コメツガ疎林で楽に北西尾根に出られるかと思ってたが登っていくとナゲも出てきてコメツガが密な個所もあり多少時間がかかるように。
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それでも序盤のナゲ藪と比べれば楽勝で9:05、2210mくらいで北西尾根に出た。
ここまでくれば後一時間足らずで山頂だろう。
南西側が崖なので視界良好。景色を楽しみつつ歩いていく。
最初はナゲが牙を剥いてたり軽い藪漕ぎだったが次第にナゲの隙間を踏み跡が通り歩きやすく。
しかし途中のナゲ達は蕾がほとんどなく花も終盤だったので標高を上げたら見頃かと思っていたのだが全然花が咲いていない。
それもそのはず。この辺りまで来ると我が物顔で幅を利かせているのは全部ハクナゲ達だった。ハクナゲは途中で咲いていたアズナゲと比べると一月くらい花を咲かせるのが遅いのだ。
先人の記録ではアズナゲもハクナゲも一緒くたにシャクナゲとされているのでその点気をつけないといけない。
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代わりと言っては何だがイワカガミがあちこちで咲いていた。
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同じくイワカガミとともに名も知らぬ白い小さな花があちこちにいた。
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朝は寒かったのに天気が良くて日差しが強いせいで暑いくらいだ。
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朝方と比べると雲が増えてきてGPV予報は当たりだろうか。
早めに登り始めて正解。
展望がいいのとこの先雲が増えるだろうということでむだに写真を撮りまくっていた。
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ナゲの隙間にバイケイソウと背景には北東方面の山々。
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たまに立ち塞がるナゲ達を踏み跡や横から回避しつつ。
稜線のナゲは隙が大きい。
先月登った高原山。
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ここを登ったら山頂かなと思ったらまだ先だった。
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川俣湖の向こう、県境辺りは雲が多い。
今日はピンポイントで奥日光成功?
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よくやく本当の山頂が手の届く距離に。
何やらナゲ達がふさいでいる気もするが。
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パノラマ
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結局のところ西側を歩いていったらナゲ達は大して邪魔することもなく、10分くらいでロープを潜って太郎山山頂に着いた。9:53。
三人ほど先客がいてロープ跨いですぐのところにいたハイカーにどうやってきたんですかといわれ藪漕いでその尾根をというと驚かれた。
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男体山、真名子と女峰は雲に襲われている。
太郎山の方が雲に覆われるのが遅いというGPV予報は当たっていた。最近精度高いな。
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流石に疲れたので腰を下ろして少し早いが昼食。まあ朝飯とったのが早いしちょうどいい時間か。
展望のいい山頂なのだが西側と北側は途中も良く見えてたし南と東は雲に襲われかけているのでいまいちという。
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十分休んだので10:07、下山開始。
この辺りの稜線も登山道がなければハクナゲ達の支配下に置かれていたのだろう。
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男体山に登った人は残念でしたの光景。
ちょくちょく登ってくる人がいる。
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小太郎山手前で。
細尾根で危うい場所があると聞いていたのだが写真中央のハイカーがいるところからこちら側への下りらしい。
見ていると危うい動きで岩場を降りてきた。
登りなら問題ないかと思ったが明瞭な巻き道が右側にあり登山道でリスク追うこともないなと巻き道で通過してしまった。
すると反対側からやってきたハイカーが件の場所でここどうやって下れば・・・みたいな挙動をしているのでこっちに巻き道ありますよと教えてあげた。
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10:29、小太郎山。
三人組のハイカーが登ってくる。
平日なのに割とハイカーが多いな。
展望がいいのだが雲増量中。
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登山道をぶらぶらと降りていく。
小太郎山はもうすぐですかとハイカーに聞かれたり、別のハイカーにもう帰りとは早いですねと言われたり。僕からしたら他の奴らの登山開始が遅すぎるだけだが。天気予報見てきたのかと。
おっ、シャクナゲトンネルか?と思ったがアーチだけだった。
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散りナゲ。
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1919m地点の鞍部まで下りてきて11:21。下りと言えど疲れる。そして登り返しで気が滅入る。
振り返っても薄暗くなってきた。
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山王帽子山へと登り返していくと上方に人が見えた。
すれ違うかなと思ったのだが1970mくらいでは南の方が鈴の音がしていた。向こうには登山道がないのは当然として下るにも地形的に適していない思うのだが。なんなんだろう。
少し進むと登山道が二方向に分かれているような見える個所があり、僕の登ってきた方向と山王帽子山方面には日光登山道のマークが少し離れてあるのだが、南に分岐する踏み跡もどきも少し下った先にテープがひらひらしていた。
まさか向こうに引き込まれたのではなかろうな?
僕が歩いてきた登山道は深い笹薮を切り開いたのに対してそちらは藪のない疎林だ。
ただまあ新たなルート開拓をしているのかもしれないので気にしないことにして先に進んだ。
山頂近くから小太郎と太郎山を眺める。登りだとだいぶ疲れそうだ。
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11:49、山王帽子山。
休憩するか迷うが後は下るだけなので先へ進む。
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樹林帯の中の抉れた下りを行くと終盤は笹薮の道へ。かるく覆いかぶさる箇所もあったが抉れてないので歩きやすい。
12:25、山王帽子山登山口到着。やっぱり下りは早い。
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後は駐車地へと700m舗装路歩き。
登山口近くの路肩はすべて埋まっていた。
僕の駐車地方面も路肩に泊まっていたり。
12:35、駐車地着。7時間を少し超えたがまあこんなものか。思ったよりは疲れた。

着替えていると二台ほど行き止まり方面へ進んで引き返して戻っていった。なんだったんだろう。
そして帰る途中で山王帽子山登山口先の広い路肩に5台くらい停まっているのを見た。まあ復路ですれ違ったハイカーは10人以上いたからそんなもんか。平日なのに意外と人気あるんだな太郎山。
コンビニ寄らなかった分朝よりも時間がかからず家について夕方まで寝た。

今回の軌跡
この地図の作成にあたっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平24情使、第26号)
無題
取り付きからしばらくだけ先人より工夫してみましたと言ったところ。
普通に北北西尾根から行くよりはナゲ達の猛攻が一足早くあるのでナゲ好きにはどうぞ。
局所的に空中戦もどきもあるがずっと続くわけではなく切れ目切れ目があるので裏那須のような終わりのない終わりではない。ナゲ慣らしにはちょぅどいい尾根かもしれない。上がっていけば展望もあるし。例年であればナゲ達ももっと咲いていると思うし5月終盤から6月初めが適期だろうか。

とりあえず最近不足していたナゲ分も補充できた。
明日は裏那須予定なのだか今年の藪は果たしてどのレベルなのか。期待と不安が入り乱れている。