地形図見る限り急登なのでわりと面倒かなと思ったが藪もないので大して苦労することもなく。
足を引っ張るのは弛んだ体の重さだけだった。
気づけば1780mを過ぎて急登も終わりかけており樹林帯の中へ。
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1800m過ぎくらいで巨岩を左から巻いたくらいで障害もなく藪のない樹林帯を歩いていく。
1820mからの緩やかなゾーンを過ぎて1850mからの最後の急登、ここも大したことはなく通過した。というか一瞬で傾斜が緩んだ。
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9月辺りなら知らないが笹の勢力の弱いこの時期は踏み跡も明瞭だし踏み跡なくても関係ないし適当に歩いていく。
ミネザクラが咲いていたが曇天に花が溶け込んで映えない。
最後はこれ登山道か?と思われる明瞭な踏み跡を辿りやる気ナゲの横から登山道合流。11:50。
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さて庚申山山頂はすぐそこだがいまいちわかりにくいんだよな。手前の少し高いとこが山頂かと思った。5年前は逆からきたし記憶がない。
すぐ西の小高いほうが山頂だと気づいたので(まあ道なりに歩けばいいだけなのだが)そちらへ歩いていく。すぐに庚申山山頂だが人がいるようだなやけに重そうなザックを背負っている後姿が見えた。
11:50。ガスガスである。
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庚申山も5年ぶりかぁ、なんて感慨に浸る暇もなく横から声がかかる
"ふみぃさん?"
えっ、知り合い?と思って横を見たら藪仲間のbonさんがいた。何でここに(笑)。裏那須以来の1年ぶりだ。お連れさんが二人と一匹。やたら重そうなザックなのでまさか泊りで?と聞いたらコウシンソウを見にやってきたが同行者の安全を考えたのと体力づくりにロープとか色々背負ってきたらしい。お山登りコースだっけ危ないルート。行ったことないけど。しばし歓談。同行者の方のうち一人は某山アプリで僕の記録を時々見ているとか。
bonさんたちは帰りもコウシンソウを見るため別ルートで下り途中から笹ミキ沢右岸尾根を下るらしい。それでは僕もご一緒に・・・と行く場面かもしれないが時間もあるので僕は塔の峰まで行く事にした。12時過ぎにbonさんご一行とお別れ。
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さて塔の峰行くかぁと登山道を適当に離れた。
しかし登山道に回り込まれてしまった。
ガスガスなので立ち寄るつもりのなかった西の展望地になぜか到着。コンパスを見ろ。
皇海山は雲の中。つまらない不動沢からのルートが閉ざされた今、静かな山頂になっているのだろうか。北と北西からはいったから東と南からもいかないとなあ。そのうち。
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足元でにょろづくナゲ達は咲き始め。大分ナゲ前線も上がってきているのかここの日当たりがいいからなのか。
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塔の峰-庚申山間を初めて歩いた五年前は東の方を歩いて倒木が多かったような気がするので尾根の西側を歩いていくことにする。
猫の額ほどの残雪を横目に適当に歩いていくと西に寄りすぎてザレを尻目に通過することになったり。
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踏み跡に合流したのでそのまま尾根上を歩いていく。
1870m級小ピークの上を通過し踏み跡は大体尾根上に沿うように続いていくのだが、5年前は小ピークへ北東からトラバース気味に歩いていったので倒木ゾーンを通過する羽目になったらしい。よくわかってなかったんだよなあ地味尾根歩きを。
一時期この辺りの踏み跡にテープ乱打されていた時期があるらしいが今はすっきりとほとんど何も見なかった。
足尾の盟主もすっきりと姿を見せてほしいところだが今日はこれが限界か。
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ナゲ達もスッキリと開花はしていない。
1650m小ピークが見える。
この辺りの尾根も歩きたいのだが松木奥にいくのが面倒で中々足を延ばせていない。
登山道外して面倒な地味尾根ばかり行ってる癖にという意見もあるだろうが目的尾根までのアプローチが長くて単調な林道歩きは嫌いだ。ましてや崩壊してるし。駐車地から5秒で取り付いて尾根からおりたらそこが駐車地というのが理想だ。
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1820mくらいまで尾根上の踏み跡を利用したところで東の鞍部へと適当に下っていく。
この季節は笹が薄いので踏み跡がなくても関係ない。適当に方角だけ合わせる。
そのうち踏み跡に合流した。
道迷いは怖くない。怖いのはこのガスの中から熊が飛び出てくることだけだ。
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12:40、鞍部に到着。熊が出てくる前にさっさと先に行こうとしたら少し北に薄紅色のものが。
終盤のアカヤシオだがこいつは花付きが悪くなかったようだ。
先週で終わっていると思っていたが待っていてくれたのか。
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散り行くアカヤシオ達を眺めつつぶらついていると後方で何か倒木とか笹を踏み倒しながら進んでいるような音がした。重量感がある。離れているがこれは熊なのでは?
こいつはやばいな・・・。足が重いのだが気持ち早めに立ち去った。
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小ピークに登り返して1662m地点東の鞍部へと降りていく。
塔の峰はすぐそこなのに雲に覆われてなんも見えねえ。
鞍部からはいつも尾根形に沿って登りさっさと稜線上にでるのだが、疲れて急登を行きたくないという想いと踏み跡の意向が一致しトラバース気味に東北東へ。
何か水の音がするなと思ったら1660mくらいの笹ミキ沢支流源頭で水が出ていた。
こんなとこあったかな記憶にないなあと思ったがいつも尾根を歩いて下を見てないからだろう。
後で調べたらtaka0129さんが塔の峰にテン泊する際に利用していた。
適当に尾根上に出る。足が重い。雲が減ったような気がするがスッキリとはしない。
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13:28、久々の塔の峰。
疲れて随分時間がかかった。まあここからはほとんど下りだし2時間もかからず帰れるだろう。
腰を下ろした。たそがれさんの山名板に劣化なし。
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10分休んで下山開始。
勝手知ったる丸石沢右岸尾根ルートなので適当に行く。
適当に行き過ぎて1620mから北西の支尾根に行きかけて見覚えがないので修正できた。
ツツジはぱっとしないが1490mで東におれるところのミツバツツジはまあまあ。
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シロヤシオで鑑賞に耐えうるレベルだったのは1400mくらいで見た一株だけ。
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下っていくとヤマツツジはそれなりに綺麗。
1140mの人の手が入ってそうだなといつも思う一角で。
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沢渡渉地点に15:00。
まあこんなものかなあというタイム。下りは普通に歩けていたのでやはり足が鈍っていたんだろう。
涼しげなので10分くらい休憩。
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作業道でヤマツツジを眺めてから林道に出て駐車地についたのが15:22。
うわ・・・僕のタイム遅すぎ・・・。6月に入ったらテン泊も考えているのでこの体たらくにはわりと危機感を覚えた。この程度の歩きなのに筋肉痛が治るのに三日もかかったし。
来週末は心を入れ替えてロングを歩こうと思った。
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水ノ面沢右岸尾根は一か所除いて危険を感じるようなところはなかった。雪があると別なのだろうが。ここを雪がある時に通過したきたっちさんは流石だ。
基本的に樹林帯で眺めはないがたまに展望地もあるしやっぱり晴れの日がいいんだろう。せっかくナゲ達もいることだしもう少し早い時期に歩けばよかった。
天下の見晴の先、銀峯経由の庚申山は地形図の等高線の密さに反して危険を感じるところはなかった。下りだと急だからやばいのだろうが登りだと鹿道を追って歩いていく限りは問題ないだろう。ここも天気が良ければ展望がいいのだろうなあと勿体なかった。
いよいよもって足尾で歩きたいところは松木奥に集中して残してしまった。行くなら泊りになるのだが、足尾はいつでもいけるからとどうしても他の地域の天気が良ければそちらを優先しがちだ。県境で白錫尾根-宿堂坊山-三俣山-皇海山 -奥袈裟丸-前袈裟丸と続くラインで半端に2か所だけ歩き残している個所があり、喉に刺さった小骨のような存在なのでそこだけは早めに片付けたいなあと思っている。
でも過去に思い付いた泊りで行きたいリストを適当にまとめてみたら各地合計で50個近くネタがあったのでいつになるかは不明である。