2024.5.4(土) 同行者:みー猫さん、きたっちさん
合沢源流 -作業道合流 -1111.7m三角点 -杭甲山(1202m) -栗子山 -踏み跡 -萬世大路(万世大路) -萬世大路記念碑公園
5時半おき、6時半出発予定だったが急ぐたびでもないのでのんびりと支度し6:49、歩き出す。
少し遡行したところで昨日取水した湧き水ポイントで今日分の水を補給。今日も暑くなりそうだが3.5Lあれば足りるだろうたぶん。
これでも灌木に覆われた藪を考えると断然楽ができる。
今日も登山日和のいい天気だ。
風が吹いているので少し肌寒い。
なんとなく今日も先頭を歩く。
作業道から軽く薄藪を漕いで7:27、三角点峰到着。風が強いので帽子が飛ばされないようにしまう。
360°全方位素晴らしい展望だ。
アクセスが良かったら人気の山になっていただろう。
事前の航空写真調査では作業道が途中から分岐して、稜線上を通り次の1130mピークまで藪漕ぎへ向かえるはずだ。そんなわけで分岐を探しつつ進みましょうと山頂を後にする。7:32。
北東に下り始めたら作業道から山頂へと踏み跡がありこれで登ればよかったかと思ったり。
一か所それっぽいものが見つかったが笹薮が濃いしまあ違うかと調査はせず。後から考えてみればここで調べておけばよかったのだが。他の箇所は作業道の両サイド灌木なのにここだけ笹薮なのはどう考えても怪しかった。
7:45、鞍部から標高1110m辺りに登り返すと作業道は尾根沿いに西へと下って行ってしまった。
まあやっぱりねという感じで僕の事前調査通りだ。1130m級ピークまでは東へ標高20m分藪漕ぎである。
藪の中は風が通らず暑そうなのでカッパを脱いで5分ほど事前準備。防御力は下がるのだが仕方ない。
いざ藪漕ぎと突入すると、笹と灌木のコンビネーション。ネマガリでもないし面倒だがまあ進める。
少し登ると顔が藪の上に出るため気分は悪くない。
イヌツゲを避けつつ10分ほどで1130m級ピークに登り上げた。8:00。
南側に薄い踏み跡が笹で隠れているのがわかる。
うまく分岐を見つけていたら藪漕ぎも軽くて済んだか?まあいいけど。
これはラッキーと下っていくが、すぐに作業道は稜線を離れて北へと下っていく。
鞍部に向かってカーブしていかないかと期待したがどんどん下ってしまうようだ。
仕方ないので鞍部に向けて逆茂木ゾーンをトラバースすることにする。各々適当に突破して稜線に復帰するが灌木・笹・蔓植物の入り乱れる面倒なところだった。
空中戦にはならないしまあ進むことはできる。
先頭に出たみー猫さんが藪に同化。
標高1000m弱でこの藪具合とはさすが雪国。安蘇の地味尾根たちとは格が違う。
鞍部から登り返したところで少しだけ藪がましなところがありちょっと一息。麓から近いため電波も入った。
逆茂木ゾーンだが密度は薄め。蔓や枝にザックが挟まれる場面がなければ意外と進める。ただし結構急。
心臓に負担をかけないように登っていく。
1165mくらいで杭甲山西の稜線に出た。
傾斜が緩んで後はビクトリーロード、とはならず灌木で覆われた稜線の西側を隙間を縫うように歩いていく。ちょっと一息入れつつ。鉈目の入った気はあるが道があるわけではなく。
道を作るなら僕が来る前に作ってほしかった。
背の低い笹と灌木に覆われており広場はない。ビバークはできないことはないがしたくはない場所。
そして虫がやたらとうざい。
少し北側にずれて風を受けると虫は寄ってこなくなった。休憩。
写真を撮り忘れたが確か最後に歩く林道が見えた。
鞍部から登り返すまで道はない。
蔵王方面を眺めつつ、灌木の混じる笹薮ゾーンを下っていく。
ネマガリではないので楽だが、蔓と灌木が濃いところに入ると少し面倒。
残雪ゾーンゲット、と思いきや稜線から外れているのでちら見して藪へと帰る。涼しくもない。
こんなところに乱獲しに来る奴らはいないから好き勝手に暮らしている。
灌木と蔓多めで歩きにくいが逃げ場もないので尾根センターを歩いていく。
1150mが近くなると灌木の隙間の薄い笹薮を歩けるようになり解放された感じ。
1160mくらいで背の低い笹原が広がり、このまま真っすぐ突っ切ろうと思わせるがこれが罠。
これは西側に出たほうが楽なのではと直進するみー猫さんを尻目に僕ときたっちさんはちゃっかり離脱。
するとあっさり快適なゾーンに飛び出た。
そのままヘリを歩いていくと、10:28、萬世大路へと下る踏み跡に合流した。
少し先でみー猫さんと合流し休憩。
少し先まで歩いていけば4年前の軌跡と合流なのだが、折角なので栗子山まで空身ピストンすることにする。時間はあるのでザックを下ろしてゆっくりと休んだ。
続く
コメント