少し休憩すると言う本Pとザックを置いてN田君と1506m地点へ向かう。
鞍部へ少し下り緩く登り返して。
"シャクシャク・・・"
ナゲさんではない。霜柱だ。
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どうやらこの辺りの標高となると日蔭は雪が残っているらしい。
少し足元に気をつけて歩いて行った。
1506m地点へ登りあげて行く。
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10:30、1506m地点到着。きりんこさんの記事にも会ったケルンは少し崩れているか。
風が強く雲の流れも速い。
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崖だから気をつけろよとN田君に言いつつ展望を楽しむ。
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ケルンをちょっと水増しして見たり。
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これから歩く小倉沢右岸尾根、下の方は木々が生えていないようだがきりんこさんの記事を読んだ限りはやばいところはないらしい。
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本Pもやってきたところでザックデポ地に戻る。
あれが目的地の社山だとか話しながら。
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10:43、ザックデポ地に戻り仮称・白樺平を目指す。
ちょっと急なところもあるが木が生えているので安心。
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緩やかになって振り返る。
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きりんこさんが下りに使ったらしいルート、ここから見るとやっぱり下の方が怖い。
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1540mくらいから薄く笹が生えるようになり1600mを越えると腰高となって微妙に邪魔になってくる。モンスターネマガリと戯れている僕とN田君にとっては可愛いものだが本Pにはいい経験か。
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とはいえやはり腰高だと抵抗を感じるのも確かで。なるべく獣道を探してとんとんルートあったぞ!と叫びつつ前進していく。歩行スピードは当然落ちるが前へ前へ。
1750mくらいまでくるとN田君の胸高に。獣道から外れると大分めんどくさい。笹の海を泳いでいく。
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稜線まで後標高70mなので一気に決めたいところだが大分削られている。少しだけ笹が薄い空間があったので紐を結び直したり小休止。
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獣道のようなものを追ったり失ったりしつつ最後の詰めをして行くが終いには後輩二人は辛うじて顔が出る程度に。本Pも思わず苦笑い。
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もう後少しなので獣道がなかろうと関係なく青空のもと僕らは泳いだ。
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急斜面が終わり笹も薄くなり景色を楽しむ余裕が出たら仮称・白樺平。中禅寺南岸尾根の稜線到着。11:55。
きりんこさんの記事にあった通り徐々に笹は深く、傾斜もきつくなる尾根だった。身の危険はないけれど。危ないのは小倉沢右岸尾根上に出るまでだ。
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風が強く寒いけれど流れる雲と足尾の山々は何度来ても見飽きることが無く、やっぱり今日も来てよかったと思った。
後輩達も初足尾でこれなら掴みはOKだろう。
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昼ご飯は社山にしようと東へ歩いて行く。
抜けるような雲ひとつない青空も良いがいくつもの雲が足早に流れて行くこの光景も僕は好きだ。
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もうシーズン2の終わりなんですね、とN田君が言う。
N田君と初めて裏那須の灌木オールスターズと戯れて早一年半、わりとあっという間だったな。彼もそう感じているようだ。雪山装備のないN田君は4月まで冬眠に入る。雪山もやって見たいらしいが装備は高いし、と。まあそこはいた仕方ない。年に2,3回の雪山のために装備買えとはとても言えない。
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ただ既にシーズン3への意欲は高いらしくテントを買うとまで言う。6月の裏那須藪開きまで承諾を得て、来年もまたおもしろくなりそうだ。本Pも裏那須藪開き行くか?と聞くとその恐ろしさを知らないゆえかいってもいいかなあ的反応。
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男体山と太郎山は雪雲の笠をかぶって。上の方は白い。
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稜線はうっすら雪が積もりそれが溶けてぬかるんで滑るので慎重に。それゆえスピードがでないがまあ急がなくても日没まで帰れるだろう。
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この稜線もかなり寒いのだが前白根方面言ってる人は辛そうだな。
寒くなければ、時間があれば、のんびりと歩いて行きたい稜線。
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1792mピークを南から巻いて、その先でようやく錫ヶ岳が見える角度に。
あれが去年瀑泉さんと登った奴だぞとN田君に言う。
また瀑泉さんに沢教えてもらいたいっすねとN田君は言うが、今の瀑泉さんの忙しそうな環境では難しいだろう。
まあ正直柳沢川右俣は今のN田君なら問題なくいけてしまうと思うが。赤岩滝上流で初めて滝を登った時のようなレクチャーを受けたいようだ。
なお今日のN田君は地下足袋を履いていない。地下足袋だったら凍えていたから正解でしたと言う。
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そして社山への最後の登り返し向けて鞍部へ。
遠くから見るとピラミダルな山容もここまでくれば緩やかに。
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"しゃくぅ・・・"
社山への登りでは、寒空の下縮こまって耐えるナゲ達の姿があったと言う。
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続く