1725m地点を超えて、1700mくらいまで緩く下ってきた。
ここから鞍部まで下りたらまた登り返し。まあ60mくらいの登り返しならセーフと思う。重荷にも体がだいぶ慣れてきた。
稜線近くは落葉した木々が多いが少し下になると紅葉はかなり残っている。タッチの差で間に合った感じ。
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盛りの時に来ればこのあたり、栗駒山にも負けない紅葉の絨毯が見られたのだろうか。
ガスガスで何も見えなかった大朝日岳も併せて、やっぱりいつか再訪かな。
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足元のよく知らない雑草もカラフルモザイク。
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上空を雲が流れて晴れたり曇ったり。
中々シャッターチャンスがこないなと思いつつ登り返していく。
右手の最終日に下りに使う稜線上にあるユーフン山(1565m)、そこから南東へと延びていく尾根の斜面も中々いい紅葉。
でも下山予定日は雨なんだよなあ。
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傾斜が緩かったのでさして苦労もせず登り返していき、13:54、竜門山。
山名板みたいなのはなかったのでそのまま竜門小屋・日暮沢の分岐へと歩いて行く。
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これから歩いて行く竜門小屋・寒江山への稜線も西側に結構紅葉が残っている。
晴れ間はこの先残っていなそうではあるが。
この先クィッと100mくらい下った先に竜門小屋はあるのでこの角度では見えないようだ。
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13:56、すぐに分岐到着。ここから北東に下れば日帰りできるのだがそれではエズラ峰に行けないし意味がない。北西へと下っていく。
でも日暮沢へと下る稜線、北側斜面もいい紅葉で向こうへ行きたくなった。
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まあでもこちらも悪くないからと西側の展望も眺めつつ下っていくと、ポツンと一軒家な竜門小屋がお出迎え。わりと新しそうな佇まいである。築18年らしい。
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14:08、竜門小屋到着。
とりあえず今日の最低限の目標には到達した。
日没は17時くらいで、次の狐穴小屋まではここから2時間程度。これなら先に進めるな。
ベンチもあるし少し休憩して進もう。
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竜門小屋前の水場は冷たい水が十分に流れていた。
今シーズンは管理人がもう下山したとのことで水場も撤去されていたらどうしようと懸念していたのだが杞憂だったか。汲む必要はないが少し手尺で飲んだ。冷たい。
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狐穴小屋までは後4kmくらい。中間点の正面奥に見えている寒江山までは2kmくらいか。
今日既に15.5km以上歩いている。
また150mくらい登り返しあるし中々ハードだ。登山道とはいえ泊り装備でこれだけ歩くのは久々な気がする。
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まあ今日先へ進めば明日が楽になるしな。仕方ない。
14:16、狐穴小屋目指して歩きだす。
竜門小屋周辺だけが草原で、その先は笹原の中を通る一本道だ。
1588m地点を超えて。少し下ってその先の小ピークに登り返してまた下ったらぐーんと登り返す。相変わらずのアップダウンである。登り返しの傾斜が緩いのと紅葉があるのだけが救い。
そういえば大朝日岳からずっとハイカーに会っていないな。平日だから人がいないのだろうか。
気持ちのいい稜線歩きなのにもったいない。
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少し長い登り返しをぶらぶらと歩いて行く。
今日は大分歩いて疲れているので流石に緩い登り返しもスピードが出ない。
遠くから見て気づいていたが、稜線左側は少し草地が帯のように続いてから笹原となっている。なんでこんな綺麗に分かれているのだろうか不思議だ。
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ぶらぶらと歩いているうちに振り向けば竜門山より上は厚い雲に覆われて。
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ようやく寒江山手前の小ピークにたどりつくかと思ったら、鞍部から登り返す寒江山も一面ガスに覆われてしまった。
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ケルンと石柱のある小ピークを通過して、寒江山手前の鞍部へと下っていく。
ガスで日差しはないわ、風は吹くわで寒いのでさっさと狐穴小屋へ行きたくなったのだ。
このあたり小石が敷き詰められた道で、膝にやさしくなかった。僕は地味尾根の土の地面が好きだ。抉られた登山道の粘土質は嫌いだが。
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足が少し重いなあと思いつつ一息で登り返して寒江山。15:18。
このペースなら狐穴小屋に日没前に余裕でつけそうだ。
まだ鞍部へ下っての登り返しは待っているのだが。
ガスガスだし最後まで一気に歩き切ってしまおうと先へ進む。
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ガスガスで何も見えないなと鞍部へ無心で降りて行ったのだが、標高を下げると雲の下に出たのか展望が拓けた。
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誰もいないのでマイペースで登り返していく。
左手の稜線、紅葉はないが草紅葉で黄土色の斜面が続いていてこれはこれで特徴的だ。
奥三面ダム方面へはピストン以外難しいから行くことはないだろうな。
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15:45、北寒江山。
ここまでくればほとんど登り返しはない。ようやく狐穴小屋が射程距離だ。
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これから歩く狐穴小屋、そして以東岳への稜線。ここもわりと紅葉が残っている。
狐穴小屋は尾根に隠れて見えない。
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こういう渓谷も気になるのだが、朝日の沢はどこもレベルが高いらしいし、僕程度のレベルはお呼びではないだろう。縁のない世界。
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天狗角力取山への稜線。一度行ってみたくはあるがピストンしないのであればわりと面倒な歩きを強いられる。
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15:56、三方境。
後は下るだけだから10分くらいで行けるかな。休まず行こう。
この辺りだけ急に花崗岩地帯になった。
北アの燕岳周辺ですと言ったら騙せるだろうか。
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ようやく見えた狐穴小屋へと下っていく。
砂地を適当に歩きすぎて無駄に道を外したりしたが、最後は石階段で導かれていく。
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16:05、狐穴小屋。
竜門小屋と比べると少し古そうであるが、先日泊岩避難小屋に宿泊した僕には怖いものは何もない。木張りの床があればそれだけで上等だ。
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とりあえず小屋前の水場チェック。
冷たくてうまい水が豊富にホースから流れ出していた。ありがたい。朝日連峰は水場が多くて僕にやさしい山域だな。
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とりあえず水は後で汲みに来るとして小屋に入るか。
扉を開けるが真っ暗だったので一旦しめてヘッデン装備で中へ。
玄関からさらに入ると一階に靴が二足。先客がいるようだ。
これはマスクしないとまずいなといったん外に出てマスク装着。
一階には人がいなかったので二階へと上がってみるとハイカー二人が食事をしつつ談笑していた。とりあえず挨拶して僕も二階へ。わりと綺麗。
三人しかいないので距離を話して角地をとると三密回避成功。二人ともマスクしていなかったので僕も外した。
荷物を広げているとゴザがありますよと小屋に備え付けのゴザを進められたので敷いてみる。
とりあえず汗をかいたシャツと汚れたズボンをはき替えてから外へ水汲みに。日没が近いせいか急に寒くなった。薄着で外に出るべきじゃなかったな。急いで水をくむと小屋に戻った。
晩飯を作りつつ話を聞いていると僕と違い二人はちょくちょく朝日連峰を歩いているようだ。このあたりの人なのだろうか。一人は日暮沢からそのままここに来て、今日は一日天気が悪いから狐穴小屋で停滞していたらしい。明日以東岳ピストンして帰るとか。
もう一人は泡滝ダムの方から以東岳を超えて歩いてきて、明日は祝瓶山へ行き小国駅方面へ下ってバスと電車で帰るそうだ。そういうルートもあるのか。
日が沈むと急に寒くなり、ダウンと合羽を羽織った。シェラフに入れば暖かいのだがそこから這い出ると寒くて寒くて。後から分かったのだがこの夜は外は氷点下まで冷えていたようだ。
明日朝五時前に起きるつもりだけど目覚ましかけて大丈夫かなと思っていたら、向こうから明日四時起きで物音立てるかもしれないんですみませんと言われた。むしろ好都合。全然気にしないで下さいと言った。僕には耳栓がある。
6時半くらいにはヘッデンを消して同宿の二人は寝始めた。電波も小屋の中では入りが弱くすることもないので僕もさっさと寝る。いびきが大きいので耳栓装備で快適。明日の晴れ予報が当たることを祈った。小屋内の写真は撮り忘れた。

初日の軌跡。オール登山道なのでアバウトに。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
無題
水平距離19.4km、累計標高差登り2256m、下り1370m。
累計標高差はずれがあるので参考記録だが、泊り装備でこれだけ歩いたのは久々だった。
登山道歩きでマイペースに歩いたせいかあまり翌日に引きずる疲労がなかったのは収穫。

二日目に続く。