2019.12.28(土)
笹子駅 -庭洞山 -角研山- 稜線を行く -鶴ケ鳥屋山 -丸太沢 -作業道トラバース -踏み跡 -適当トラバース
-展望地 -作業道 -峠で舗装路横断 -685.1m三角点 -近ヶ坂峠 -カンバ沢の頭 -羽子山 -高川山 -初狩駅

2019年の登り納め。

天気が悪かったり仕事が忙しかったりとやる気が出なかったので2週間山をさぼった。
そうこうしているうちに慌ただしく師走の日々は過ぎて年末年始の連休に突入。
例年通り有休を使ったので木曜から一足先に休みに入るも天気は微妙で。金曜は恒例の年納め麻雀を予定していたので登り納めは土曜に行くことにした。

12/27、麻雀は大勝したものの疲れたので帰宅後シャワーを浴びてそのまま寝る。
12/28、四時間寝て三時半に起きた。急いで行き先を決めないといけない。天気予報を見ると奥秩父方面とか南のほうが天気がいいようだ。ここで富士見を思いつく。大月市の秀麗なんとかを以前たそがれさんが歩いており、その時いくつかの山についてルートを考えていたのだ。
百蔵山・扇山と合わせて権現山周回というのが以前考えた有力候補だったのだがアップダウンが激しい。しばらく登山をさぼって筋力が落ちているのでやめておこう。
代わりの場所として鶴ケ鳥屋山から大月秀麗富嶽十二景の高川山へと縦走することにする。こちらも地味にアップダウンが多いのだがなんとなくこちらのほうが楽そうだ。出かけることにした。
実はこの日、たそがれさんが百蔵山・扇山へ、ぶなじろうさんが僕の歩いた数時間後に鶴ケ鳥屋山を歩いていたのだがそんなことは出かける前は知る由もない。

4時15分くらいに家を出る。笹子駅から歩きだしてゴールは大月か初狩駅であるが、駅近くに何台も停められる駐車場があるのは大月だけ。一日500円なので悪くはない。
家から130kmくらいあるのだが8割以上高速を走れるので時間はあまりかからなかったりする。圏央道を通るせいでお金はかかる。
一時間半もかからずに大月についた。とりあえずコンビニで買い出しをしてからパーキングへ。
駅近くのショウワパーキングとやらに停めた。準備をして時刻表を見ると電車が来るまで10分くらいしかない。急ぎ足で出発する。
しかしここで道を誤る。駐車場の裏に駅近道と矢印で書いてあったのだがそこでルート選択をミス。
駅近道とはその上にある歩道橋を渡って線路の対岸へ行くルートなのだが僕はそのまま直進してしまった。そう、大月駅は線路の南側にしか改札がないのだが、初見の僕は今いる北側からも駅に入れると思っていたのだ。
5分ほど東進して大月駅の北側まで来たのだがなぜか駅への案内がない。
駅方面への細い道はあるのだがなんだか人がいないような。
変だなあと思いつつとりあえず線路方面へと歩いていくが駅の改札はなかった。しかも周りを見るとどうもJRの部外者が入らない施設に入っているような…。あわてて道路まで引き返した。
ここに至ってどうやら大月駅は南側に行かないと改札がないのだなと察した僕は、線路の南側に回ることにした。しかしどうやら少し東に行って回り込まないといけないようで改札まで700m歩かなければならない。面倒な。
これだから山梨はダメなんだよと思いつつ渋々僕は線路の反対にある改札まで回り込んだ。
当然の如く6:23の電車はいってしまったので6:54の電車に乗ることに。手洗いに行く時間ができたのは良かったのかもしれない。

6:54の電車に乗り笹子駅へ。
改札を出たのは数人だが皆ハイカーのようだ。
ストックをザックから外して装備。7:10に歩き出した。
とりあえず案内板を眺める。
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案内板を見るに鶴ケ鳥屋山へ行くなら東に進んでから船橋沢沿いのコース一択のようだが、手持ちの地図を見ると少し西へ行ってから尾根沿いに稜線に出てから鶴ケ鳥屋山へ向かうルートもあるようだ。
こちらのほうが遠回りにはなるのだがこの季節は尾根伝いのほうがなんとなく気分がいい。西へ進むことにした。
笹子駅から少し南へ行き突き当りの林道を西進していく。最近雪が降ったのか、ふもとにも雪がちらほら。
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ぶらぶらとあるいて登山口についた。7:20。
とりあえず登山道に雪はなさそうだ。
実のところ今回の歩き、雪があるのを全く想定していなかった。ただこの季節のお守りとしてチェーンスパイクは持参しているのでたぶん問題はないだろう。
駅前の案内板に書いてなかったコースにしては標識・階段とちゃんと整備されているように見える。
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階段を上ってすぐ、奥のほうに右岸へ渡る橋が見えてあちらへ進むのかなあと思ってしまう。だがこれは罠。正解は手前に見えている踏み跡で右だ。
先に見える白杭には案内も何も書いてなくて微妙に不親切であるが、地図を見ればルートは沢の左岸側とわかるので迷うことはない。ここで振るい落としをかけてくるのが山梨流なのかもしれない。
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その先初っ端から九十九折りの急登になり息が切れる。
鈴の音がして見下ろすと後ろから若手ハイカー。僕と同年代っぽい。すたすたと歩いてくるので追いつかれるかと思ったがそうでもなかった。
5分ほどで九十九折が終わり落ち葉の堆積した直線を上っていく。
780mの鉄塔まで来ると少しだけ展望があった。西方面。
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鉄塔先では松林から植林と落葉樹が混ざるようになり雰囲気は多少明るくなったが代わり映えはしない。後ろのハイカーも気になるので集中して先へと進んでいった。
1000.6m三角点峰、庭洞山に7:58。
南東の展望がチラリとあるがそれほど良くもない。
三角点だけ撮影しておさらば。
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庭洞山の先で少し下ると急に雪が現れた。そしてその先で林道に出る。
林道を少し左に進むと登山道再開のご案内。
しかし積雪が続くようだ。どうしたものか。8:05。
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チェーンスパイクをつけるか悩んでいると後ろから若手ハイカーが追い付いてきた。
挨拶を交わすと彼はそのまま登って行った。チェーンスパイクなし。
トレースもあるし僕もつけずに行けるとこまで行くことにする。
斜めに上ってトラバースしての繰り返しだったがぬかしていったハイカーのものより古い、前日より前と思われるしっかりした足形が続くのでそれを利用して登っていけば怖くはなかった。
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100mほど登り九十九折ゾーンを抜けるとあとは尾根上を歩いていくので不安はなし。雪も大してないのでチェーンスパイクつけなくて正解かなと思う。
1136mで鉄塔をくぐって先へ。
1200mくらいまではだらだらと緩く上ったがそこから地形図通りの急登が始まる。日陰なので少し積雪が増えるが大したことはない。
しかし最後1340mくらいからは雪のある岩場ゾーンで少しだけ慎重になった。幸いにして尾根が狭くなかったので左右に落ちる心配はなかったが。
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岩場を抜けて一息歩くと稜線に出た。
←鶴ケ鳥屋山方面と→本社ヶ丸・清八峠の分岐案内がある。
東、鶴ケ鳥屋山方面へ一歩歩くとそこが角研山1377m。9:01。
ここまで約3.5km、標高差約770mを1時間50分。
多少雪があったりもしたのにこのペースは悪くない。前回の歩きから20日間ろくに運動していないことを考えたら出来過ぎである。そういえばなんか今日は体が軽いな。
まあこれには理由があって後程痛い目に合うのだがこの時の僕は気づいていなかった。
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僕と入れ替わりに先ほどの若手ハイカーが角研山を後にした。彼は西の本社ヶ丸へと歩いていくようだ。
地図を見るとこの先西は下りになっているので展望があるかもしれないと思い少し西へ行ってみる。しかし木々に隠れて展望はなかった。
がっかりしつつ引き返し、東の鶴ケ鳥屋山へと稜線を歩いていく。
この稜線木々が遮って展望がない。なんだかがっかりな感じだ。
そのせいなのか雪の上に足跡がなかった。
角研山まであった足跡の主たちは皆、西の本社ヶ丸へ進んだようだ。これが秀麗なんとかに選ばれた山とそうでない山の格差か。
まあトレースのない雪歩きはいいものだしな、と思ったが稜線は日当たりがよくあんまり雪がなかった。
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しかし少し歩いた先で木々の隙間から展望を得ることができた。
ピントの合わない八ヶ岳。
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その先は展望のない歩きが続く。人のトレースはないが獣の足跡はあったり。
廃屋の残骸もあり。
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9:23、笹子駅から船橋沢沿いを通って稜線に来るルートの合流点。1308m峰の西の鞍部になる。
ここから先はトレースあるかなと思ったがない。
当然の如く船橋沢ルートを覗いてもトレースはない。まあ別にいいのだが。
なお一時間ほど後にぶなじろうさんが船橋沢から登ってきたらしいがここに出る正しいとレースがなくもう少し東の鞍部に出たらしい。まあ地形図を見る限り破線より尾根上歩いたほうが安全には見えた。
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新雪ではないが足跡のない雪に軌跡を残しつつ歩いていく。
1308m峰の次のピークを越えて鞍部から鶴ケ鳥屋山へと登り返し始めて振り向くと歩いてきた稜線に三峠山、そして富士山の頭が見えた。
稜線に出たのに全然富士山が見えないので目的を忘れかけていた。
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その後は展望もなく10分ほど歩くが、1340mくらいまでくると稜線と南アルプスが見えた。
雲一つないいい天気だというのに微妙にもどかしい展望である。
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雪があったりなかったり、トレースはずっとないが危険も道迷いもない。
そんな稜線をさらに15分ほどだらだら歩いていくと鶴ケ鳥屋山についた。10:08。
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北側は木々に阻まれているがそんなことより富士山である。
南側の展望はさぞ素晴らしいだろう。と思ったが結構枝が邪魔だった。
富士山も頭しか見えないし。まあ大月秀麗なんとかに選ばれていないのはこういうことなんだろう。
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今日はこの後高川山でも富士見できるからいいか。数分眺めて気持ちを切り替えて先へ進む。
下りになるが今までより雪の量が多い。そしてトレースはない。チェーンスパイクはくか迷ったが木につかまれるのでそのまま下りていく。
高川山まで縦走するにあたり、市境をそのまま行く考えもあったが結構斜度がある。無雪期なら問題ないが今日はなあ。大人しく丸太沢までは登山道で下ることにした。
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1250mまで下りてきたところで若手ハイカーに出会う。
この先雪ありの急傾斜だったのでお気をつけてと言われる。
ここまでも雪あったし変わらないだろ、と思ったが少し先は確かに傾斜があり嫌らしかった。灌木がなかったらチェーンスパイク必須である。
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しかしそこを下ってしまうとその先は傾斜の緩い尾根で一安心。霜柱なんかを眺めつつゆったりと下っていくと林道に出た。10:46。日陰なので凍っている。
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ここから林道を南に歩いて市境沿いに・・と少し考えたがまだこの標高雪があるようなのでやはり大人しく登山道を降りることにする。
法面横から少し細いトラバース道を通過し尾根を行くと初狩駅方面と近ヶ坂橋方面の分岐。
ここは右へ。10:56。
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分岐から先は雪もなくしゃくしゃくと快適に下っていけた。
足早になったので汗ばんできて一枚脱ぐ。ついでにおにぎりをかじり一息ついた。
977mくらいでルートではない支尾根にピンクテープを見る。林業のものだろうか。
920mくらいで伐採広場に出るが展望はろくになかった。
でも後からぶなじろうさんの記事を見たら道志の山は見えたらしい。
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そこから地形図の破線通りに植林の登山道を降りていくと、丸太沢の渡渉点に出た。
11:26。700mあたり。
とりあえず右岸にわたると沢沿いの林道ともう一段上にも林道が見えた。
ここから先、僕の計画では少し降りてから破線路で南にトラバースするつもりだった。
しかし奥の林道らしき奴はどうもこの高さでトラバースして南へ向かっているように見える。
破線路もいずれ標高をあげてくるのでここで南にトラバースすれば合流できるはずだ。
行ってみることにした。
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一段上の林道は車進入禁止とあったが歩行者進入禁止とはなかったのでそのまま進んでみる。
なんだか結構立派な道だ。
このままずっと南まで行ってくれると楽なのだが。
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しかしまあ世の中そんなに甘くはなく。
丸太沢の右岸尾根をちょうど巻いたところで林道は南東に下り始めた。
もしかしてここで破線路に合流していくのだろうか。
だとすれば南西に向かう破線路はどこに。
少し降りると林道から離れる踏み跡というか溝のようなものが南西に伸びていた。
もしかしてこいつか?大分心もとないが。
まあ沢なのかもしれないが、とりあえず進んでみることにした。
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続く