10:18、時間があるので随分と長居してしまったが1164m地点を後にする。
二人して少し距離を開けてバラ沢峠方面へ。
1110mくらいまで下ると尾根が細くなる。ぽつぽつと咲いているアカヤシオを眺めつつ尾根の左側中段の半端なところを歩いていると後ろの年配ハイカーがさらに下を歩いていた。
なんでだろうと思ってよく見ると下の方に作業道が通っていた。こういうのもあるのか。僕も作業道へと降りた。
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作業道はゆるゆると続いていく。相変わらずアカヤシオはいることはいるが見栄えがしない。
小中山への分岐ピークを回り込む辺りで袈裟丸への展望が開けた。年配ハイカーにも声をかけた。
高圧電線が映り込むのが無粋。
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その先で急に作業道が狭くなった。半分崩壊。
年配ハイカーはこんなとこ通ったかなあと言っている。
まあ往路では通ってないだろうたぶん。
幸いにして本当に狭いところは一か所だけだった。
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その先、1090m地点方面へは進まず1110mくらいから北西に派生する尾根で僕は谷間へ降りることにした。折場登山口へと適当な支尾根を歩くためだ。年配ハイカーとに挨拶して別れる。
広く緩やかな尾根を下っていくと尾根形がはっきりしてきた。
この先どうなっているかは皆目分からない。
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1050mくらいからの展望。
やはり高圧電線は情緒がない。
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少し慎重に下りたところ。そうやばくはない。
この先で尾根が急激に細くなり身構えたがすぐに安全な広さになり安心。
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1000m辺りで北の支尾根に曲がる。
ぽつぽつと状態の悪いアカヤシオがいるなと眺めつつ下りていくと、所々でアカヤシオの群生が現れる。
花の状態はなぜか下の方がよかったのだがやはり花付きが悪くスカスカ。
まあでもこんな場所くる人間は僕くらいしかいないから救わないと。
980m-950m辺りで固め打ち。
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後は安全に沢に降り立つだけだなと思っていたが案の定末端は急に沢へと落ちている。
右側に回り込むとそちらも急だが灌木生えていて段々になっているだけまし。慎重に沢へと降り立った。
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降り立った沢底、右岸に浅い穴。熊はいないな?よし。
これも自然にできたにしては不自然だが。
ここでもまた数時間前にとった行動と同じく中間尾根を乗り越えて西の支沢へ移動する。
獣が利用するのかここはすんなりと。
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尾根を乗り越した先は地形図通りかなり緩やかな斜面なので適当に下りていける。
お猪口が落ちていたがその先堰堤があったので作業者が落としたものだろう。
11:07、大野沢875m二俣辺りに着地。
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現在地を一応図示
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題2
10分少々休憩して先へ。
二俣からは左俣を遡行していく。
とりあえず堰堤は右岸から巻いた。
その先で両岸が狭まってきて沢靴の出番かと思ったが(一応持参した)靴を濡らすことはなかった。
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炭焼き窯の跡っぽい。
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どこまで沢を行くかは悩んでいたのだがこの先沢沿いは面倒そうなので900mから支尾根を利用して右岸尾根に登ることにした。結構急。
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930mまでくると安全地帯。ゆるく細尾根を歩けば前方に鉄塔が見えてきた。
ただ僕は鉄塔に興味はないので左折して立ち寄りはしないが。
右岸尾根上に出るとあろうことか折場登山口方面に鉄塔巡視路でよくみるゴム階段が。
すぐそこの鉄塔、巡視路は下の林道から繋がっていると思っていたが違ったらしい。ということは下の実線林道は鉄塔ではなく堰堤整備のためにつくられたやつだったのか。
この先鉄塔巡視路があるということは安全に歩けると安心する反面どこかがっかり。
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この先消化試合かなあとたまにいるスカスカヤシオを見つつ歩いていくと、鞍部から登り返して960m小ピークを越えた先で巡視路は左に曲がっていった。
これはお楽しみ継続か?やる気が出てきた。
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地形図では1020mくらいに岩場マークがあり、こいつをどう超えようかと思っていたのだが実際に歩いてみると岩場なんかなかった。肩透かしを食らう。
多少急だが人の手が入っている感じな踏み跡をたどっていく。
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930mくらいでプラ杭が刺さっているのを見てからゆるい傾斜となった尾根を歩いていく。
なんというかまったりモード。対岸の1108m地点南西の崖にアカヤシオが群れているがまさに崖なので近づきようがない。
踏み跡あるなあと思ったのは1090mまで。南西からの支尾根を合わせたその先は細尾根となり人ではなく獣の領域な雰囲気。
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細尾根といいつつやばいところはない歩きやすい地味尾根を歩いていくとアカヤシオ達が賑やかに。しかしどいつもこいつも状態がよくない。やっぱり今年は外れ年かなあという感じ。
数は無駄にいるのだが。
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1130mを過ぎて歩いていくと急に危うげな雰囲気になってきた。
そしてどーんと岩壁が立ちはだかる。6mくらいか?左は断崖絶壁。右も数m下に一段狭いテラスがあるがその下は崖だ。直進せざるを得ない。
灌木なかったらお手上げであるが幸いにして灌木が手掛かり足掛かりになる。一段上り、右に移動して灌木をかいくぐって上に出た。久々にストック収納して本気になった。
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上がった先にはアカヤシオがいたが傷んでいてこれではご褒美にはならない。
展望がよく歩いてきた尾根が見えたが足元が狭く落ち着かないので先へ。
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まだ岩場があるようで面倒だなと思ったが左からトラバースで巻けたのでセーフ。
1140-1150mの区間はなぜかアカヤシオの状態がわりとまし。花付きはよくないが固まって咲いているのでここで昼食に決定。折場登山口から大分近いが100%こんなとこには誰も来ないだろう。
コロナとは無縁である。11:27。
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ガサガサと音がしたのですわ熊かと下方を覗き見るとカモシカ君だった。わりと久々か?
アカヤシオあるところにカモシカあり。
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パンを齧りつつ、蕾まじりだけどこの辺りが今日一かなとぶらついていると。
"おう、こっちこっち"と声がした。
何かと思えばアカヤシオの足元ににょろりとした見慣れたイキモノの姿が。
久々登場、シャクナゲさんである。
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しかしこのナゲやる気がない。花咲く前どころか蕾が皆無だ。お前らやる気あるのか?と問いかけるがどこ吹く風。
アカヤシオ不作の今年こそ主役に躍り出るチャンスだというのに。一株やる気なくても周辺の奴らでカバー出るのがナゲなのだが、標高的にナゲ達が群れるようなところではなくはぐれナゲらしい。もう一株こそこそしているやつもいたが蕾はなかった。
これじゃあいくら状態悪くても今日も主役はアカヤシオだ。
どうしようもない地味植物たちである。
仕方ないのでアカヤシオを眺めつつ昼食をとった。
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20分ほど休んだので先へ。
事のついでに1180m小ピークに登ると7部咲のアカヤシオ。前袈裟をバックに一枚。
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支尾根の方にもアカヤシオが見えたが状態がよくないようなのでスルー。
なぜか焚火の跡があった。
鞍部に降りて折場登山口方面へ。
この岩場どうしようかと思ったが近づくとなんということもなくすんなり越えられた。
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流石に1200m辺りは蕾成分多め。
1210mピークから南東支尾根へ少しだけ立ち寄る。
花付きは例年より悪いのだろうが他所よりはましかなあという感じ。流石は袈裟丸か。ただし蕾。
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あとは折場登山口まで一気に歩いて13:16、折場登山口。
5、6台停まっていたが外に出ている人間はいない。さっさと通り過ぎる。
ぶらぶら林道を歩いてバラ沢峠に13:46。
地味尾根を存分に歩けたのでそれなりに満足して帰った。

今回の軌跡
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題
バラ沢峠を起点に適当に支尾根を渡り歩いたのだが、アカヤシオが点在していたのはさすが袈裟丸周辺といったところか。まあ最近の歩きから期待はしていなかったのだがやはり花付きは悪くて。悪いなりに見れる奴がいたことは収穫だが。
アカヤシオも自粛しているようなのでその後は大人しく引きこもっていたのだが、一応アテはあるので明日は出かけてみようと思う。しかしこんな時間になってしまったので起きられるかどうかが、微妙である。