舗装路がカーブする所で谷間へ下りて行く。
鹿網が二重に会ったが両方破かれているところがありそこから突破。ざるだなあ。
細い流れを渡るが対岸斜面はそのまま登るのは急そうだ。
目の前で猿が登って行ったが僕はそんなに身軽ではない。
少し上流に回り込んだ。
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なんだか籔っぽいがこれなら登れそう。
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藪斜面を10分ほど登り1000mくらいで尾根の上に乗った。
尾根に乗って見れば普通に安全な地味尾根で一安心。
急なのは末端だけだったようだ。
そして対岸から見た通りアカヤシオが繁茂している。
天気が微妙だが悪くない。
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よくよく見ると少し痛んでいる感じがある。
やっぱり27日にくるべきだったのかなあ。
この時期に霜までも気にしなければならないとはアカヤシオ道は険しい。
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上部の1103m地点に立ち寄る奴はいるだろうがこの斜面を下から登っていく人間は僕以外いなそうなのでアカヤシオ達を回収しつつ登っていく。
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大して標高差もないのであっけなく東から尾根が合流する1070mくらいについた。
1103m地点へと歩いて行くがアカヤシオは続いていた。
やっぱり少し盛りを過ぎているなあと思う。
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しかしまあ状態はともかく、1103m地点に至るまで尾根沿いの北西斜面は本当にアカヤシオがびっしりだ。舟石峠駐車場から徒歩15分もかからなそうだし、備前楯山に行くならここに寄らないのはありえないだろう。
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14:16、1103m地点到着。標石というか古河グループの石柱。
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こんなにも生えているなら晴れてた昨日の帰りに立ち寄れば良かったなあ。
もしくは今日早起きすれば良かった。
後悔先に立たず。
仕方がないかと曇天の下アカヤシオ達を眺めると、僕は備前楯山へ歩きだした。

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何と言う事のない地味尾根で登山道へ。歩く人はいるらしく踏み跡は続いている。
大分空は暗くなってきたが雨はまだ降らないらしいので気にしない。
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14:28、登山道に合流すると備前楯山1.0knの標識。そしてここは関東なれあいの道らしい。
だから足尾でありながら備前楯山は避けてきたんだよな。
まあこんな日でもなければ登らない山なので行くけど。
仕方なく登山道を歩いていたのだが1140m辺りで北東の支尾根にアカヤシオが見えた。
登山道を離れて寄り道して見る。
ここは中々にいい感じだ。
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斜面のした方にも生えているがまあこれはいいか。
よく見ると対岸、備前楯山の北西尾根を下りて行った辺りにアカヤシオが群生している。
谷間へ下りることは迂回して行けば可能なように見えるが果たしてそこから登れる斜面だろうか。
時間はあるがこの天気ではなあ。
今日は良いかと目の前のアカヤシオで満足することにして、腰を下ろすと少し休憩した。

10分少々ゆっくりして登山道へと戻っていくと、下からパンパンと手を叩く音が。
僕とそんなに年が離れてなさそうな男性ハイカーが登って来ていた。
僕が妙なところを歩いていたから熊と間違えたのだろうか。
声をかけてみると鹿だと思ったらしい。
向こうのアカヤシオが綺麗なので、と変なところから現れた言いわけをするとハイカーはそちらへ向かって行った。
僕は山頂へと歩いて行く。
1210m辺りで小ピークを巻くところ、上見ればアカヤシオだがまあ立ち寄るまでもないな。スルー。
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備前楯山0.3kmの標識を見て平坦な尾根を歩いて行く。
この辺り最後の登りにかかるまで尾根の北側にアカヤシオが繁茂。
まだ蕾が多いが一般ハイカーの目を楽しませてくれるのはこいつらだろう。
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最後に階段を登って山頂へ。
この辺りの斜面もアカヤシオが多いんだな。備前楯山に興味ないから知らなかった。
山頂手前のはいい感じにも見えたが、山頂のアカヤシオ(の花)は御臨終。15:02。
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帰ってからヤマレコとかで記録を漁ると山頂のアカヤシオは27日は綺麗に咲いていた物の28日には死んでいたらしい。剥き出しの個所に生えている奴らはまともに霜が降りてさよならというわけか。

微妙な天気だが展望のいい場所だ。この辺りの山々に関しては流石にどれがどの山か分かる。
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今日の仕事は終わった。
登ってくる最中に何組かとすれ違ったが、時間も15時過ぎだしこの後登ってくるのはさっき手を叩いていたハイカーくらいだろう。
僕はザックをおろしてスマホを弄ることにした。
すると先ほどのハイカーが登って来た。アカヤシオ綺麗でしたと言われる。あそこは中々いい場所だった。
他に人もいないので、足尾にはよくくるんですか?と聞いてみると年に1、2回で日光の方に良く行くらしい。でも足尾は面白いですねと言う。
あんまり足尾の山で若手ソロハイカーに会う事がないので色々話していると、なんとこのハイカー、7時くらいに銅親水公園を出て中倉山・沢入山・オロ山・庚申山と歩いてついでに備前楯山に来たらしい。8時間ちょいでそのルート歩くとは只者ではないな。ただ足尾にはあんまりこないようなので界隈の人間ではないが。聞いてみると趣味がマラソンと言う。僕もランニング始めようかなあ。

庚申山の辺りはまだ残雪があり山頂にいけたものの展望地は雪が深くて行けなかったとか、下りてくる途中も岩につららがあったりしたとの話を聞く。足尾も標高を上げればまだ残雪期か。
皇海山はどれですかねと聞かれるがここからではよく見えない。雲に隠れているのかオロ山か塔の峰に遮られているのだろう。まあ何か色々話していたら時間は過ぎて山頂に40分くらいいた。
僕はもう下るだけだからいいけどハイカーは銅親水公園まで歩いて戻るわけで。ではそろそろと別れた。

さて、一人になった山頂でそのまま登山道でかえるか北西尾根を下ってアカヤシオを見て行くか再考する。確か前この尾根歩いていた人いたよなあと思ったものの備前楯山は岩っぽいイメージがあり下りで冒険するのはやめるかと大人しく帰ることにする。
帰ってから調べたらきりんこさんが去年歩いていた。というかきりんこさんはその時向山も歩いていた。すっかり忘れていたが誰かの記録でアカヤシオ見た気がしたんだよなあ。1103m地点には寄らなかったようだが。まあアカヤシオ目当てで歩く界隈の人間は似たような思考に至るということだろう。

15:43、山頂を立ち去る。
登山道をちんたら歩く理由もないのでたったか下りて行くとアカシヤオの咲いている場所でさっきのハイカーがいた。アカヤシオの名前は知っていたけど葉がないのに花が咲くのは知らなかったと。桜見たいで良いですねと言う。また一人アカヤシオ道に足を踏み入れたかどうかは定かではない。
流れで話しながら二人で下っていく。
今日は一部登山道外を歩いていたのでそっち方面の人かと思ったが、基本登山道を踏み外さないように歩いているらしい。残雪の大佐飛山は行ったことあるらしいが。
錫ヶ岳や県境尾根の話をしているとそういう歩きは新鮮と言われる。
たそがれさんやハイトスさんのブログで栃木の登山を学習した僕にとっては登山道を歩く方が妙に思えるのだがこれが育った環境の違いだろうか。
あそこにもアカヤシオが群生していたんですよと1103m地点付近の尾根を示唆した。
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話しながらもお互い下りで足を止めるような距離でもないので30分足らずで舟石峠駐車場に着いた。
16:12。
袖振り合うも多生の縁なので麓まで乗って行きますか?と声をかけるが、雨降りだしたらお世話になろうと思ったけど軌跡を繋げたいのでと固辞される。その気持ちは大切ですねと笑った。
また少し話してお気をつけてとお別れ。
出だしと天気は微妙だったが中々悪くない一日だった。

今回の軌跡
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題
この辺りは田沢奥山周辺寄り暖かいらしく思ったよりもアカヤシオ前線は上に来ていた。
しかしそれが災いしてか上の方は霜によって壊滅。どうも雨のダメージより霜のダメージの方が大きいようだ。
明後日からは晴れるようだが本来は咲くはずだった蕾も霜でやられている可能性がある。こればっかりは行く場所の運なので出たとこ勝負か。まあアカヤシオ度外視で歩いた方が良いのかもしれない。
運が良いのか悪いのか、帰省する僕には関係ないのだが。まあGW終盤には霜の影響を受けなかった奴らが開花しているだろう。GWの〆はアカヤシオか残雪歩きか。そこらへんは天気次第か。