下段上部の緩い流れは横を通過して上段へ。2段7mらしい。
下は水流左の岩を登る。
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上はどうするかなあと思ったらN田君はたったか右へ移動して様子を窺っている。
右へいくのに写真には写ってない倒木のはきだめの上を通過せねばならずそこが緊張した。
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ルートは真ん中から右に上がって行くのが楽かなと思っているとN田君もそのルートを選び先行して登って行った。上から見下ろす。
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滝上もナメが続くのでしゃくしゃくと歩いて行く。足をそんなに持ち上げなくていいから楽。ぬめりで滑らないようにさえすれば。950mの二俣。ここは左へ。7:40。
HPによって910の二俣とここの二俣どちらが金山沢かはっきりしないのだが金山沢を遡行した人の記録を見るとこちらのしょぼいのが金山沢と言う事にした。このまま藪に消えそうな流れだが奥には小滝が見えて。
金山沢を遡行して武能倉沢を下るのも面白いらしいのだが僕らは沢初級者なので沢下りはやめておく。
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続いて行くナメ床。いつもの地味沢ならナメの写真が貴重なのでそのくせで1分枚に写真を取っていたらナメばかりなので大体写真フォルダの肥やしになった。
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7:46、3mくらいの小滝は手前左から越えて行く。
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浅い淵をもった小滝も簡単に越える。
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7:49、でかい倒木の立てかけられた2段10×20m滝。
真ん中は釜が微妙に深そうなので左か右か。
N田君にどちらから行く?と聞くとでは水流沿い右からと右へ回って行った。
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じゃあ僕は左から・・といってみるが水流左はびしょ濡れになりそう。
しかたないのでその左の濡れている岩にとりつくが立っているし足の置き場が狭い。2,3段登って上に映えていた灌木を掴み右へ体を引き上げてよじのぼった。こちらはおすすめできない。
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N田君に聞くと右側はわりと登りやすかったらしい。
上段はぬめりそうなので左の藪で確保しつつ登る。
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続くナメ廊下を進んでいくと日が差してきていい雰囲気に。
ここの手前が1000mでS字カーブが右に曲がるとこ。7:56。
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右かな左かなと迷うがじゃぶりたくなくて右の藪沿いにぬめぬめと。
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その先のナメ廊下を抜けると30分ほどひたすら続いたナメゾーンも終わり、と思わせるがちょくちょくナメは出てくる。
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しかし大分普通の沢っぽくなってきたな。もうお楽しみは終わりか。
1040mの二俣は左へ。
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とおもいきやナメ小滝がいくつか連続しまだまだ飽きさせない展開。
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その後は大部分ゴーロの間にたまにナメがありつつ1090mくらいの二俣に8:21。
ここは手前にも二俣っぽい小滝があり紛らわしい。右へ。
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その先倒木で沢が埋まっており左の涸れ沢っぽいので迂回して戻ると滝前がやばいレベルで倒木で埋まっている始末。この前の台風のせいか?
ここは倒木を乗り越えるしかない。
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倒木越えて階段状の滝を登る。
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その後は穏やかな源流域の小川をのんびりと歩いて行くと1200m二俣に8:53。
左に入りオニギリ岩の4m小滝を水しぶき浴びながら登る。
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3m滝は一見して無理だなと思い右から巻く。
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そして沢は詰めの段階に入ってきた。水量少ないしもう登山靴に変えても良いかなあと思いつつ1250mを越える。
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9:08、1280mくらいで休憩。水流が無くなったら休憩しようと思いつつ中々水流が途切れなかった。まだ続いている。
10分くらい休んで先へ。
1300mくらいの二俣。確か左へ行ったような。
この辺りまでくるとどうとでもなりそうだが取りあえず北へ行く。
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9:22、結局1330mまできてもまだちょろちょろ水が流れていて。
丸山乗越まで標高後20mくらい。
三俣っぽくなっていて左か真ん中か迷い真ん中へ進む。
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真ん中へ進むとすぐに沢形は消えて藪に。微妙に湿っていて沢靴だと滑る。
このまま反対の沢におりるなら沢靴だが僕らは藪入りするのでここで登山靴に履き替えれば良かった。N田君は地下足袋なので既にサワーサンダルはお手軽に外している。
丸山乗越手前の光景。モンスターではないが笹が生い茂っている。
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9:29、最低鞍部、丸山乗越らしきところについた。当然タダの藪。写真は・・いいか。
少しだけ笹が薄いところに荷物をおろして登山靴へと履き替えつつ休憩。
虫よけスプレーと手袋をはめて藪漕ぎ準備完了。
9:38、白毛門へ向けて東尾根の藪を漕ぎ始めた。
僕達の闘いはこれからだ。

続く