三岩岳の稜線をさらに奥へ進んでいくと丸岩岳に辿りつく。二泊三日でかなり歩かないといけないらしいから残雪期にこちらから行くのは無理だな。僕はテン泊が苦手だ。
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踏みぬくことはないが気温が高いせいか雪がより重くなってきた気がしないでもない。
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時折振り向いてみー猫さん達を探すのだが視界に入ることはなかった。
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霞んではいるが周りの雪山が見えると飽きがこない。荒沢岳とかが見えているんだろうか。
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昼ご飯をまだ食べていないせいか雪が重いせいか、ちょっと足の進みが遅くなりつつある。とはいえ三岩岳はすぐそこだしもうアップダウンもないだろう。マイペースで行きましょうと歩いて行く。
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あったよ!登り返しが!
12:26、2060mまで来ると緩い下りの後にグっと登り返すことが分かりまだ楽させてくれないなあと苦笑い。
気がつけば踏み跡はワカンに変わっていた。
先行者も気温が上がり雪が緩んだから履き替えたのか。僕らは履き替えるものがないのでアイゼンのまま足重いなと思いつつ進んでいく。
右フチに余り寄りたくない感じだが木々のない平たい部分が広めで優しい。
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北西の谷間には人が足を踏み入れること、ほとんどないんだろうな。
体力と時間が無限にあるならずっと向こうまで縦走して見たいとか馬鹿な夢物語。
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大体下りてきて後は平坦なとこを歩いて登り返す。あそこの坂さえ登り切れば後は本当に登り返しはないはず。ラスボスって感じだ。
あまり右側によりたくないなと眺めるがかといって樹林帯に入る必要もないようだ。
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下りてきた方を振り返る。大した傾斜ではないが雪が緩んで足も疲れている今は登り返したくないという感想。
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11:36、いよいよ最後の急な登り返し。青空へと登っていく感じは悪くないが足には堪えそうだ。右の方に踏み跡みたいなのが見えると思ったが亀裂だった。
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ルクレチアさんも振り返って思わず一枚撮ってしまう稜線。
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少し登っては振り返ってまた一枚。本当に飽きない光景である。足は疲れているが気分は最高。
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12:47、なんだかんだで最後の登り返しもそう辛い思いをせず登りきり2070m小ピークに着いた。ここより北の稜線に今いる場所より高い所はないようで。
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後は三岩岳へのんびり歩くだけ。踏みぬくわけではないが踏み跡もちょっと深めになる。
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向こうの稜線も行ってみたいけどもう登り返す体力はないですねと笑う。遠くの空は霞んでいるが、見上げた空は青くて。雲の模様を見るのも好きだ。
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三岩岳手前にやってくるとその周辺だけ木々が出ている。そしてにょろりとした見慣れたイキモノも頭を出していた。藪の番人、シャクナゲさんである。
足元を雪におおわれているくせして気温が高いせいか葉は丸めていない。
念のため葉を裏返してみるとやはりハクナゲさんだった。
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ナゲ達の合間を抜けるとその先が三岩岳山頂。12:54。山名板を見ると三ツ岩岳。
目標13時だったのでまさに予定通りだ。
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ちょうどいい岩があったのでカメラをおいてセルフで記念撮影。一人だったらこういう事はしないが折角ルクレチアさんと山奥まで来たので。
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もう後は下るだけ。三時間もあれば下りれるだろうとの予測。
時間に余裕があるのでのんびりと昼食を取る。そういえばここって電波はいるのか?と機内モードを解除して見るとみー猫さんからメッセージが来ていた。"先にいっていてください"。四時間前のメッセージである。
とりあえずみー猫さんに電話して見る。出なかったが折り返し着信あり。みー猫さん達は今右が崩壊してるところで遊んでいるらしい。もう昼食は食べたと。後ろからとくちゃんさんの声が聞こえた。とりあえず元気なようだ。今日はもう待っていても会えそうにないが仕方ない。お気をつけてと電話を切った。

お腹も膨れたしそろそろ下山しますかと30分ほど滞在した山頂を後に。
ナゲ達と歩いてきた稜線ともお別れだ。13:21。
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前方の窓明山に登り返して帰るルートもあるらしいが今日は無理。もう十分頑張った。楽しい思い出のまま下っていこう。
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緩い下り、表面の雪は思ったより溶けていない。北側だからか。さくさくと下りて行く。
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緩んできてもザッザと滑るように下りれるので楽だし楽しい。うまいことブレーキも効くから尻セードみたく事故もないし。
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13:40、1850mくらいまで下りてくると避難小屋があった。
どこから入るのかと回り込んでみるがどうも窓からも入れなさそうで。冬季は使用できないのかもしれない。
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避難小屋を後にして下りて行く。
窓明山への稜線の雪庇も中々。
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随分とだらしなく枝が下を向いた木々達。雪の重みでこうなってしまうのだろうか。
だとすれば全盛期は後2mくらい雪が上にあるのか。
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1699m方面へと下りて行く。この先で久々にルクレチアさんが踏みぬいて声を上げていた。
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一本南の細尾根は大分雪が溶けて藪も出ている。いつ崩れ落ちるか分からなくて歩けないな。
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30分で標高を300mくらい下げた。下りはやっぱり楽だな。
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窓明山方面も三岩岳方面も東面の雪が溶けた崖を見ると身震いする。
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一方で下りて行く尾根は幅広いし程良い傾斜で快適。滑るように気分良く下りて1699m地点を通過した。
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続く