三ツ山の南面を通過する所では崖に渡された木橋を歩くようになる。
腐った橋を踏み抜いた経験があるだけにここは緊張の面持ちで通過していく。結構怖い。
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"びびってんじゃねーよ(笑)"
いくつか木橋を渡り進んでいくと地味そうなイキモノがニヤニヤと見下ろしていた。
今日は登山道脇でただのギャラリー、シャクナゲさんである。
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ちょうどいい手摺りが現れたので利用してやろうと思ったが木橋や細いトラバース道になるとさっと逃げ出して行った。相変わらず肝心な時に不在である。
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そしていてもいなくてもどうでも良さそうな個所になるとしれっと復活。
一応この辺り一帯はナゲ達が牛耳っているようで。
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特に撮るもののないのでナゲ達を仕方なく撮影していると展望の良さそうな場所があったので寄り道。飛竜山から下りて行く稜線も見えた。
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木橋もなくなり細いトラバース道でひたすらピークを巻いて行く。急斜面だと笹が覆いかぶさり少し道が細くなるのは相変わらず。北天のタルは近い。
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10:06、北天のタル。飛竜山方面とここもまた三条の湯への分岐がある。振り向いて左が歩いてきた道、右が三条の湯への道。
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少し疲れたので乾いた岩に腰かけて一休み。誰も来る気配が無いな。三条の湯からは皆雲取山に行ってしまうのだろうか。
先へ進むと木橋が朽ちかけているようにも思えたがここはナゲガードがあった。
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木橋と細いトラバース道を歩いて飛竜山も近くなった所で振り返る。やっぱり色づいている所は黄色主体だ。
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10:40、飛竜山への山頂近道分岐。地形図で飛竜山の東の破線になる。勿論近道へ進む。
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笹藪の中の急登をしゃくぅしゃくぅと喘ぎつつ一息登ると山頂は近い。半月山の山頂近辺に似ているような気もする。平坦な道をゆるりと行く。
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10:50、飛竜山。すぐ西にここより高い場所があるのだが何故か三角点はこちら。三角点はよく読みとれなかった。
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2077m地点近辺を通るが特に何もなく。飛竜権現への下りはナゲロードを歩くことになる。
我が物顔で登山道の両脇でにょろりとしているナゲ達。隙を見せたらザックにくくりつけたアイテムをかすめ取られる。花の時期は綺麗なのだろうが、それ以外の季節は顧みられることもないだろう。
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ナゲ達の隙間を通りぬけ、針葉樹の下りになるとほどなく飛竜権現、11:10。
その下がサオラ峠方面・飛竜山・将藍峠方面・雲取山方面の十字路になる。
サオラ峠方面へと下ることにする。将藍峠方面に行ってはバスが無い。明日も晴れなら笠取小屋でテン泊して・・・というのも選択肢に入るのだが。
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鞍部まで特筆すべきこともなく下りて前飛竜に向けて登り返しとなると紅葉しない広葉樹コンビ、ナゲ&馬酔木が揃い踏みとなる。ファン垂涎の光景か。
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ナゲロードを歩いて11:42、前飛竜(1954m)についた。しかし山名板も何もなくナゲ達が静かに佇んでいた。
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そこから少し下った岩場には何か掠れて読めない板があった。この岩場展望は良い。雲ひとつない青空に気分が良いのでここで昼飯かとも思ったがもう少し下ると平坦になるようなので先へ行くことにする。この先歩く稜線が見えている。多少の色づきはあるようだ。
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ちょっとした岩場の下りで標高を一気に下げつつ。飛竜山からの下りのルート、三年前にハイトスさんが歩かれていたのを帰ってから知った。
赤いのチラホラ見えるけど稜線にはなさそうな。
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1750mくらいまで一気に下るとこの先は緩い下りになる。ようやく赤風味な紅葉に出会えたがまだ植生は針葉樹メイン。
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紅葉の樹林帯はまだかと10分ほど歩いて行くと1700m手前あたりからいい雰囲気に?
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鼻血が出るような光景ではないがまあ悪くない。足取りは軽いがスピードは落ちる。
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日当たり良好。緑も混ざるとフレッシュな感じ。真っ赤なのを期待しつつこういうのもいいかなと思い始めている。
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続く