2019.4.29(月・祝)
舟石峠  -向山(1251.1m三角点) -舟石新道 -1103m地点 -備前楯山 -舟石峠

花の命は短くて


昨日はアカヤシオを見に行ったはずがナゲ見で終わるよく分からない一日だった。
明日は雨だしGWも5月に入ると5,6日以外予定が埋まっているのでしばらく北関東の山には行けない。
天気は微妙かなあと思っていたら窓の外は晴れているので出かけることにした。
しかし気持ちを固めるのに時間がかかり家を出る時点で既に9時を回っていた。

ガソリン入れて朝マックしてとさらに時間を消費。
たまには粕尾峠経由で足尾に行ってみようかなときまぐれな僕は野木のベイブリッジを渡る。
10時近い。
栃木IC手前のコンビニに立ち寄り食料を買い込むと前振りなしでレジ打ちのおばちゃんから
「ずっと休み(無職)なの?それとも普通に連休?」といきなり衝撃の発言が飛び出す。
ちゃんと働いてるし、これでも旧帝卒のはしくれなんですが。ナスフラで合成してカラムで分離精製、NMR・HPLCで分析かけてた研究室時代は確かに作業的な一面はあったが、レジ打ちの中年如きに舐められる言われはない。マウントとろうとする相手は選ぶんだな。
屋上へ行こうぜ・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・。
なんて、激怒することもなく普通に連休ですと答えてそそくさと立ち去ったが何でいきなり喧嘩売って来たんだろう。僕が本当に無職で虫の居所が悪かったら殴られてもおかしくないと思うのだが。
確かにジャージで寝ぐせも少しついただらしない恰好だったかもしれないが、コンビニってきっちりした格好でいかなきゃいけない場所だったのか?納得いかない。調子乗ってんじゃねーぞセブン。
納得いかないが僕も数日前に34歳になった。
この程度でコンビニ本部にクレーム入れるほど心は狭くない。
しかし今まで生きてきてお前無職?なんて言われたのは初めてだ。
ため息一つ、足尾へ向かった。

粕尾峠を通過し足尾へ着くまでに何度もすれ違う車があったのと道がくねくねしているのでわりと時間がかかった。普段は銀山平側から舟石峠にいくのだが今日は足尾側から行く。
備前楯山のアカヤシオ開花情報を見たのかどうかは知らないが何台もの車とすれ違う。面倒くさい。
12時過ぎに舟石峠の駐車場到着。
準備をしていたらデジカメを家に忘れたのに気付いた。
今日は色々ついてないなあ。天気も微妙だし。帰りたくなった。
しかしガソリン代が勿体ないので歩きだす。12:15。初っ端からやる気ナゲさんである。
そんなわけで今回写真は全てスマホ。
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舟石峠の駐車場には10台くらいとまっていた。盛況らしい。
まあ備前楯山も一応行く気ではいるがわざわざ混雑している時間帯に行くのは馬鹿らしい。
僕は向山へ行くことにした。ヤマレコとかで向山周辺のアカヤシオが開花しているのを見たのだ。
舟石新道は復路で使うとしてとりあえず向山へと繋がる尾根へと適当に這い上がる。思ったより急じゃなかった。
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1130mくらいで尾根に乗った。12:33。
いきなりアカヤシオがお出迎え。満開一歩手前と幸先が良い。
昨日のアカヤシオ不在な山行が嘘のようだ。
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地形図から岩場と読みとれる1170m級小ピークへと歩いて行くのだがこの区間尾根の南側にびっしりアカヤシオが生えておりタイミングも◎。
昨日のアカヤシオ分を補うことができた。
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岩場の小ピークに登って備前楯山を見る。
しかし気になるのは山頂ではなく西の方にある登山道とは外れた個所の山肌だ。
どうみてもアカヤシオが群生している。これは寄り道確定だな。12:40。
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反対に向山の方を眺めても山肌にアカヤシオはなし。上にでないとだめなのかなと思ったが下を見ると薄紅色の奴らが手招きしている。
これはこれは・・・と小ピークの段々を下る。
アカヤシオロードの入口か?
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うーん、辺り一面アカヤシオがびっしり咲いているのはいいんだけど状態がなあ。
どうも蕾だったら少し痛んでいたりと満開ではない。
風雨にやられてしまったのだろうか。
まあ来年以降にご期待だな。ポテンシャルは高い。
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アカヤシオスポットを抜けて向山方面へと尾根を登っていく。
足元にぽつりぽつりと花弁や蕾が落ちているのが気になる。
向山の北の小ピーク辺りに出ると・・・アカヤシオ(の花)が死んでいた。
ご冥福をお祈りします。
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なんだこれは・・・。
ヤマレコで見た27日の記録では綺麗な薄紅色の花が咲き誇っていたのに。
こんなの絶対おかしいよ!
帰ってから調べてみたのだがどうも27日夜半から28日早朝にかけての冷え込みである程度の標高では霜が降りたらしい。このアカヤシオはそれでダメージを食らい二日で涸れ果てたようだ。無念。
昨日奥山周辺でアカヤシオが壊滅的だったのもその影響だろう。霜のダメージ+強風で無残なことに。これは数日間尾を引きそうだなあ。
まあメーデーと帰省で5/4まで予定の潰れている僕には関係ない。GW終盤には新しい奴が咲いているだろう。空模様ほど僕の心は曇らなかった。
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向山の三角点に向かって歩いて行く。
向山周辺の北西斜面はびっしりアカヤシオ・・・の残骸が。
蕾も一緒にさようなら。
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これは長居する必要もないなあと三角点だけ見ておさらば。13:08。
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舟石新道の通る南の鞍部へと下りて行く。
下っていくと鞍部付近ではアカヤシオのダメージが少なかったらしくまだ見られる。
まあ痛んではいるのだが。
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鞍部の南側小ピークの斜面にもアカヤシオがいたがどれも痛んでいるっぽいのでここはスルー。
舟石新道で舟石峠方面へ戻ることにした。
アカヤシオはいるしタイミング的には良かったのに霜でやられているとはなあ。
これは予想していなかった。GW初日に来るべきだったのだろうか。
思い悩みつつ舟石新道を歩いて行くと1130mくらいに完璧なアカヤシオ。
どうやらこの辺りまで下りると霜の影響がないようで。それとも昨日今日で咲いたのか?
よくわからないが咲いているので良し。
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周辺にいた小ぶりのアカヤシオはスルーして下りて行くと1090mくらいで舟石新道が北に曲がるところ、支尾根の先にアカヤシオあり。寄り道せざるを得ないな。
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この一角、何本か集まって咲いて下り花付きは凄くいいわけではないが状態はそれなり。
十分観賞に耐えうるレベルだろう。
これなら昨日たそがれさんのコメントに返信する際、向山周辺がいいらしいですよと書いておけばよかった。
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支尾根から望むのは南東側の対岸、1103m地点ピークの北西斜面。
天気は微妙だがこれは救わねばならんなと決意を新たにした。
ようやく無神経なおばちゃん+デジカメ忘れのダメージを上回るリターンが得られる目途がついた気がする。
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そうと決まればさっさと舟石新道で舗装路に離脱しよう。
アカヤシオスポットを離れて歩いて行くと沢を横断する手前が崩れていた。
ここってこんなに崩れてたっけなあ?2年前に残雪期に歩いた際はこんなではなかったような。
まあいいかと少し下から沢に下りて通過。
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後は適当に歩いて鳥獣観察小屋手前で舗装路に出た。13:38。
ここからどうやって1103m北西斜面のアカヤシオ達に会いに行くか。
地形図から見るに舗装路を少し歩いて谷間に30mも下れば取りつけるように思える。
斜面が岩場じゃないかは気になるが、まあそれは近づいてみないと分かるまい。
今、会いに行きます。
僕は1103m北西斜面へと歩いて行った。
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続く