1749m地点まで来て振り返る。
雪庇があっても傾きが緩いので普通に歩いて来れた。
写真で見ると右の斜面をトラバースできそうに思えるが現実は厳しい。
1800mを越えたあたりでまた少しだけ左の樹林帯へ。
振り向けば鉄塔も大分遠くなった。
1944.9m三角点まで緩い登りだ。
みー猫さんも何度でも振り返ってしまういい眺め。
僕はびびって左を歩こうとするがみー猫さんが颯爽と右側を行くので追従した。
写真はみー猫さん。僕の姿はみー猫さんの記事で。
http://blog.livedoor.jp/yamatabifuukei/archives/79315351.html
右に折れて大津岐峠へ行く前に一休み。眺めもいいので15分少々ゆっくりと。
緩く降りて大津岐峠へ。
しかし大津岐峠、地形図で分かりにくい場所であり正確な場所が不明。
三角点から下りて少しの場所と思うとここらへんだったのだろうか。
雲の形からみー猫さんが風を切って歩いているように見えなくもない。
どうも一部細尾根で雪庇がせり出しているようにも見えて少し警戒。
しばらくは平和な残雪歩きを楽しめそうだ。
平和な歩きだったが東側に滑り落ちたらどこまでも落ちて行くだろう。でも写真で見ると緩そう。
さらにその先の1996m地点が近づいて来るとこれは雪庇の際を歩けず左の樹林帯行きかなと言う空気になって来る。
アズナゲさんである。花芽をつけておらずやる気はなさそうだ。
アイゼンで歩くには面倒なので少しビビりつつ雪庇の上を歩いたり。
こういうところで現れては役に立たないのがナゲたる所以である。
結構展望良かったのになあ。
まあ一瞬ではあった。
するとここで第一ハイカー発見。僕らとは逆に御池へ向かうようで。
すぐそこだけが核心ですと話して別れた。
まあ目的地は近いので問題は無い。樹林帯へのエスケープもなくなり平和に歩いて行く。
多少横向きの傾斜があるが柄沢山の時のピッケルないと怖くて動けなかったのとは格が違う。
もう昼過ぎなためかそこまで人はいない。
まあ百名山につしてはというだけで普通に人はいるのだが。
小屋前の長板に座り昼休み。
会津駒には用は無いという思いもあるが折角来たので寄ってやることにした。
疲れているので歩みは遅い。
山頂付近からは楽しそうな声が聞こえるが恐らく小屋どまりのハイカーだろう。
13:56、会津駒ヶ岳山頂。一年ぶりか。
大きな雪庇が目立つ。なんだかふわっとた歩きになりそうだ。
時間がないので今日は行かない。このまま残雪期は無縁の可能性が高いな。
午後になり雪が緩んでいるし相当数が歩いているためボコボコして歩きにくい。
たまに面倒だと尻で滑ったが雪が汚れているのが気になった。
1340mまで下りて15:12。ここで10分最後の休憩。
対岸の斜面はもう雪が少ない。
後は登山道をたったか下るだけ。
最後に階段を下りて滝沢登山口に15:44。
後は林道を歩いて行くのだがショートカットも少し通る。
麓まで下りてきて雪解け水で増水した沢で靴を洗った。
駐車地に16:11着。
日焼け止めを何度も塗ったせいで日焼けに苦しむ事はなく終わった。
御池にレガシィを回収しに行ってから燧の湯で汗を流す。
帰途であいづ亭なる店に寄り唐揚げラーメンを頼むが空揚げが品切れ。他にもチャーシューだか何かが品切れだった。次はもっと早い時間に、とも思ったが早い時間に来ると言う事は登山が早く終わると言う事でありそれは無理な相談なのかもしれない。
今回の軌跡
余り下調べせずに歩いたルートで会ったが思いの外展望は良く。少しは面倒なところもあり残雪歩きの〆としては中々良い歩きだった。
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号) |
御池から歩きだしたのは結果的に良かったなと思う。標高的に楽だし大杉岳までの何もない区間を最初にこなせたので。
来年もどこか残雪縦走をしたいところだが、手ごろないい場所は無い物か。展望もセットとなると難しいなと考えている。
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