2021.3.31(水)
奈良部山南西尾根末端 -456m地点 -645m地点 -奈良部山 -北進 -1043m地点南の1020m小ピーク南西尾根 -847m地点 -黒沢西川渡渉 -破線路 -林道 -ミツマタ群生地  -奈良部山南西尾根末端

飛駒の地味尾根にアカシヤオに街道あり。


年度末だし4月に入るとまた忙しくなるので天気を確認して年休を取った。
昨年歩いた奈良部山南西尾根の645m地点東支尾根が気になる。
去年よりも花付きが良い傾向にあるのであそこももっと盛大に咲いているのではないかと期待が膨らんだ。これは確認しにいかないと。出かけることにした。

3/31、二度寝して朝飯を食べて家を出ると7時半近かった。
早朝であれば空いている道路も平日の通勤時間なので混んでいる。奈良部山南西尾根末端の駐車地についたら9時を回っていた。まあ日没には余裕で間に合うだろうからいいのだが。
9:20、歩き出す。

とりつきから急斜面をこなし、傾斜が緩む360m辺りからは伐採されて西側の展望がいい。
今日はピーカンだと思っていたが思いのほか雲が多く日差しがあまり差してこない。まあ群生地につくまでに雲が消えてくれればそれでいいのだが。
伐採地入口の山桜は去年より4日早く来たが普通に咲いていた。
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伐採地が終わり落葉樹林を登っていくと、456m地点に向けて平坦な箇所が続く。
440m辺りでぽつりと出てきたアカヤシオはもうかなり散ってしまっていた。
456m地点に9:50、ここにもアカヤシオ集落があるのだが昨夜の雨にやられたかかなりの落花がみられる。
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大分ちっているわりには結構見られる奴らがいるのでやはり今年は花付きがいいのかもしれない。
昨年はこのあたりもっとスカスカだった。流石に四日早いからなのか花付きが全く違うからなのかはわからないが。
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鞍部へ下りちまちまといるアカヤシオをスルーして進んでいく。
鉄塔横を通って先へ行くと東側の植林が大規模伐採されていた。今は眺めが良いがそのうちイバラが生えて面倒なことになるんだろう。まだ雲が多い。
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標高を上げていくと615m辺りでアカヤシオがポツリ。10:18。
大分散っているがまだ見れる姿。この株は去年目にもつかなかった。その奥に去年も見たミツバツツジが単独でいる。
この先の西側斜面がアカヤシオ集落だ。トラバースして近づいていく。
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ここは去年より状態がいいな。
植林に雨が遮られたのか対して傷んでいないしほぼ満開。日陰でもこの標高まで見頃が進んでいたか。
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斜面に結構な数が咲いているのだが急斜面だしほかの木が邪魔だからうまく写真に撮れない。まあ現地で見ている人間が一番楽しめるのは常だ。
尾根に戻り645m地点へと歩いてい行く。
645m地点に10:36。
ここもアカヤシオピークであり見頃少し過ぎたかなくらいで花弁な痛みが見られないわりには落花が多い。遮るものがないから昨夜の雨の影響を食らって通常より早く散ってしまったのだろう。
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東支尾根へと気がはやるが、まずは西支尾根の様子を見に行く。
去年と比較すると発育が良さげ。
西側は日当たりのせいか8分咲きだが花付きが去年より良い。
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そしてお楽しみの東支尾根へ
二株ほどのアカヤシオを見た後は急な細尾根を下り少し進まないとアカヤシオの集落にたどり着かない隠れ仕様。
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その先で分岐する北東の支尾根を覗くと600mより上なのに花が散り始めている。盛りが早く雨でやられたか。
この支尾根は下の方にもアカヤシオがいるのだがロープなしでは死亡遊戯なやばい岩尾根。今日はロープ持参しているがスルー。
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この感じだと本命の南東支尾根も570-600mくらいなので散っているのではと焦りも出てくる。
ノーヤシオゾーンをするりと下ってアカヤシオ集落の入り口につくと、やはり盛りを過ぎようとしていた。
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中心部へ向かうため岩場を右から巻き降りる。ここはロープがいらない。
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あっ・・・これは手遅れ。
土曜日に来るべきだったか。今年は開花早すぎだろう。
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しかし大分散っていてもこれだけ見れるアカヤシオがいるのだからやはりこの場所はポテンシャルが高い。事前情報を得ようがないから盛りを推測で行くしかないから難しいのだが。
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もう一段下がった先にもアカヤシオ軍団がいるのだがここから下るのは結構難しい。岩場を二段階下降しなければならない。ロープ使っても登り返しがなあ。支尾根を巻き降りてトラバースか?というところだが今回は大分散っており行く価値がないので一しきり眺めて645m地点へと登りすことに。
一本北の支尾根もアカヤシオがたむしているがあそこは懸垂下降連発レベルで二本足で立てる場所あるの?という岩稜帯の尾根なので僕には行けない。
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645m地点に戻ったのが11:26。
奈良部山へと進んでいく。
鞍部へ降りていくところもポツポツとアカヤシオ。
その先の登り返しは露岩は見えるものの巻く必要はない。
しかし僕はもう少し先の左から巻く岩場と勘違いしており、左へ進んで必要のない巻きをしてしまった。必要のない巻きでむしろ岩場に立ち入るという凡ミス。
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間違いに気づいたがそのまま岩場を登っていく。
すると650m前後は尾根の西側がアカヤシオゾーンで中々いい感じ。
一方で日当たりのいい尾根上のやつは花弁がふわっとして終盤な感じ。
今年は三月半ばから気温が高いから一気に開花が進んでおり日当たりのいい場所はそれが顕著なのだろうか。
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その先も尾根上、両サイドにアカヤシオゾーンが続く。
木々で遮られているのが残念だ。
標高660mでも西側は満開直前。花弁が開き切らず惜しい。
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他方、東サイドはまさに満開でふわっとしている。時間もちょうどいいのでここで花見ランチ。11:45。
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11:59、先へ。
今度は正しく左から巻くべき岩場。670mくらい。
南西支尾根までトラバースして植林尾根を横切るとアカヤシオゾーン。
ここも西側なので昨年は発育が悪く見栄えがしなかった。
しかし今年は中々いいじゃないか。
一々足を停められるので時間が気になってきた。もっと早起きすればよかった。焦りも出てくる。
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700mで主尾根に合流。
こちらもアカヤシオが繁茂しているので時間を気にしつつ少し下る。
700mくらいまできたせいか主尾根上でも蕾交じりになったのを喜ぶべきか悲しむべきか・・・。
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登り返して710mから先へ・・・進めない。
東側の斜面にもアカヤシオが咲き誇っており、あっまずい撮らなきゃと使命感からカメラを構える。主尾根上も蕾は見られるが8割方咲き誇っており時間を取られる。
なんでこんなにアカヤシオゾーンが続くのにこの尾根に花見に来る奴がほとんどいないんだ?
仙人ヶ岳のあたりのアカヤシオは確かに花付きはいいが誰もがいく人にあふれたところでは落ち着いて花見もできやしないと思うのだが。世間の目は節穴だ。
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710mくらいからは心落ち着く植林帯に入りここで一気に先へ進む。
ここも東を見下ろせば鈴なりのアカヤシオが隠れているのを知っているのだが杉の葉に隠されがちだし今日は時間がないのでスルー。
しかし740mくらいまでくると「油断するなよ?」とアカヤシオ軍団リターンズ。
流石に西側斜面だし標高高いし蕾ばかりだな?ヨシッ!
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しかし5部咲き以上の奴らもいるので結局足を止める。陽が陰ったので雲が流れるのを待つ間足止め。もう12:40である。まずい。
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そしてその先は去年一株以外蕾ばかりだったが日当たりのいい760m小ピーク。
今年は・・・蕾も多いけど満開or八部咲きが結構いる。
つれえわ、先に進めなくてつれえわ・・・。流石に陽が差すのを待つのはやめた。一時前なのにまだ山頂についていないのは低山とはいえよろしくない。
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780m小ピーク周辺の尾根上はアカヤシオがいないので平和だ。
しかしここで油断してはいけない。東に延びる尾根たちにはアカヤシオが潜んでいるのだ。
うっかり足が向いてしまい覗き込むが蕾確認。セーフ。
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8分咲き確認。アウト。
いやこれ以上寄り道している場合ではない。まだ奈良部山山頂まで30分以上かかる。
ここは心を鬼にして離脱だ。
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トラバースして主尾根に戻ると平和な植林帯でほっとする。
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しかしアカシヤオたちはしつこかった。
昨年はたいして咲いてなかったのに740mの平坦ゾーン東で誘ってくる。
支尾根まではいかない。帰れなくなる。
奈良部山はすぐそこだというのにいつたどり着けるのか。時すでに13時。
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750mから再び標高を上げていくと植林が消えて尾根両サイドにアカヤシオの姿がどこまで続くのかアカヤシオ街道。
760m超えて流石に蕾成分が多くて助かる。
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アカヤシオは断続的に存在するが蕾8割だったのでようやくペースを上げて一気にいく。
820mくらいで一本北西の長い名もなき支尾根上にアカヤシオゾーンがあるのを目撃してしまう。
あの地味尾根、降りていけば破線路少し歩いて林道に行けるな。下山ルートにとるのもありか。ここに至って新たな選択肢が現れた。
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860mくらいまできてもう流石に蕾しかないので僕の勝ちだな。誘惑を断ち切った。
そう思ったら北側の崖に八部咲きのやつらがいて焦った。
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幸いにして尾根上には誘惑してくる奴らもおらず一気に登り切り13:40、奈良部山。4年ぶりくらいだっけ?
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さて問題はここからどう下るかだ。もう14時近い。
最速は中尾根。次点が南東尾根。こちらは難所はあるのだが攻略済みなので何とかなる。
丸山岳から野峰は流石に時間がかかりすぎるだろう。
しかし先ほど通常では思いつきもしない第四の選択肢、1043m地点南の1020m小ピーク南西尾根が急浮上した。あの尾根を歩く人間はほとんどいないだろうしアカヤシオの季節にピンポイントとなればなおさら。これは調査せざるを得ないな。
ピークに14時について尾根末端まで一時間半、そこから破線路と林道歩きで多めに見積もって一時間半かかっても17時には駐車地だ。ギリいける。いっとくか。
まだ見ぬ地味尾根にアカヤシオゾーンを求めて、こんな時間なのに僕はまだ標高を上げていった。

続く