。観光客もいないし殺風景だけどな。
本日の足尾アルプス晴天なり。
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ぶらぶらとあちこち観察しながら歩いて行く。まあ松木沢の右岸は僕が行ったら大体死ぬ岩場ばかりだからいくつもりはないのだが。
松木奥も行きたいなあ。やっぱりこの前きりんこさんが歩いてた近くの尾根に変更してしまおうか。これだけ天気がいいと中倉尾根の稜線歩きもさぞ気分が良いだろう。
沢安全靴を車に置いてきたのでやめた。
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7:59、オオガキ沢の出会いに到着。たそがれさんが言うところの堰堤団地。
右岸尾根を観察。やっぱりちゃんと木が生えてる。見た感じこの角度ならいけそうな気がする。
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堰堤のプレート、実のところこのプレートを見るまでこの沢の名前を知らなかった。
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ススキの原に突っ込んで尾根末端に取りつく。ほどなく草ぼうぼうの林道跡に合流。つづら折りについている林道に沿って歩いたりそのまま登ったり。にょろりと蛇が逃げて行った。
緩く50mほど標高を上げて。とりあえず前方に見える植林っぽいやつが第一ポイントか。
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林道跡が消えたのでススキをかけ分け藪急斜面を登りかけると新鮮な緑色の植物が一面を覆っていた。なんだあ?コイツ。まあ貧弱そうだからなんとかなるか。
近づいてかき分けようとしたら全部トゲトゲのイバラ。戦慄した。
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こいつの正面突破はちょっと・・・と右にあった溝の上が茨弾幕が薄そうなのでそちらへ移動。薄いけどイバラが覆いかぶさっているので詰まんでよけて足元のは踏んで。チクチク不快感を感じつつ心頭滅却してイバラトンネルを潜り抜ける。
5分で抜けられたけどこういう藪は厭だ。
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イバラトンネルの先で溝形はガレとなり藪が無く。しかしすぐに細かいザレになったので左手のススキが生える急斜面へ。足元があまりよくないので斜めに移動して岩に登った。
上から見ると大部分はススキか草なんだけどなあ。8:26。1010mくらい。
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一息ついて。1057m地点のある尾根を眺める。
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さてここから先は針葉樹の幼木の隙間をいけはいいのかな、とかき分けた先はススキとイバラの混合密藪急斜面で帰りたくなった。
逃げちゃだめだ逃げちゃだめだと5分ほど進むとイバラに囲い込まれて泣きたくなった。
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イバラのトゲが無い部分をつまんで手がかりにしつつなんとか弾幕を潜り抜けていく。
イバラゾーン第二弾も10分に見たない程度だったが大分心を削られた。1040mくらい。
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まだ左上は茨ゾーンが続いていたのだがこんなんやってられるか!と少し薄そうな右側に逃げるともじゃもじゃだけが生える疎林急斜面。
右側は沢へと急に切れ落ちてそうだから近づかなかったのだが鹿道でうまくイバラを避けられたかもしれない。
一段登ると藪なき樹林帯に入った。ほっとして尾根形の鹿道を辿る。8:41。
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すぐに急斜面となったのだがあちこち鹿道が九十九折りに通っているので適当に利用して登って行く。
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1130mくらいで疎林が途切れた個所で西の展望。盟主も垣間見。8:57。
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その先よりまばらに広葉樹が生える程度になり腰高の藪が生い茂るようになった。ススキを掴んで急斜面をよじ登る。
左の溝形を挟んだ支尾根に簡単にトラバース出来そうだがそちらへ移動すべきかこのままn溝沿いの右側で登るかどうしようと迷いつつ上がって行く。
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結局1200mくらいで右の顕著な尾根形に乗って登るのが安全ではないかと迷いを捨ててトラバース気味にそちらへ登った。
1210mくらいで尾根形に乗り歩いて行く。鹿道もあるしこんな感じで続いてくれれば楽なのだが地形図見る限りまたすぐ急になるんだろうな。
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多少急でも尾根上を歩いて行ければ楽なのだが右側が崩壊気味に切れ落ちたりしているので尾根が細くなったらすぐ比較的安全な左側へと尾根から下りて逃げた。
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こんな感じに安心して歩ける尾根の左サイド。
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まあ迷ったら頼るのは野生の生き物。鹿道たどれば大体正解。
1290m辺りの尾根上にちょうどいい岩があり腰かけて一休み。9:31。
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歩きを再開して登って行くと辺り一面知らない野草で覆い尽くされた。貧弱で手摺りにはならなそうだが根元を掴むと割と行けた。
本当にこいつしか生えていないゾーンだったので急斜面ではこいつだよりに登った。
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40mくらい登ったら笹へと植生変更。ナゲと同じく好みの激しい植物らしい。
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1370mくらいに展望地あり。
オロ北オロ山がくっきり。盟主たる皇海山も大部分が見える。
西の草原ゾーンに移ろうかと思ったが急斜面だし捉まるものもなく滑ったら終わりなのでやめた。
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そのすぐ先で
左の枯れ沢が上がってきて。珍しく細尾根の左が崩れていたので注意。
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続く