遠目に見ると崖だったのでどうしたものかと思ったが右の土斜面から回り込むとすんなり尾根に乗れた。
まあ尾根末端は崖なのだが。
アカヤシオがさっそく現れる。
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支尾根にもアカヤシオが咲いていたのでいじましくも拾い上げていたが良く見ると逆光ではあるが尾根の上に進めばアカヤシオが結構いるようだ。登りあげて行く。
アカヤシオも僕もボルテージが上がってきた。
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アカヤシオが繁茂しているだけあり岩っぽいところでそう危険でもないが少し気を使いつつ登る。
容量と枚数、この後の展開の事情でカットするが気付けばアカヤシオに取り囲まれていて。
これはこれは。最後にいい場所に着いたなあとほくそ笑む。
メリーメリーといい気分で写真を撮りまくる僕。
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すると唐突に頭上から「こんにちわ」と声が掛った。気がした。
きっと気のせいだろう。さっき足跡を見たような気がするがこんな地味尾根にわざわざやってくるハイカーなど僕以外にするはずもない。ここは無視だな。

しかし何度も聞こえたので振り向くと少し上に知らない女性ハイカーがいた。実体を伴っている?!
地元民だろうか。だとしたら何か後ろめたいな。
なんて思っていると「もしかしてふみぃさん?」と探りなしでこちらの正体をいきなり当ててきた。
リーチなしでパッツモはおかしいだろ。名札とかつけてないんですけど。
困惑していると向こうも違ったかと焦り始めたので、いえ合ってますと返した。すると「てとらぽっとめろんてぃです」と言われた。某山アプリの知り合いであった。たまに足尾の山に登っているので時折コメントを入れていたのだ。
アカヤシオを探しに来たのに何故か僕が発見されてしまった。
それはそうとして辺りをアカヤシオに囲まれているので写真を取りつつ登った。
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てとろぽっとめろんてぃさんのいるところまで登り、どうしてこんなところに?と聞くとアカヤシオが見えたのでと言われる。どちらかといえばこの尾根にいる以前に小友までどうしてやってきたかが気になるんですが。まあそこは聞かなかった。
僕の記録をいつも見ており会えてうれしいと言われる。もっと体育会的な感じかと思ったら理系な感じで意外だったと。まあ理系なのは正解だ。
アカヤシオも咲いているしちょうどいい場所なので休憩と山ヨガをしていたという。山ヨガと迷い家って似てるな。
なにやら明日はサクラマスさんと毛無山に行くらしい。サクラマスさんとも某山アプリ繋がりかな。それとも山岳会か。栃木の山は狭いね。
てとろぽっとめろんてぃさんはこの先は登ったら下りられるかわからないので行かないらしい。
でも僕のアカヤシオレーダーはこの先もう一山ある感じがしているんだよな。
とはいえ安全保障のない場所に初対面の人を誘うのは良くない。
ではまたどこかでとお別れして一人先へ進んだ。12:16。
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ちょっと先にいた花付きのいい集団。これはこの先も期待できるな。
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そして恐らくてとろぽっとめろんてぃさんが先に進むのを諦めたと思われる斜面が現れた。
530mくらい。
ぱっと見あれだが即死さよならってことはないな。適当に登った。
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登った先で北西から支尾根が合わさる。
崖の上は安全な地味尾根。北西支尾根も気になるがちょっと先へ。
いい株ありますよ。
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現在地は570mくらい。
この先もアカヤシオは見えるのだが蕾が増えるはずだ。
先に進むより今日は北西支尾根を探った方が良さそうな気がする。
まあ下れるかは不明なのだが。
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そんなわけで北西支尾根を下りはじめる。
するとアカヤシオが渦巻いていて?
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あー、これは完全に当たり引いたわ。
さっきまで歩いていた場所とは明らかにアカヤシオの質と量が違う。一目でわかる。
楽園の入口へ足を踏み入れてしまった。
てとらぽっとめろんてぃさん、すいません。こっちに誘わなくて。
しかしまあアカヤシオは一期一会。アカヤシオ満開な標高を当てるのはデータの積み重ねと分析力がものを言う。しかしこういう場所を探り当てるのは理屈じゃない。
地味尾根とどこまで向きあえるのか試されているのだ。
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しかしここは中々にすごい。
金原山のアカヤシオなんて軽く霞んでしまう質・良・密度だと思う。一直線に麓からここを目指せばすぐに辿りつく場所だし。まあ小友に登山しに来る発想が普通は無いのだろうが。
平面な写真ではこのインパクトは一割も伝わらないだろうな。
毎週それだけ見たらもうアカヤシオはいいのではと思われているのだろうが、このライブ感がたまらないのだ。目の前にある光景と全く同じものは二度と見られない。
前日光や袈裟丸のアカヤシオのいいものだが小友にはまた違った低山地味尾根の魅力が溢れている。日本百名山がなんぼのものか。本当にいい山はガイドブックには載っていない。
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12:41、540mくらいの突端。この先崖か?と警戒するが横から降りられそうだ。
こうして見ると何にもない山間の場所なのに横を見ればこれだ。
来年のこの時期も小友から離れられないな。
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眼福、眼福。されそろそろ休憩しようか。
どこかいい場所は無いものか。
アカヤオシが途切れそうなら休もうと思ったが一面のアカヤシオは中々途切れない。足がすすまない。
岩場もあるが段々で下りて行けるので今のところ心配はなし。
アカヤシオの奥には山桜も見えるしここは本当に楽園だ。
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不思議だったのは標高を下げると蕾が出てきたこと。日当たりが関係しているのか。
大体は満開なのだが。
520mくらいで平坦な場所が左手にあり、雰囲気もすごくいいので腰をおろして昼食を取った。12:47。
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10分ほど休んで下っていく。
まだまだアカヤシオは解放してくれないようだが?
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両手に花と言うか全視界が花?
写真載せまくっておいてあれだが、写真ではここの素晴らしさを全然伝えられない。来年は是非お訪れてほしいアカヤシオスポットである。さくっと歩けるしね。
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500mくらいでアカヤシオはいなくなった。
下れる程度に急な斜面。
結構急だったが往路の崖があるから基本こちらを下りにするべきだろう。
後は真っすぐ下ってはぐれヤシオを見てから植林帯を北に折れる。アカヤシオ群生地の末端から渡渉地まで10分くらいだった。
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竹藪を掻き分けて林道を石灯籠辺りに這い上がるとちょうどてとろぽっとめろんてぃさんも下山してきたらしく林道を下りてきた。
どうやら駐車地も同じ場所らしくしばし話しつつ歩いて行く。
うっかり発見されてしまったが、新たなアカヤシオ楽園も発見したのでこれでイーブンだろう。
13:23、駐車地着。お疲れさまでしたと別れた。
予定通りさっさと帰って予定を済まし、床屋にもいけたので短い歩きながら充実した一日だった。

今回の軌跡
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題2
そんなわけでいつもの場所には早すぎたが新たな楽園を発見することができた。
もう少し時間がありやる気もあればもっと探索したのだが、あんな場所も見つけてしまってはそれ以上探る気もしなかった。
いつもの場所は一週間後が最盛期(実際次週立ち寄ったら盛りだった)なので小友は2週に渡ってアカヤシオを楽しめる場所である。少しぐらいのずれは許容されると言うわけだ。
軌跡を見れば分かるように入口で満足してしまっているのでこの辺り探ればもっといい場所がまだまだせ眠っている可能性がある。どこの標高にターゲットを合わせるかが非常に悩ましくもあるのだが。

この週はこれでアカヤシオに満足したので翌日は何もない地味尾根を歩きに行った。それはそれで、また別のお話。