2020.3.21(土)
林道 - 金原山- 蛙岩 -人里 --456m地点 -閑馬岩峰群Ⅰ峰 -林道

今年のアカヤシオは早め。


年明け、一月半ばから仕事が忙しく心身共に弱っていた。
1月は3回、2月は一回登山に出掛けたのだが、記事にまとめる気力もなくなる残業続きの日々が続いていた。
そうこうしているうちに世間はコロナが大流行。ついには僕の会社もテレワーク導入が始まった。だが車通勤かつ開発部の僕には関係なかったのだが。仮説を立てて試験して分析しての開発部のサイクルが家でできるわけがない。まあコロナ感染者が出た時点で一時閉鎖になるらしいから時間の問題かもしれないが。
海外出張は当然のこと国内出張も自粛方針と日々状況が悪化する中、そんなことは関係なく季節は春に向かいアカヤシオが咲き始めたらしい。
3月も週末は引きこもり続けていい加減飽きてきたし軽く歩きに行くかなあ。でもコロナがあるしなあ。などと考えて部長と課長のいる前でコロナ流行ってますが山行っていいですかねと言ってみると"お前の行く山には人いないからコロナもいないだろ""むしろ未知の変なもの持ち帰るなよ"と温かいお言葉を頂いたので遠慮なく今週末は出かけることにした。

さて出かけようと思ったが金曜は風が強いのでパス。朝起きて外から風の音がすごいのであきらめた。土曜にアカヤシオ観察に、と行きたいところだがこの時期選択肢は実に少ない。ネット情報ではヤシオ山と三床山が鉄板であるが人との接触を避けたいから無しだ。
大体そこらは自分で行かなくても情報が集まるので行く意味はない。重要なのは選択肢が広がる来週以降の目安となるデータを集めることなのだ。
そんなわけで去年と同じで安易ではあるが金原山-蛙岩-閑馬岩峰群Ⅰ峰 の周回をすることにした。前回と逆回りにして思ったより咲いていたら先に進もう。まあ咲いてはいないだろうけど。

3/21、五時を大分過ぎて家を出る。
6時前に道の駅田沼近くのコンビニまで来たもののそこで朝飯等取っていると時間は過ぎて。
いつもの金原山北の林道駐車地に着くころには7時前だった。
誰も停めていないのでしめしめと金原山へと歩きだす。6:49。
山桜が咲いているので少し期待。
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金原山にはアカヤシオはいないのでいつも通りスルーして先へ。
祠ピークの一つ手前で西サイドに第一ヤシオ発見。
何株か咲いているがさすがにつぼみ交じりか。
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祠ピークへと昇っていく。
手前の奴らはほぼ蕾と思いきや
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そこそこ見れる奴らも半分くらいいた。
やっぱり今年は早いな。
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とはいえ祠から振り向くとこんな感じで。
来週末で十分楽しめそう。
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少し支尾根のアカヤシオを回収して先へ。
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六地蔵までやってきた。
ここの桜が咲くのと祠ピーク当たりの見ごろは大体一致するのだがまだ開花していない。当たり前のようにまだ早い。
でもここの桜が満開な頃にはアカヤシオ前線はもう一段階上へと進み選択肢が大幅に広がっている。僕にとってはこれでいいのだ。
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でもその先の380mピークから下ると山桜が普通に咲いていて。日当たり良好物件か。
山桜が咲いているのを見ると桜餅が食べたくなるが、実際に桜餅を食べてすごくおいしいと思ったことはない不思議。
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7:26、蛙岩。
ここの二株は例年開花が他より早い。
今年も6-7部咲くらいか。
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腰を下ろして一休み。
さて、2018/3/24、2019/3/24もここの二株は観察しているのでそれと比較して今年のアカヤシオ開花具合を考えると2019年は写真もろくにとってないレベルで蕾が多かった。2018年は大体同じくらいだろうか。2018年はここ数年では異常なレベルでアカヤシオの開花が早い年で4/8時点でアカヤシオ開花前線が標高1000mを越えていた。現時点ではそれに匹敵する早さだといえる。
ただ2018年においては佐野市の24日以降の平均気温が10度越え最高気温20度越えも連発とその後の気温推移が高め安定だったため今年もこれからの気温推移に注意が必要だ。2019年もそんなに開花は遅くはなかったが2018年の三月下旬-4月上旬の気温推移をみるとその差に驚く。
なお今年は桜の開花が異常に早いらしい。宇都宮でさえかの2018年より5日早い開花である。アカヤシオもスタートダッシュを決めていてもおかしくないか。3/24より三日早くて同じくらいの咲き具合だし。ただまあこの先は今後の気温推移次第であるが。
去年鹿沼は開花が遅いなあと感じていたのだが佐野市との気温を比較すればそれは当然で毎日2-3度くらい鹿沼の方が気温が低い。数日遅れて必然だったということだ。

15分ほどだらだらしたので先へ行く。7:40。三床山方面は保菌者がうろついている可能性があるので林山にもいかず北北東支尾根で一旦林道・里へと下りることにする。
なんということのない細尾根。
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大岩を右から巻いて下りていくとぽつぽつとアカヤシオ。
しかし350m付近のは蕾多め。
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と、思ったら少し下ると見栄えのする奴が。
こういうのでいいんだよ。僕しか見る人間いないしな。独占確定。
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岩と松の細尾根をさらに進む。
こういう細尾根はアカヤシオチャンス大。
植林は当然として雑木林にもアカヤシオはいない。
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310mくらいの分岐で眺めのいい左に進むと断崖絶壁だった。
右へ降りるのだがここもそこそこ急。
300mくらいの細尾根で見たアカヤシオがこの尾根でのラストだった。
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楽しい細尾根歩きは270mで終わり植林ゾーンへ。
末端は三方向に支尾根が分かれるが法面警戒で左へ。
倒木が邪魔。
作業道が横切ったのでこいつを利用するかと思ったが大回りしていくのでスルーしてくだる。
しかしその斜面がかなり急だった。登りだったら避けてる。
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8:07、なんとか林道に着地。そのまま人里へと歩いていく。
5分ほど歩いて民家の横を通り舗装林道長谷場閑馬線へ。このまま林道を登れば駐車地だがそんなことはしない。
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とはいえ5分くらい林道を上ってから法面手前で東の支尾根に登り上げる。
240m地点の北西方面。去年下りてきた尾根に今回はのぼりあげる。
取りつき一段が場所を選ばないと面倒だが尾根に乗ってしまえばゆったり。
植林ゾーンをすぐに抜けてあかるい尾根歩きとなる。
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300mくらいまできて岩場交じりの細尾根となるとアカヤシオ登場。なのだがあんまり咲いてない。
標高のわりにここらへんのやつらはやる気がない。
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サービスショットでこの程度。
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岩場ゾーンが続くのでアカヤシオもいる。しかし蕾ばっかりだ。
里を見下ろしましなやつを撮影。ヒカナゲっぽい葉の植物がいたがたぶん偽物だ。
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330m小ピーク北の鞍部からは植林交じりになり急登。
露岩と松ゾーンにはアカヤシオがいそうなものだが不思議としばらくアカヤシオは姿を消す。
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350mから410mにかけての急登が一つのポイント。
落ち葉ゾーンを上っていくと上方に岩壁が広がりびびるが上部で軽く右へと回り込むと岩壁回避可能。
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最後に一息この程度を登るだけで済む。まあポロリと落ちそうで怪しくはあるが。
なぜか新しめのトラロープありだが途中松の腐ってそうな倒木に縛り付けてあったので全力信用は良くない。
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後は456m地点へとぶらぶら歩いていくだけ。
いかにもアカヤシオがいそうな細尾根だがほとんどいないし咲いていない。
祠跡はあり。
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456m当たりに9:30。西へと方角を変えて閑馬岩峰群Ⅰ峰へ。
二か所ほど警戒ポイントあるのだが果たして登りではどうだろう。
細尾根のアカヤシオは当然蕾。
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警戒ポイント1、細尾根をふさぐ岩場。
前回は左から大きく回り込んで下りたのだが今回はのぼりだから直進してみる。
何故か右にトラロープがあった。
何だ楽勝じゃんとおもいきやそのトラロープをつかむ一歩が少しだけ勇気がいる。右は絶壁だ。
むしろロープがあるところまでいけばロープ無しで登れた。
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蕾ヤシオを眺めつつ細尾根を先へ。
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警戒ポイントその2、閑馬岩峰群Ⅰ峰手前の岩場。
腐りかけのロープはある。
去年はなんとか下れたが登りだとどうか。
リーチを生かしてよじ登れた。ロープ利用せず。足場が少ないのでリーチが短いと多分きつい。
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9:51、閑馬岩峰群Ⅰ峰。
ここから先もアカヤシオポイントなのだが咲くのは一週間先だな。今日はいっても仕方がない。
ザックを下ろしてのんびり。
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30分ほどだらけていたのだが花粉に蝕まれてきたので下山することにした。10:20。
何度も歩いているので地図を見なくても迷わずに林道駐車地に10:45。
一台車が増えていた。

時間もあるしもう一か所どこかに行こうかと思ったが花粉症の症状が僕を襲う。ついでに眠い。これは大人しく変えるか。大して歩いていないがあっさりと帰った。

今回の軌跡
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題
そんなわけで今の時点で今年のアカヤシオ前線は2018年並みの早さだと判断できた。あとは今後の気温推移しだいだが来週は行き先の選択肢が大分増えそうだ。
個人的には鹿沼方面が気になるのだが、天気はどうだろうか。