2018.12.15(土)
鴨沢西BS -登山口 -七ツ石小屋 -七ツ石山 -高丸山 -日蔭名栗山 -鷹ノ巣山 -水根山
-城山 -六ッ石山 -水根駐車場

久々にロングコース


先週はやる気も天気も微妙、寒くなって手術痕がうずくこともありさぼった。
今週はそろそろ足尾でもと思ったがどうも東京近辺以外天気が微妙なようだ。じゃあ今週もさぼるかと怠け心が顔を出すが、意味もなく月曜に有給を取ったので土曜日出かけないのは勿体ない。
とはいえ東京、奥多摩の低山を歩いて人ごみに揉まれる気分にはまだなれない。
長沢背稜を歩くには日が短いしどうするかなあと思ったが、どうも富士山も綺麗に見えそうな天気なので歩いたことのない石尾根を歩くことにした。オール登山道なのは気が引けるが体力作りには良いだろう。20km越えでコースタイム9時間半程度は本当に歩けるのかと思わないでもなかったが。

12/15、三時過ぎに家を出る。寒さが続くせいか手術後がまたしても疼いているのだが、ヘルニア部分ではなく切り開いた痕だから我慢すればよいと言う事にする。
ガソリンを入れてさっさと五霞から高速へ。圏央道は料金高いが便利だ。すぐに埼玉県入り。
どうでもことだが高校生のころからつい最近まで関東近郊に呉里六郷市という場所が実在するものだと思っていた。昔読んだラノベのせいだ。
関東に来て10年近くたちもっと早くきづいても良かったものなのだがそこらへんにあるのだろうとなんとなく思っていた。まあ架空の都市だったのだが。
圏央道は五霞から先1車線→2車線→1車線→2車線となり忙しない。僕は風が強いこともあり2車線区間でも走行車線をトラックの後ろについて大人しく走っていたのだが1車線に戻るから左に寄れと表示が出た辺りで後ろからトラックが追い越し車線に車線変更し僕と前の一台を抜きにかかった。
トラックの加速で2台抜き大丈夫か?と思ったが案の定僕を抜くことさえできずに1車線になり、トラックは慌てて走行車線に戻ってきた。判断力のなさが酷い。こういうやつが事故を引き起こすんだろうな。

横風が強く100km制限区間が80km制限になっていたが特に問題もなく青梅市内へ。コンビニによってから奥多摩の水根駐車場に向かう。
5時過ぎに到着してしまい少し早く家を出過ぎたかなあと思う。始発のバスは6:18だ。
気温は0℃の割にやけに寒く感じるのは日が出ていないからか。駐車場の一番奥に停めたが僕以外一台もいないので気を遣う必要もなかったか。
準備だけして少し仮眠しているうちに時間が来たのでバス停へ。

定刻通りやってきた鴨沢西行きのバスに乗り込む。
乗客は僕入れて5人。この季節どうもハイカーは少ないようだ。
途中で三人が下りて鴨沢まで行くのは僕ともう一人だけらしい。
この時点では鴨沢か鴨沢西、どちらから歩きだすか決めかねていた。どちらからでも登山口へはいけるのだが鴨沢西からの方が少し早いらしい。
その代わり九十九折りの車道歩き。
もう一人の乗客を見て決めるか、と考えているともう一人の乗客も鴨沢まできたが降車ボタンを押さなかった。じゃあ鴨沢西だなと思っているとバス停通過直後にもう一人の乗客が慌てて降車ボタンを押す。
向こうも僕が押すものだと油断していたのだろうか。
運転手にもっと早く降車ボタンを押すように怒られている。
それを見て僕は最後部座席で大人しくしていた。

終点の鴨沢西BSでおりる。日が出たとは言え寒い。シャツ+薄手の長袖+ダウンでなんとかというレベル。6:43、歩きだす。
車道をぶらぶらと歩いて行くが風景が寒々しい。
4560d0dc.jpg



6:48、所畑BSについた。ここから九十九折りの車道を登っていく。
じりじりと標高を上げていくが朝一ではきつい。なんとなく手術痕がうずくし。
山の上部に日が当っている。日の出以降とはいえやはり日光が当たらないから谷間は寒かったのか。それでも登りで動いたのでようやく体が温まってきた。
0cf8d926.jpg


42ac0f5d.jpg



丹波山村村営駐車場→の看板を横目に左へ進むとようやく登山口に着いた。7:14。
コースタイムを見ると所畑BSからここまで20分らしい。既にしてコースタイムオーバーでこの先思いやられる。まあ16時までに下山できないようならどこかでエスケープしよう。
f8f61db3.jpg



緩い登りのトラバース道をだらだらと歩いて行く。植林を一旦抜けけると陽射しが辺り暖かい。あちこち霜柱だらけだが。
トレラン二組程に抜かれたが他に人影はなく。やっぱりこの時期人が少ないんだな。
崩れかけているところは一か所くらいで後は歩きやすい道がずっと続いていた。
8f4c4528.jpg



廃屋や祠を横目に歩いて行く。
植林帯に入ったりまた落葉樹林に戻ったりするがまあ基本的にそう変化もなく退屈なルートではある。カメラをそうださなくていいという意味では淡々と距離を稼げるのだが。
0ee26ad6.jpg


8ee25462.jpg



8時を過ぎても淡々とあるいていると水場の看板。今日は汗をかいていないのでまだ水を一口も飲んでいない。よって無視。
でも地図の水場とずれていたのは気になった。
24d8584d.jpg



将門伝説の風呂岩とかかれた標識など見つつ歩いて行くと堂所とよばれる場所に出た。ここからトラバースしてきた道がほぼ尾根上を通るようだ。8:32。
コースタイム1時間50分は甘すぎだろう。最初の区間は厳しかったのに適当だなあ。
8d73be27.jpg



ぶらぶらと歩いて行くと夫婦が休んでいた。駐車場から日の出頃に歩きだしたのだろうか。下山してくる人もぽつぽつと出てくる。昨日は泊まりだったのか御来光を見てから下ってきたのか。
木々の隙間から富士山の頭が見えた。
197a90cf.jpg



富士山を見たすぐ先でトラバース道から右に折れてぐっと登りなったのでいよいよ急傾斜の連続かと思いきや左に折れてまたもゆるゆるとした登りが続いて行く。尾根の右から左へと移動しても変わらない。
86c04e52.jpg



1510mの分岐、左へ行くとだらだら回り込んで七ツ石山へ遠回りになりそうなので右へ進む。するとほどなく七ツ石小屋に着いた。9:23。大体コースタイム通り。
小屋の裏手で一休み。
富士山が綺麗に見えた。
fa9f767d.jpg


bb687ec4.jpg



一休みして少し歩くとすぐに分岐。ここも右へ。
水場になっておりちょろちょろ水がパイプから出ている。二口のんだがあんまりおいしくなかった。
2fa8b913.jpg



細かい分岐があったりしたが9:41、石尾根の稜線に出た。9:41。
とりあえず七ツ石山へピストンで寄ることにする。
ここまで雪がほとんどなかったが稜線は雪がうっすらあるようだ。
さほど強くない風だが気温のせいで寒く感じる。フードをかぶった。
ef02432a.jpg



七ツ石神社の社は真新しい。
5af9e0f7.jpg



ぐるりと回り込んで七ツ石山山頂へ。空が青い。今日はいい天気だ。風が冷たいが。
c6dba7bd.jpg



小雲取山と雲取山が見える。
c6ff395d.jpg



9:51、七ツ石山。雪は数センチある程度。
先客が雲取山に向かって行ったのでここで休憩することにした。
3e917aa2.jpg



雲取山荘に行って泊まりというのも悪くないのだが明日の天気は微妙そうだし、初志貫徹で日帰りしたい。去年行ったしな雲取山。
95c7140c.jpg



ギザギザなのは三ツ山や飛竜山の稜線か。
2dcc2d85.jpg



とりあえず富士見しつつ一休み。寒い。
e58c4bc1.jpg



10分ほど休んで引き返す。とりあえず稜線に出たところまで戻ってきた。冬枯れの稜線歩きが続いて行く。
77e22409.jpg



1704mピークをに寄るのは面倒なので巻き道を歩いて行く。どうも手術痕以外に股関節が痛む。寒いせいか最近さぼっていたせいか。いつもなら膝か太ももから疲労が来るのだが。登りでなければ痛くないので歩いて行く。
1700m小ピークを南から巻いた先が展望地になっていた。
15ee4f88.jpg


d83da5c7.jpg



峰谷への分岐を通り過ぎて先へ進む。1704mピークは千本ツツジというらしいがツツジの季節なら花が綺麗なのだろうか。
1704mピークを巻いた先の鞍部で稜線を通る道に合流する。一応高丸山には寄るつもりだ。
小ピークを越えて切り開かれた広い尾根道を歩いて行く。
雪は大したことないのだが霜柱をざくざくと踏みぬくため結構歩きづらい。
7a79ecab.jpg



振り向けば遠くに見えるのは南アルプス?
3ca987c0.jpg



気持ち良い尾根歩きと言いたいところだが結構足がつかれているので登りが辛かった。すぐ霜柱踏みぬくし。
f4cbd3d2.jpg



10:52、結構疲れて高丸山。
何もないかと思ったらぼろい板切れの山名板はあった。
しかしこの辺り足跡がない。
地味ピークなので皆巻き道で無視しているのかもしれない。
d92f1c78.jpg



高丸山から一気に一度下る。
こちらは日当たり良好なので霜柱が溶けてぐずぐず。ずるっといくのが怖いので端を歩いて慎重に下りた。
5e837c8f.jpg



急斜面を下り切って歩いて行く。1640mの台地からは南の展望が良い。
この辺りは雲ひとつないが富士山は雲を纏いたい気分のようだ。
a81ce5ed.jpg



南東へと向きを変えてぶらぶらと日蔭名栗山へ。石尾根の稜線歩きでは久々に人と会った。反対方向へ進んでいったが。
山頂手前の1700mくらいでも展望が良いので足が止まる。
b4f0dc02.jpg



南アルプスらしきものを眺めていると雲取山の方にヘリコプター。
眺めていると少しずつこちらに向かってきた。僕は遭難者ではありませんよ。
d534d2d2.jpg


329a02eb.jpg



11:22、日蔭名栗山。
ヘリコプターは頭上を通過して行った。
83e25b72.jpg



山頂は展望ない代わりに少し先へ進むと展望がある。
今日はしつこいくらい富士山を撮影している。
c507f769.jpg


69c3391c.jpg



奥多摩湖の方を見下すが、やはり今日はこの辺りだけいい天気だなあ。山域の選択は正解だ。
57c8085e.jpg



次の目的地、鷹ノ巣山はここと標高大して変わらないのだが170mくらい下ってから180mくらい登り返さないといけない。わりとつらい。
これで天気悪かったらやる気出ないなと思いつつ歩いて行った。
f7c279be.jpg



続く