尾根復帰したすぐ先で左に明瞭な巻き道があったので行ってみたがその先怪しかったのですぐ尾根に戻る。
800mピークに登りあげる手前で一段滑り降りるとトラバース出来そうなので下りてみた。
このまま第3の岩場巻けないものかとトラバースしていくと詰まる。
一段岩を降りた。
まあ一段降りたところで危うさは変わらないのだが。
これは素直に第3の岩場に行って東に下りて巻けばよかったのではと思わなくもない。
掴んだ岩がはがれたりするので慎重に。
丈夫な細木から細木へ軽くとびうつる感じもありつつ移動して安全そうなバンドについた。斜め上へと導かれる。
尾根上復帰。
したのはいいけどこれもしかして第3の岩場手前なのでは?
はい残念、9:57、僕は第3の岩場の上にいた。しっかり切れ落ちてるなあ。しかし無駄なトラバースをしてしまった。
ここまで西のトラバースに拘って来てセオリー通り東に下りてトラバースして巻くと言うのは悔しい。
少しだけ戻って西側を覗き込むとこれはロープなしで下りられそうだ。下の方に明瞭なバンドも見える。体感3-4mくらい?木と岩を手掛かりに下りた。
2-3段下りて右を向くと一段降りてバンドに移れた。足元はしっかりしている。
そのままトラバースして第3の岩場から下を覗き込んだ2分後、僕はあっさり鞍部に到達した。途中の不必要なトラバースの方がよっぽど怖かったね。一体僕はこの岩場の何を恐れていたのか。まあバンドの情報を事前に仕入れていたからこその勝利だが。
情報を制するものが地味尾根も制するのだ。
まあ情報のない地味尾根を歩いた方が面白いんですけどね。
谷間の紅葉を眺めて先へ行く。あっさりと通過しすぎて拍子抜けしたので岩場を下から撮影するのを忘れた。
少し細尾根を歩いて奈良部山への登り返し。ひっそり佇む山石柱。
たまに綺麗なカエデかモミジもいるが黄葉はほぼ落葉している。冬枯れの景色になるのも近い。
急斜面で足に来る。微妙な寝不足も効いているのかいつもより足が重いなあ。
それでも930mくらいまでくると傾斜が緩む。
今が見ごろに見えるこの紅葉は色づきが遅いタイプなのか。
950mを越えると以前登ってきた北東からの支尾根を合わせる。後は緩く登りつめるだけ。
10:35、奈良部山。1年半ぶりかな?
歩きだしから約3時間。まあこんなものだろう。
ここから丸岩岳までは一度歩いているし熊も出るのでさっさと先へ行く。
ここまでくると完全に冬枯れの景色だ。
ぶらぶらと歩いて行くと熊糞を見るが三つくらいで前回と比べるとかなり密度低い。
この岩場は前回登ったので今日は左の巻き道へ行くが巻き道は回り込んだ先で消えていて結局尾根上に戻る。
1043m地点手前のピークに向けて登り返していく。
ここでハイカーが上から下りてきた。恐らくというかほぼ確実に熊鷹山-丸岩岳ときて奈良部山の北東尾根で下るんだろう。登山道整備されてるし。
挨拶してすれ違った先、この先の尾根前回歩いているし今日は楽しようと西側の林道を目指した。10:59、林道終点。
今日は天気が良いなあ。木々が邪魔で野峰とか見えないけど。
一応丸岩岳によらないといけないので尾根と林道の高さが同じになった所で尾根に復帰。
丸岩岳に向かって登って行くと落ち葉を踏む音。熊か?!と見上げたらハイカーだった。
祠の写真を取っている。挨拶してすれ違った。
11:23、一息で登りあげて丸岩岳。
ここには人の年配のハイカーが。立ち休みしつつ話してみると宝生峠から歩いてきてピストンするらしい。紅葉は全くなかったとか。もう時期が遅かったんだろう。
僕が歩いてきたコースを聞かれてので話すとすごく興味を持たれて安蘇の山の色んな場所について話した。熊とか蛇の話とかも。
結局10分以上立ち話をして11:35、それではお気をつけてと別れて僕は野峰に向かった。
続く
コメント
コメント一覧 (2)
既知との遭遇は、偶然ではないような気がするのですが(笑)
実は私も同じ日、近沢峠~奈良部山~熊鷹山南南東尾根と歩くつもりおりました。ところが前日、注文していた新しいパソコンが届いてしまったものだから、その設定やらデータ移しやらで一日つぶれてしまったのでした。それがなければ、どこかでバッタリだったかもしれませんね。難所の様子がよくわかりましたので、ありがたく情報を活用させていただきますよ(笑)
ふみふみぃ
がしました
いやいや完全に偶然ですよ(笑)。お互い行き先確定したの当日ですしね。
きりんこさんもこちらに来られる予定だったとは惜しいですね。私もHDDを新しく買ったもののめんどうでデータを移さず放置してます。
第2の岩場は大分適当な動きをしているので参考にしない方が良いと思います(笑)。第3の岩場は私が行ったルートがたぶん一番早いですね。みー猫さんは逆方向からきたためバンドを行きすぎて細い所に行ってしまったようですが、第3の岩場を上から下りる場合突端から少しだけ戻り上からしっかりしたバンドが見える部分で下りれば問題ありません。数m下りてからバンドに降り立つ時は左下ではなく右に一段挟んで下りると広いとこにいけて鞍部まで1分な感覚でした。
ふみふみぃ
がしました