2019.10.20(日) 同行者:みー猫さん
天童高原 -三沢山 -北面白山 -中面白山 -長左エ門平 -奥新川峠 -権現様峠 -水場 -権現様峠 -南面白山
-猿鼻山 (テン泊)→二日目へ

ガス後好転?

今年の秋は狙い澄ましたかのように週末天気が崩れるわ台風が来るわで一日ピーカンの登山をした記憶がない。10月の三連休も台風で何処にも出かけず(家に被害が無かっただけましかもしれないが)、フラストレーションが溜まっているので次の土日は火曜が国民の休日らしいので月曜に休みを取り四連休にして遠出することにした。みー猫さんは元々四連休らしいのでお誘いしてどこかへ泊まりで出かけることに。
テン泊で行くネタは消化しきれてないものがかなり溜まっているのだが展望のいい稜線歩きがしたくて上越方面の新ネタを提案。それで行きますかと計画を練っていたのだがいざ週末が近づくと新潟方面は雨で絶望的。土曜は全国的に雨なので出かけるのは諦めて直前までどこかいい場所は無いかと再検討していると二口山塊が目にとまる。紅葉がちょうどいいようだ。天気も一番ましに見える。
二口山塊、元々は沢登りでいくつかルートを検討していた山域だが尾根の縦走は考えたことが無かった。しかし調べてみると一泊二日でいくにはちょうど良さそうな長さで標高の割にはアップダウンが激しくわりとハード。登山道はずっとあるものの微妙な藪漕ぎになる区間もありそう人は多くない個所が多そうだ。静かな尾根歩きで紅葉見物には悪くない。みー猫さんに打診してみるとちょうど面白山についてヤマレコで見ていたらしくOKがでた。早速翌日登ることにした。

土曜日の夕方は昼寝して21時半過ぎに家を出る。待ち合わせの笹谷峠までは310kmくらいだから休憩してだらだらいっても2時前にはつくだろう。
そう思っていたのだがコンビニでだらけて矢板で高速にのったのが23時くらい。那須に近づくととんでもない濃霧で視界不良。足元の白線がなんとか見えるレベルでスピードが出せるわけがない。福島の真ん中くらいに行くまでは緊張を強いられる運転が続いた。
宮城に入りSAで休んで、山形へと出てから関沢ICを下りたのが日付の変わった1:50くらい。笹谷峠への細いくねくね山道を登っていくとまたも濃霧。というか雲が峠から流れてきている。これ対向車が来たら怖いなあと思いつつ笹谷峠へ。霧のせいで駐車場への分岐に気付かず直進したら宮城との県境ゲートについてしまった。宮城側は通行止めなのでバックで細い道をのそのそと戻る。面倒。
駐車場に入るとみー猫号がぽつんと鎮座していた。
待ち合わせの6時まで4時間くらいは寝れるので仮眠する。
結構な雨と風でこれ朝までに晴れるのか?と心配になったが耳栓をしてシャットダウン。わりと寒くてシェラフにくるまった。

5時半くらいに起きるが外は相変わらずのガスガスで風が強い。ここから歩きだすのは絶対にやめたい感じだ。みー猫さんがこちらに気付いて窓を叩く。6時になったところで僕のレガシィで笹谷峠から下りて行く。こんな天気なのに数台とすれ違って驚いた。
街中に下りて山形市から天童市へ。仕事以外で来たのは初めてだ。
天童高原の登山者用駐車場には一台もおらず。この時期なのでハイカーも多いかと思ったが杞憂に終わった。準備をして歩きだす。風が吹いているが笹谷峠とは雲泥の差で展望がある。
PA200004
手洗いに寄ってキャンプ場の中を通り登山道に入っていく。7:30。
東北と言えどもこの時期まだ標高700mくらいではろくに色づいていない。道は歩きやすい。
右下の斜面を野生の生き物がドタドタと駆けて行った。たぶん熊ではない。
気が早く色づいている奴が稀に。風が遮られる地形のためか暑くなって上着を脱ぐ。
テン泊装備が重く時間がかかると思ったが序盤は平坦なためトラバース道と三沢山への稜線コースが分岐する長命水まではすんなりとついた。8:05。
沢水のようであまり飲む気はしない。
PA200018
PA200021
三沢山への稜線歩き、天気が良ければ青空の下気分良く歩けるのだろうが生憎のガスガス。
色づいた木々が増えてきたのは秋らしくていいが赤いのは無いな。
三沢山が近づいて来ると傾斜が増すが、みー猫さんと台風19号の被害とボランティアについて話しながら歩いていると思ったより疲れもせずに三沢山に着いた。8:35。
PA200028
PA200033
PA200036
そのうち晴れてくるはずなんですけどねと10分くらい待つが一向にガスが晴れないので先に進む事に。晴れていれば展望が良さそうなのだが。風が吹き寒いので合羽を羽織る。
色づく木々は相変わらず黄色が多い。紅葉ではなくて黄葉メインの山なのだろうか。
面白山への登りは傾斜が増すのでテン泊装備だと大分時間がかかるかなと思ったがこの時点では疲れもたまっておらず順調に登っていく。
1250mくらいまでくると傾斜が緩くなり一息。オレンジから赤の紅葉も出てくる。
PA200041
PA200050
山頂まで後少しだなと思っていると見慣れたイキモノが現れた。
登山道脇の地味オブジェ、シャクナゲさんである。
1200m程度なのにハクナゲばかりなのはやはり寒い地方だからか。もう花芽をつけていて来年の花は期待できそうだ。
PA200057
9:24、北面白山に到着。地形図では単に面白山と書かれている。
ここもまた晴れていたら展望が期待できるようだがガスガスでさっぱりだ。
ガスが晴れることを期待して15分以上待ったがだめっぽいので先に進んだ。
PA200059
中面白山、1223m地点へと稜線を歩いて行く。
登山道の両脇は背の低いナゲも含む灌木や笹で晴れていたら展望が良さそうなのだが引き続きガスが視界を奪う。風が強く少し東側の景色が見えた。少し黄葉のピークには早いようだが悪くない色づき。
PA200087
鞍部から登り返して10:12、中面白山辺りにやってきた。何もない。
左の藪に薄い踏み跡がありそちらが一段高そうなので行ってみる。すぐに踏み跡は消えただの藪になった。笹とナゲが佇むだけ。みー猫さんに何もないですと言い登山道に戻った。
PA200099
綺麗に刈り払われた登山道を歩いて行く。これで晴れていたらきっと展望最高なのになあ。
刈り払いの犠牲になったイキモノがしゃくぅと横になっていた。
PA200106
PA200107
これで一日ガスが晴れなかったらつまらないですねなんて話していると中面白山から少し下ったところで突如ガスが流れて面白山高原?と思われる光景が見えた。テンションが一気に上がる。
ついでに帽子も舞い上がり慌てて登山道脇に半身を伸ばして回収した。
PA200115
まだ色づく途中のようだがやはり周りの山肌が見えてくると楽しくなってくる。
帽子がとばないように前後逆に被って見たがまたもや飛ばされたので僕は諦めて帽子をしまった。
PA200120
そのうちまたガスで展望が利かなくなったが、この様子なら段々視界が広がっていくだろうと期待した。
1120mから東に折れて965m地点北の峠、長左エ門平へと結構下ることになる。
トラバース気味に下ると最初は灌木に覆われて展望が無かったがやがて南側の展望が良くなってくる。わりといい色づき。
PA200144
この先一気に下ってまだ登り返す地形なのを見てみー猫さんも思ったより面倒だなと思われた様子。
PA200161
左の大東岳は雲を被っている。こちらは今回寄らないので関係は無い。
右の南面白山にこの後回り込んで登るわけだが、わりと距離があるし疲れたところであの登り返しは絶対足に来るなあと身震い。
PA200163
10:54、910mくらいの鞍部、長左エ門平についた。
ここは面白山高原駅方面と進行方向の奥新川峠との分岐になっている。
綺麗に刈り払われた広場だが展望あるところで休みましょうとのみー猫さんの提案で先に進む。
PA200191
下りてきた斜面。日が差していないこともあるがそう綺麗な紅葉ではない。
PA200194
965m地点へと登り返してあるいていく。たまに景色をチラ見しつつ。
刈り払われた登山道ではあるがさっきまでと比べると道が細くなり少しラフな感じに。
黄葉の登山道をあるいて1025m地点まで登ったところで休憩した。11:23。
晴れていたらそれなりに展望を楽しめたかも知れない。
PA200209
PA200213
PA200214
20分くらい休んで先へ。
下ってトラバースした942m地点が奥新川峠。11:55。
振り返るとトラバースで巻いた小ピークは割といい色だった。
PA200222
PA200224
奥新川峠からもアップダウンが続く。
どうやらトラバース個所は狭くなっているが尾根上はしっかりと刈り払われて幅広のようだ。まあ整備された登山道ではある。
一旦小ピークに登り下った鞍部辺りで青空も見えてきた。
前方の南面白山に着くころも晴れていればいいのだが。
PA200232

PA200236
それほど時間がかからず権現様峠に到着。12:30。910m地点の北西で十字路になっている。
進行方向は南面白山だがこの先水場がないらしいので一旦大東岳方面の水場へ向かう。
PA200245
910m地点へと沢形を少し登り平坦な地形を少し歩くとトラバース道になる。
やがて水流の音がするようになり沢が見えた。
ここの水場、余り需要が無いのか写真が見つからなかったので沢から汲むのだろうと僕もみー猫さんも濾過機を持参している。
PA200249
しかししっかりした沢へと歩いて行こうと足元のしょぼい沢形を登山道で横切ろうとしたらなんと登山道下で水がこんこんと湧き出ていた。こいつは濾過せずに飲める奴では?実にありがたい。
今日は一人もハイカーに会っていないしこんなとこ誰も来ないだろうと登山道脇にザックをおろしてペットボトル片手に湧き水へと少し斜面を1m下りた。
冷たくて透き通る水。うまい。手間が省けてラッキーだ。ここが情報にあった水場かどうかは知らないが。権現様峠から徒歩5分というのも良い。ここで昼休憩とした。
DSC_0919
13時過ぎ、権現様峠へと引き返す。
朝2L背負っていた水をほぼ消費しきったところに5Lの水を補充したため背中がずっしりと重い。一気に足が重くなった。総重量は16kgを越えた。
権現様峠から南面白山方面へと進み緩く1000mくらいまで登っていく。足が重い。
ただ周りのブナ林は綺麗に黄葉しておりみー猫さんはご満悦だった。
PA200256
PA200261
PA200264

続く