沢は緩やかになりこの先も沢沿い歩きで行けば楽そうだったが1322m地点へは行きたい。
いたしかたなく僕は沢を離れることにした。1330m辺りで適当に斜面をトラバースして尾根を目指す。
これ幸いと辿っていく。
途中水が染みだしている個所は崩れそうで怖かったが後は安心して通過できた。
綺麗なカエデが見られる一方ツツジの葉がチリチリに痛んでおり皮肉にも日が差して明るい尾根に。
この辺り風通しも良さそうだから台風や大雨でやられたのだろうか。まあツツジの方が紅葉早いからなあ。
閑散とした場所だが熊の襲撃を気にしなければゆっくり出来そうな場所だ。日当たり良好。
何の木か知らないが鮮やかな黄葉が何本も生えていた。
一応小尾根にはなっているようだがさて。
獣道で少し右へとトラバースして見たり。
最後は左へ獣道を辿り沢へと無事降り立った。
普段はもっと水量少ないんだろうなと思う。
二俣の少し上でテン場になりそうなポイントを発見。
まあここでテン泊する必要性はないのだが。
ここはスルーして支流1250m右俣を少し遡行して見る。
石の隙間から流れる水。右斜面から湧いているのかどうか。
1280mくらいまでやってきて奥の方に直瀑のようなものが見えた。
しかし右手の斜面に灌木利用して登るのにはちょうど良さそうな小尾根が存在している。
この先に進むと尾根に登るチャンスはあまりなさそうだ。
そんなすごい滝でもなかろうとスルーして僕は小尾根に取りついた。10:41。
紅葉の下を潜っていく感じ。傾斜はそれなりにあるが藪もなく登りやすい。
この辺りは台風と大雨の影響をあまり受けていないようだった。
相変わらず藪もなく快適な地味尾根歩きになった。
尾根上は風の影響を受けやすいのか日当たりが良いからさっさと落葉したのか知らないがスカスカで日当たり良好。
落葉しているので展望ポイントもある。
腰かけるのにちょうどいい岩があり11:20まで休憩した。雰囲気のいい地味尾根。
僕はナゲと違ってツツジは花が咲いてないと種類が分からない。
ここもまた大部分のツツジは葉がチリチリになっていた。
少し下の方に大量にいるようだが曇ってきたし色が映えないだろうからスルーするか。
こいつらが花咲くツツジなら春に来たいところだが。
この辺りもまたツツジばかりだった。
この辺りツツジが痛んでおらず色づいた奴が多かったので眺めながら行くと登りも苦にならなかった。陽射しが弱いのが悲しい。
赤いカエデが見たい。いい色してるけどまたツツジか・・・と思ったら奥の奴はカエデだった。
下は普通に崖だし上から巻くかと覗きこむとここが一番秋らしいんじゃないかという光景。
普段なら水が流れていそうにない沢形にも水が流れていたり。
半月道に戻るが1550mちょい上のこの辺り、カエデの紅葉タイミングがちょうど良かったらしい。ゴールは近いのでさっさと行くかと思っていたがついカメラを構えてしまう。
半月道に戻るが1550mちょい上のこの辺り、カエデの紅葉タイミングがちょうど良かったらしい。ゴールは近いのでさっさと行くかと思っていたがついカメラを構えてしまう。
ツツジと違ってこいつらは台風や雨への体制があるらしく別に痛んでいなかった。
そしらぬふりをして駐車場に上がる。
半月道のカエデの紅葉はここからじゃ足元すぎて見えない。さっき僕がいた尾根の平坦地も人がいてもよくわからないだろう。灯台下暗しか。
来週以降の紅葉に期待したい。
中禅寺湖スカイラインの途中で展望台に寄ったが曇ったこともあり大した写真は撮れず。
スカイラインで前を下りる車がエンジンブレーキの存在を知らないらしくブレーキランプパカパカのろのろ下りているのには閉口したが時間が早かったせいかいろは坂はのろのろ運転ではなくそれなりにスムーズに下りられた。
しかし何故か馬返しをすぎてしばらく行くとパタっと流れが停まってしまった。なんでここまできて。
一向に進まずしばらくまつと少し進む。土砂崩れで交互通行の場所なんてあったか?と不思議に思いつつもエスケープできる場所ではないので仕方なくまった。
細尾大谷橋の交差点までくると渋滞の原因が発覚。交差点手前で事故が起きて交互通行になっていた。この時期に傍迷惑な。なんと事故車は前輪が片方吹っ飛びフロントガラスが砕けて横向いていた。こんなとこでどこをどうしたらこんな惨事に。車が多くてスピードも出せないだろう場所なのに。謎であった。
なんだか日光からさっさと離脱したくなったのでやしおの湯はやめて鹿沼の華ゆらりへ。相変わらず空いているがガラガラでもない。のんびりと湯に浸かって帰った。
今回の軌跡

中禅寺山南西尾根南支尾根は地形図通りに途中までが急。登りは疲れるだろうし下りは雨上がりはやめた方が無難だ。下り立った沢はナメ小滝も見えて気になったが、まあわざわざ行くほどの沢でもないだろう。普段は水量なさそうだし。雰囲気は良い。
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号) |

中禅寺山南西尾根南支尾根は地形図通りに途中までが急。登りは疲れるだろうし下りは雨上がりはやめた方が無難だ。下り立った沢はナメ小滝も見えて気になったが、まあわざわざ行くほどの沢でもないだろう。普段は水量なさそうだし。雰囲気は良い。
利根倉沢右岸尾根は登りなら適当に取りつけるが下りだとロープがいるかもしれない。真面目に末端へと下りればいいのかもしれないが地形図的にそちらも急だ。
まあ今回歩いた地味尾根はどちらも突端が沢に落ち込んでいるのでそうそう利用価値もないのだが。足倉沢右岸尾根の中盤が危険だからそれを回避して北側斜面の緩そうな小尾根から登ると言うのには利用できるかもしれないがわざわざやるかというと微妙。
ツツジは痛んでいる奴も多かったが風のダメージを受けなさそうな場所の奴はそれなりに色も良かった。カエデは台風や大雨の影響は大してなさそうで。前日光の紅葉はそれなりに楽しめるのかなと思う。来週は何処へ行こうか。悩むところである。
コメント
コメント一覧 (4)
やっぱり近くに居られたのですね。こちらは下からでしたので、うまく上がれず偵察で終わっちゃいました。雨後で保水している状態なのでいつも見ない高いところに水流がありましたが、そっちは大丈夫だったですね。ツツジは樹高があり丸い葉だとヤシオ系では?いつも花しか目がいってないですものね。
ふみふみぃ
が
しました
いや~,「奥日光そぞろ歩きで」随分と煽った書き方だったから不思議に思っていたのですが,やはり山腹は一週間前と大差なかったようで,やはり例年になく遅いと分かりました。
そんな中ですが,どうやら1510m付近から半月道への復帰した辺りは,かなり良かったようですネ。春先,ちょうど1520m辺りの平坦地が,半月道から覗いた時に,アカヤシオの群生地になって気になっていた記憶があって,気になっていたのですが,今度,機会があったら寄ってみようと思いました。
ふみふみぃ
が
しました