1620mくらいの草原から振り返る。14:58。
檜倉山から結構歩いてきたが柄沢山あと標高300mくらいあげないといけない。藪が無ければ一時間かからないわけだがさて。
a2559c07.jpg



"世の中そんなに甘くないんだよなあ"
すかさず灌木オールスターズが立ち塞がる。
灌木をかき分けてすすむみー猫さんを横目に僕は群馬側へ下りて楽をした。
4605c30c.jpg


8df284d9.jpg



まあ結局危ういトラバースを嫌ってほどなく稜線に戻る羽目になったが。
1659m地点にも草原が広がっていた。水場はないがテン場には良さそう。
7d0131be.jpg



草原を過ぎると相変わらず灌木がみっちり稜線を牛耳っているのでまた群馬側の枯れ草トラバースを敢行する。3mくらい横滑りした時は焦った。ガスとかで濡れている時は要注意。
みー猫さんはチェーンスパイクがあるから足取り確か。
a1835457.jpg


1d4d26b3.jpg



枯れ草とザレをメインにたまにネマガリゾーンを横切って。だんだん稜線近くの傾斜が増してきたしネマガリゾーンの割合増により稜線に戻りますか的な空気。
e6288864.jpg



溝利用で稜線に這い上がりつつ。下方にコツナギ沢。
諸事情によりいずれ行くかもしれない。行かないかもしれない。
16e24b60.jpg



1800mくらいで稜線に帰還した。16:00。30分くらい群馬側でトラバースしていた。
灌木達の勢力も弱まり腰高より低いためはかどりそう。
546fb745.jpg



写真では分からないが小沢岳方面から南に伸びる地味尾根が紅く染まり心惹かれた。
そこへ至るに道はなく、ここよりも秘境じみている。
斜面の池塘、もしもの時はあそこで水汲めるな。
5d0170d2.jpg



稜線横切る雲をバックに小ピークへ登る。
今、山の中にいる。そんな感じで。
fce3759b.jpg



雲海の上に出た。日没までタイムリミット一時間くらい?ロスタイムもあるからたぶんセーフ。
8bfadf11.jpg



ようやく柄沢山に手が届きそうな。山頂近くのネマガリゾーン以外に障害はなし?
油断できない山域ではある。
96738fe0.jpg



このハイマツ、優しさを感じる。左半分だけを占めてどうぞ右をお通り下りくださいと。
罠ではなかろうなとハイマツを掴んで確保しつつ通り過ぎる。
b7c09d4b.jpg



薄いネマガリを踏みつつ細尾根を行く。
コツナギ沢を降りて行くとダム湖で行き止まり。
でも一度ああいう場所も行ってみたい。
87e92986.jpg



1850m辺りの草原から振り返る。いや目をそらしたと言うべきか。目の前の現実から。
bdc71381.jpg



ネマガリゾーンに突入するとハイマツとナゲさんもお出迎え。期せずして激藪御三家が揃ったね。
まあ思ったより大したことなくあっさり抜けられたが。
8e5abd83.jpg



山頂手前の草原を通過すると山頂近辺は藪だったが踏み跡あるし多少はね?
柄沢山山頂、16:41。
背の低い石柱と背の高いやつと二本あったがどちらが三角点かは知らない。
山名板は見つからなかった。
8bbb5738.jpg


9004d477.jpg



今日のテン場予定地は画像真ん中の草原。まだ数百mある。日没は五時半だと思ってたが15分らしい。まあ後は下るだけだし急ぎ足で。
cacc9af0.jpg



ネマガリゾーンだが踏み跡がありわりとはかどる。足の痙攣も収まっているのでガンガン行く。
e53104a3.jpg



大分近づいてきた。
山頂から草原に白い物があるのに気付いていたのだがそれは先行者のテントであった。朝方であった二人と僕らを合わせて計5人もここにきているわけか。
87575b4f.jpg



藪抜けして振り返る。
後は草原を一段登るだけ。ここにも池塘あるけど一段上にもたぶんあるはず。
3df92580.jpg



17:10、南の1809m小ピークについた。
先行者おじさんに池塘はどこですかねと聞くとそこだよと。これは近くて楽だ。
もう少し先にも集団がテント張っているよと言うので見てみると賑やかな声が聞こえてきてワンゲルの学生っぽい。
やれやれ、こんな藪稜線だと言うのに結構な藪馬鹿が揃ってしまったようだな。
561e8a6b.jpg



みー猫さんは水汲みを始めるが僕は1Lペットボトルにうつす→テント内で濾過すればよいので先にテントを設置。靴を脱ぐと中も靴下もびしょ濡れで足がふやけて。明日は苦労しそうだなと少しげんなり。
この日は疲れているからと食事は個別で取ってゆっくり寝ましょうとみー猫さん。異論はなく食事を取ると横になった。
明日は雨さえ降らなければ巻機山まで・・。いや雨降っても行くしかないか。少しは展望を楽しめればいいなと眠りに着いた。

2日目の軌跡
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)

無題
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 瀑泉
    • 2017年10月15日 18:04
    • 確かに,谷川の蟻んこ行列では堪能できない光景でしたネ(笑)。
      しかし,大烏帽子山から,ナルミズ沢のコルまで一度戻ったとはいえ,柄沢山まで,そう長い距離でも無いのに,随分と時間がかかったようで。
      其れに,そんなマイナーな尾根を歩く人達が随分といるモンです。
    • 0
      ふみふみぃ

      ふみふみぃ

      likedしました

      liked
    • 2. ふみふみぃ
    • 2017年10月15日 21:09
    • 瀑泉さん、こんばんわ。
      前後に人が居ないからマイペースであるけるしレアな写真を好きなタイミングで撮り放題でしたよ(笑)。
      事前にわかってましたけど距離の割には本当進みませんね。このスピードでもわりと順調だったなと思ってるくらいで。やっぱり藪の抵抗は大きいです。
      藪馬鹿が集う三連休でした。紅葉の時期にドンピシャだし毎年この三連休だけ賑わうのかもしれませんね。
    • 0
      ふみふみぃ

      ふみふみぃ

      likedしました

      liked
コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット