2019.3.31(日)
根古屋森林公園 -永台寺横 -のこぎり山 -624.7m三角点 -県境 -アカヤシオ隠れ尾根 -人里 -根古屋森林公園
今年の開花スピードは?
先週の歩きで週末は金原山・三床山に行けば見頃のアカヤシオが見られることは分かっていた。
しかしあの辺りは確実に人出があり一人静かにアカヤシオを眺めることはできない。
そこで界隈では大体の人が歩いている飛駒三山のうちのこぎり山だけ歩いていなかったので、それを絡めてアカヤシオを観察しに行くことにした。
まだ早いかもしれないがどこかで咲いているだろう。
天気予報は何とも言えないが雨は降らない感じがする。出かけることにした。
3/31、5時半くらいに家を出て、根古屋森林公園へ。
ささっと朝飯を食べて歩きだすとちょうど7時。
ぱっとしない天気だが晴れてくるとの天気予報を信じたい。
ぶらぶらと里を歩いて永台寺へ。7:17。
墓場の横から藪入りすると祠を参拝するためかたまに人が来るからか、作業道がなくなっても微かな踏み跡で尾根へとうまく導かれる。大岩が壁になっているため尾根末端からは登れないため皆同じように左から巻いて行くのだろう。まあこの辺りは半分登山道みたいなものなので詳細は省く。
尾根に出てそのまま先に行こうかと思ったが一応祠を見ておく。7:36。
この標高でも満開じゃないのか。この先はあんまり期待できないかもなあ。
天気も咲き具合もなんともいえない感じである。
ただまあアカヤシオの株はそれなりにいるので気の早い咲いている奴らを撮影しつつ歩いて行く。
しかし少し尾根横を覗きこむと蕾ばかりの株もいるので日当たりと気分次第なのか。
危険な感じは無い。
東からくる支尾根にアカヤシオの気配が多いので向こうから来ればよかったかなとも思ったり。
しかし相変わらず天気は良くならず霧の中を歩いている感じ。
一瞬晴れ間が見えたのでようやく晴れるかと思ったが中々靄は消えてくれず。
祠のある570m辺り。8:25。休憩。
600m小ピークからの下りが急だったが灌木が多いので恐怖感は薄かった。
松や広葉樹の生える岩場めいたゾーンを抜けて緩い植林ゾーンになると626m地点、のこぎり山に着いた。
ここまでのゾーンは確かにのこぎりめいた感じであったがのこぎり山の山頂は目立たない地味な感じである。よってそのまま通過して行く。回復傾向に会った天気はまた下り坂。
ここのアカヤシオは当然の如く蕾もろくに膨らんでいない。
危険は無いのだが物足りなくなったともいえる。
鉄塔の下を通るのだがこういう天気だと高圧電線がジリジリと音を立てているのでちょっと怖い。
ゆるく登っていくとあっけなく710m小ピークに着いてしまった。9:32。
未踏部分はこれで完了。腰をおろして10分休憩。天気は良くなるどころか小雨が降ってきた。
楽勝だなと皆沢方面へ歩きだす。
この油断が命取り。南西の尾根へ行くべき所、西だったなとうろ覚えのままコンパスで方角合わせてたったか西へ下って行った。
100m下ったところでこの先も下りすぎじゃね?と気付き地図確認。一本北の尾根にいることにようやく気付くも時既に遅し。
登り返すのが面倒なのでトラバースすることにした。
霧にかすむ対面の尾根を目指すが次第に傾斜が増して平行移動が困難になったのでわりと苦労して谷間へと下りて行った。
さてどこで尾根に登り返すかと考えているとどうも倒木の中に踏み跡が見える。
これ幸いと辿って行けばスムーズにトラバース移動で来て鞍部で進むべき尾根上に到着。
やれやれ、以前歩いた場所でも尾根の分岐は気をつけないと。
無駄な時間と体力を費やした。10:04。
しかし標高600mなので当然の如く9割蕾だった。無念。
小ピークを巻こうとして踝まで落ち葉に埋もれてみたり。
こんな地形もあったなあと少し感慨深く思いつつ通過して624.7m三角点を10:32に通過。
鉄塔を潜って南下するとヤマツツジの蕾が。
520mの屋根だけになった祠をいつもどおり跨いで進むとアカヤシオゾーンが下まで続いている。
しかし残念、今年は500m領域ではまだ開花していなかった。
こんなにアカヤシオの株は密集していて誰も来ないのになあと名残惜しくも通過して行く。
この辺りのアカヤシオについて過去の記録と比較すると、2015/3/28の瀑泉さんは皆沢付近でアカシヤオを見ていない。3日違うが蕾の記述もないから2015年よりは開花が早いのだろう。
また2016年は4/3にななころびさんが歩かれた際結構咲いていたようだ。4/9に僕が歩いた際は終盤だが良く咲いていた。2016年とはわりと開花状況が似ているのかもしれない。
ここから考えると4/6-7の週末はこの辺り見頃だろう。
2017年も4/8に訪れているのだが8分咲き程度で蕾が結構いた。2017年はかなり開花が遅かったから今年の開花状況の参考にはならないだろう。
2018年はこの辺り訪れていないが4/7時点で鹿沼の777mくらいで満開だった。
後述するが今年は3/31時点で470mくらいで蕾もろくになかったので2018年と比べたら遅いと考えて良さそうだ。
さて、そろそろアカヤシオホットスポットだなと皆沢八幡宮へと下りる尾根が派生するピークへやって来たがやっぱり五分咲き。例年より一週間早く来たのでさもありなんといった感じではあるが、誰にも会わずにアカヤシオを楽しめる場所なので足が向いたのはいたしかたないと言える。
もう少し下るといい咲きっぷりを見せてくれるアカヤシオの株があるのだが今年はまだだろうなあ。
諦めて多高山への尾根へと戻った。
昼食を撮りつつ一人作戦会議。
この先多高山へ向かっても標高的にアカヤシオの開花は期待薄。
で、あるならば支尾根を下って新たなアカヤシオスポットを探すべきだろう。
帰路を考えると東に下ると存在する実線路へ下りる支尾根がいいがいくつも存在する。どれも選ぶかが問題だ。
あんまり移動するのは面倒だなと言う理由と広葉樹マークが多いことから今いるピークから東北東に伸びる支尾根へ進む事にした。
11:53、支尾根を下りて行く。岩っぽい細尾根。アカヤシオが好みそうだが蕾ばかり。
やっぱりこの辺り早かったかなあと思うが20mも下りると期待できる空気に?
でもこの支尾根アカヤシオがびっしり生えているな。
ポテンシャルは相当高い。来年に期待するか。
アカヤシオの株はやはり多い。もう少し下ってところにもアカヤシオがいればと期待が高まってきた。
すると9部咲くらいのアカヤシオゾーン突入。
一株ごとの花付きは微妙。でも結構咲いているので今日一と考えていだろう。
いつの間にか青空も見えているのでクライマックスと言った感じか。
400mより下に行くと尾根は植林交じりの緩い地味尾根と変わりアカヤシオの姿は消えた。
崖っぽいのを左から巻いたらあっさりと実線路に出られた。12:27。
頑張れ山の仲間達。
うーん、この後も行くところあるんだけど。どうしたものか。
根古屋森林公園に12:57。
一休みしてこのまま変えるとどうか考えたがやはり来週のためにもう少し情報収集したい。
満開のアカヤシオを満喫できたわけでもないし。
そんなわけで僕は鹿沼へ向かうのであった。
今回の軌跡
まあ予想はしていたが3月末ではこの辺り早かったらしい。
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号) |
まあ予想はしていたが3月末ではこの辺り早かったらしい。
去年は開花が異様に早かったからこの辺り着ていたら良かったかもしれないが。
例年は4月4-7くらいに歩くべき場所だろう。
まあ人もろくに歩かないだろう支尾根でアタリも見つけたので収穫はあったと言える。
結論から先に言うとこの後次石山へ行ったのだがろくに蕾もついていなかったのでだらだら景色を見て帰った。明日リベンジに行くつもりでいる。
コメント
コメント一覧 (2)
1年って早いなぁ、ついこの間見た様な気がしますけど(笑)
やはりアカヤシオは 青空じゃないとイマイチ。今日明日辺りの記事に期待でしょうか?
ふみふみぃ
がしました
まあ一年たつのは早いものですが、去年は入院も挟んだせいかアカヤシオには久々あった感があります(笑)。
霧の中も幻想的・・・といいつつやはり光が当たらないといまいちですね。
今週は土曜が晴れていい感じでした。
ふみふみぃ
がしました