一休みしてから10:47、重いザックを背負って登山道への復帰を図る。
そのまま尾根を登ればいいのだが、ちょっと標高を楽しようと少しだけトラバース。あまり意味はなかった。
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稜線復帰してぶらぶらと以東岳へと歩いて行く。
朝方の樹氷モドキはすっかり溶け切っている。
凍る前から落葉していたのか、凍るほど冷えたから一気に落葉したのか。凍っていた灌木達は落葉して寂しい限りだ。
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その奥、オツボ峰方面の斜面を見ると紅葉が綺麗で。向こうにもよればよかったかなと思ったが、まあまた別の機会もあるだろう。
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天気がいいので景色を眺めつつぶらぶらと歩いて行くと、気づけば以東岳まで戻ってきていた。11:27。
樹氷モドキが溶けて朝とは景色が一変。初冬から晩秋へと季節が巻き戻った。
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さて、ここから狐穴小屋まで2時間、竜門小屋まで追加で2時間。
竜門小屋まで行く時間は十分あるな。体力が尽きなければ。まあのんびりと行きますか。
こんなに天気がいいのに平日だから人気はほとんどない。
次くる時も平日のうちに登り始めて奥地まで行っておくのが吉か。
スケールの大きい、何処までも続いていくような稜線。やはりここは青空の下歩きたい。昨日のぐずついた天気の歩きは今年歩くためには仕方なかったとはいえ、勿体なかったな。
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重荷をしょっても下りは早い。
砂地ゾーンをしゃりしゃり下って、笹原と草原ゾーンへ入っていく。
昨日濡れてしまった靴と靴下もすっかり乾いて、快適な歩き。
昨日あれだけ歩いて、今日も随分と歩いているのに体調はいい。時間さえあればどこまでも歩いて行きたい気分だった。
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1514m地点を過ぎて下っていくと、下った先の小ピーク砂地に人影が見えた。
近づいて少し会話。
昨日大朝日小屋に泊まって、今日は狐穴小屋に泊まるつもりだったが明日の天気が悪いから以東小屋まで行くことにしたという。昨日は小朝日岳から大朝日岳へ歩く途中の稜線で雪が降っていたらしい。僕が通過した後でそんなことになっていたとは。お気をつけてと別れた。
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南へ歩いていくと次第に雲が増えつつある。
振り向いて眺める以東岳もそのうち見えなくなるかもしれない。
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12:24、中先峰。
順調と言えば順調だが、コースタイムを縮められたわけでもない。
密かに今日中に下山できないかなとも考えていたがそれは無理なようだ。
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中先峰南西の名もなき尾根に紅葉あり。
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ここまでまあまあのペースで歩いてきたが、この先鞍部まで下ったらその先狐穴小屋まで登り基調なんだよな。ペースが落ちそう。
しかし眺めのいい稜線なので終わりかけの紅葉も眺めつつ、気を紛らわせているうちに狐穴小屋は射程距離に入っていた。
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13:02、8時間ぶりに狐穴小屋に帰ってきた。
流石に疲れたし朝持って行った水3Lも飲みつくした。
水場で新鮮な水をがぶ飲みして、ついでに1.5Lほど汲んでおく。竜門小屋まで1Lも消費しないと思うが一応ね。のんびり休憩。
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13:18、狐穴小屋を後にして竜門小屋を目指す。
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三方境を過ぎて歩いて行くと、立て続けにハイカー達に会う。
北寒江山・寒江山と行く間に7人くらいとすれ違っただろうか。皆狐穴小屋に泊まるのだろう。今夜は盛況だな。大体は元気そうだったが一人か二人死にそうにへばっている人もいた。
まあこの辺りもわりとアップダウンあるしなあ。
かくいう僕も北寒江山を乗り越えたと思ったら、寒江山に登り返さないといけないわけだが。
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14:12、寒江山。
昨日はガスガスで見えなかった背景もばっちり。まあ高曇りになってしまったが。
たぶん相模山辺りが見えていた。
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寒江山先の小ピークを越えて、ここからは下りメインで楽勝・・・なんてことはなく。
稜線が上下左右に波打って真っすぐ歩かせてくれない。自由な軌道をしている。
昨日の登りメインよりは楽だけども。
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まあここまできたら竜門小屋に一時間とかからないし慌てる時間じゃないな。
だらだらと下っていくと前方から年配ハイカーが現れた。
〇〇なハイカーとすれ違わなかった?と聞かれるがハイカーとは何人かすれ違ったがどんな人かは記憶にないと答える。ここから狐穴小屋までどれくらいかかるかなあと聞かれて、2時間もかからないんじゃないですかと答えたが、それはお兄さんが若いからだよと笑う。結構のんびり歩きらしい。寒江山の読み方を知らなかったので寒河江ICと同じかと思ってたいた僕がさがえやまと言ってしまったら
、かんこうさんと覚えてねと言われる。そうか、寒河江山じゃなくて寒江山なんだな。今更ながらに気付いた。
5分ほど話してお別れ。
のんびりした歩きだったが、日没までまだ二時間あるし大丈夫だろう。
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日没まではまだまだ時間はあるのだが、雲が出てきて薄暗くなり、既にして夕方みたいな雰囲気になってくる。もう辺りに人影はないし少しもの寂しい。
ちょっと足早に歩いて竜門小屋についたのは15:11だった。
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日没が17時として真っ暗になるロスタイムも考慮すると2時間ちょっとはまだ歩ける。
しかしここから日暮沢登山口までコースタイムは3時間半。
ヘッデン歩き1時間か。日が暮れると急に寒くなるし、熊も怖い。
今日急いで降りたところで月曜も休みにしているのでまだ三連休余ってしまう。
食料もあるし今日は大人しく竜門小屋泊りにしておくか。
そうと決まれば水汲んで小屋でのんびりしよう。
昨日は後から水汲みにきて寒かったので、今日は先に汲んで小屋へ。
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お邪魔しますと玄関から入っていくと先客はいなかった。
綺麗な床で快適そうなのだが。
アルコールスプレーもあるし。
とりあえずザックを下ろして協力金1500円を入れて記帳する。
昨日の狐穴小屋も1500円だった。営業している山小屋と比べたら安いものだ。
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寝床を整えて暇なので小屋の中をうろついていると壁に磐梯朝日国立公園の公園計画図がはってあった。これだよこれ。これが見たかったんだ。普通の人間はこれを見たところで何も思わないだろうが僕にとっては重要だ。テントを張っていいラインと張ってはいけないラインがこれを見ると一目瞭然だからだ。ネットだと文章でしか範囲が書いてなくて一目でわかる地図が見つからなかったんだよな。これは行幸。今後の計画に役立てよう。
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結局この日の晩は誰も来なかった。
狐穴小屋は7-8人くらいで大賑わいだろうに寂しいものである。まあ誰にも気兼ねしなくていいから楽ではあるが。
竜門小屋は壁際に行くと電波状況は悪くなく、スマホを眺めて暇をつぶせた。やっぱり明日は雨か。さっさと下ろう。でも明後日は晴れなのか。折角だから山形に泊まってもう一山軽く日曜に登ろうかな。そう考えると明日の夜は車中泊ではなくホテルに泊まりたい。ちょうどGotoトラベルもやっていることだし。久々にじゃらんにログインして適当に宿を探す。安すぎる奴は怪しいのでやめだ。
キャッシュバックと地域振興券分を割り引いて、4000円で駐車場と朝食バイキング付きのビバネスホテルに決めた。何故か1000円値引きクーポンつかえたし。車だから山形駅前にする必要はないのだが、駅前なら晩飯食べる店にも困らないだろうと駅前にした。
明日の予定は下山したら温泉、昼食済ませて適当に時間潰してからホテルにチェックインしてだらだらだな。確定。
予定を決めるともうすることもなく、スマホを適当にいじって寝た。この日の夜もシェラフから出るととても寒かった。

二日目の軌跡
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
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エズラ峰周辺拡大。
無題2
三日目に続く