2020.4.3(土)
いつもの路肩 -石灯籠 -渡渉 -駐車地の対岸にある地味尾根 -一本南西の尾根に移動 -尾根を下る
-谷間を降りて一本南の尾根へと登り返す -十二山(797.7m三角点)へと東進 -手前の支尾根に寄り道
-十二山 -北の支尾根を下りいつものアカヤシオゾーンへ
-渡渉 -石灯籠付近 -いつもの693m地点を経由するアカヤシオゾーンへ -780m北支尾根で下山
-789m地点南東支尾根へ -岩場トラバース&登り -789m地点 -南西支尾根へ -アカヤシオ咲く支尾根で下山
-ナゲ -いつもの路肩
小友はやはり格が違った。
水曜日の飛駒のアカヤシオ開花状態とヤマレコ等による鳴神山の開花状況、最近の気温推移から判断するに週末は小友が最適と判断した。
メインルートとしている693m地点上はまだ数日早いと思われるが(鳴神山のアカヤシオが三分咲きくらいにならないと満開には早い)小友にはここ数年見つけたもう少し標高の低いスポットがある。
それらに加えて今まで歩いていない地味尾根にもまだアカヤシオゾーンがあるのではないか。そう考えて気合を入れて出かけることにした。
4/3、六時に歩き出せるように家を出たのに大間々のコンビニに寄るころにはしとしとと小雨。やる気が萎んだ。
とりあえず小友に移動しいつもの路肩に駐車。朝飯を食べて雨が止むまで仮眠。今日は晴れじゃなかったのか。天気予報は相変わらずゴミだ。
7時前まで不貞寝して、やる気はないがこのまま帰るとガソリン代が無駄なのでとりあえず歩き出すことにした。7:01。
とりあえず取りつき予定の尾根は小平川の対岸なのだが駐車地から河原に降りるにはコンクリ法面が高い。まあ時間はあるしなあといつもの石灯籠の方へと歩いて行く。
橋を渡ってすぐに河原へと降りた。左岸をぶらぶらと南下していく。
沢が取りつき予定尾根末端よりも標高を下げていくのでその先で一つ支尾根の端をトラバースして通過。地形図にもある細い沢を渡ると取りつき予定地点尾根の末端だった。7:13。

初っ端からどこにいるかよくわからないと思うので図示する。
この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外) |

そういえばアミノサプリ飲んでなかったなあとかコンパス取り出してなかったとかやる気なくて準備が適当すぎたのでザックを下ろしてごそごそと準備。
7:19、支尾根末端に取りついて登り始める。
何故だか踏み跡らしきものが続いていた。
最初だけ急で岩場もあったり。普通に歩いて行くとまけるので関係ないが。
450mまで登ると早くもアカヤシオ達がお出迎え。
花付き微妙だなあと思ったら雨のせいか標高のせいか結構落花していた。
ぶらぶらとアカヤシオ街道を歩いて行く。天気が良ければなあという感じ。
この程度小友なら序の口。
盛りを過ぎて薄暗がりでも鮮やかなアカヤシオ。
石祠は特等席でこれを見続けてきたのか。
480mくらいで連続するアカヤシオゾーンはひとたび抜けて。
530m辺りで西側斜面に少し寄るとアカヤシオが少しいたがいまいち。
それよりも木々の隙間から見えた南の方の尾根、あちらにやばそうなアカヤシオゾーンが垣間見。どの尾根か特定できないがこの後寄ろう。
530mで南東に折れる尾根を登っていく。
松の木がいていかにもアカヤシオが出てきそうな雰囲気はあるがあまり見栄えのしない奴らが尾根上にぽつりと斜面に多少固まっている程度。外れ引いたか?
まあ小友にしてはこの程度じゃあねというラインだが。
サイズも花付きも合格ラインだ。
落花が始まっており盛りを少し過ぎてしまったかと口惜しいがまだ標高上の奴らが盛りと思えば希望は繋がる。
横の斜面に見かけていた奴らも姿を消して。植林でもないのに。
薮もなく歩きやすい尾根なのでアカヤシオゾーンで少し時間を費やした分を取り戻すように先へ進む。
690mまで登ったところで一本南西の尾根へ移るため南西へとトラバースしていく。歩きやすい。
この辺りでスマホの電波が入るようになったのでみー猫さんに小友の様子を連絡。近くでアカヤシオ見物でもしているかなあと思ったら遠く新潟で残雪からの藪漕ぎに突入したところらしい。小友には先週来ていたとか。早い。
しかしアカヤシオの姿かたちもない。もう一本南の尾根だったか?一つ南の尾根にはアカヤシオゾーンが見えて焦りも出てくる。
手ごたえのないまま620mまで降りてきてしまい、地形図見る限りこの先もう少しで崖となり尾根が手だえているので無駄足だったか・・・登り返そうかなあと思いかけたところでアカヤシオが一本登場。
お、こいつはと崖の近くまで行ってみると良質のアカヤシオが群れていた。
やはり小友はこうでなくては。
急斜面に咲いているのでうかつな動きは出来ないが結構な本数。8:28。
採石場が閉鎖されて模様替えしたのだろうか。
崖マークを北から回避して下っていけば尾根の端の方にもアカヤシオゾーンがあるように見えたがさすがにスルーした。
しかしこの尾根中々厄介だ。
砕石場跡なのか尾根末端方面は崖マークで消滅している。よって尾根の末端からは取りつけない。
安全に行くには上から降りてピストンであるがそれはつまらない。
そうなると今いる尾根から谷間へ降りて登り返すということになる。傾斜は緩くないし普通は取らない行動であるが僕は暇だった。
とりあえず試しに行ってみる。8:34。
最初はトラバース気味に下って谷間へと近づけたのだが、560mくらいまでおりたら露岩に塞がれてトラバースできなくなった。仕方なく谷間へ真っすぐ下りることに。
ノーロープで降りたがロープ使った方が賢明。
慌てて左岸沿いへ。8:45。
右に見える小尾根は岩々なのでちょっと避けた方がいいだろう。
とりあえず登ってみるとこの斜面意外と地面がしっかりしており滑らない。なんか快適に登れた。
とりあえず従って歩いて行くと、そこから上の小尾根は岩々しているが登るには問題なさそう。
ちらほら尾根上に出始めたアカヤシオや右の崖に咲いている奴らを眺めつつ登っていく。
上に進むほどにぎやかになってきて?
意外とトラバースできそうなバンドはみかけるのだがどこかで行き詰まるだろう。
これだけのアカヤシオがいれば遠くからでもわかるよなあ。
いるのが分かったところで見えている場所から近づくのは難しい。
大量の落花を尻目に尾根センターに飛び出れば、そこにはアカヤシオ達が群れを成して待ち構えていた。
小友はまだこんな引き出しを隠していたとは。鳴神山のアカヤシオも目じゃないのでは?ここならまず独占できるし。正直花見で宴会するだけならここだけで一日過ごせば十分だ。僕は酒飲まないので先へ行くけど。瀑泉さんにブログでコメントするべきだったな。今週末は小友のアカヤシオワンダーランドをご案内しますと。
しかしここ半端ないな。少し下ってみても少し斜面を横にずれてみても鈴なりのアカヤシオでうめつくされている。ここが無名尾根なのが信じられない。主尾根からずれているから目的意識がないと来れない場所ではあるのだが。僕はアカヤシオ運だけはあるからなあ。
天気が晴れだったら何も文句はなかった。
名残惜しいがまだ見ぬアカヤシオスポットといつものアカヤシオスポットが僕を待っている。
先へ進まないと。
もうこれ以上のスポット、今日は見つからないかもしれないけどね。
そんなことを考えつつ797.3m三角点方面へと足を向ける僕はこの日の終盤、新たな弩級のアカヤシオスポットと相まみえることをまだ知らなかった。
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