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2024.12.7(土) 同行者:酒
西吾野駅 -高山不動尊 -丸山 -関八州見晴台 -花立松ノ峠 -傘杉峠 -大峰(雨乞塚)-顔振峠 -諏訪神社 -越上山
-大沢山 -蟹穴山 -茶之岳山 -エビガ坂 -スカリ山 -観音ヶ岳 -東ムカイ山 -小瀬名富士 -物見山 -高指山
-日和田山 -高麗駅

ぶらり久々奥武蔵。


枯木山に行って以来山から遠ざかり・・・というわけではなく山へ行ったりさぼったり。
七ヶ岳、根本山から椀名条山、御荷鉾三山、鹿沼の白髭山から鳴蟲山とだんだん地味よりに歩いていた。
今週末は久々にミーハーに富士見でもいくか、と思ったが土曜の富士山は雲に覆われているようだ。
それなら紅葉の見納めでも行くか、となる。
界隈の情報を見るに大平山に行けば近くて気楽に見ごろの紅葉ゲットなのだが歩行距離が稼げない。
そういえば昔奥多摩の成木尾根を12月に歩いたら紅葉の残滓を見たような気がする、と地形図を広げてみるともう少し北、奥武蔵の関八州見晴台から南東方面を8年くらい歩き残していることに気が付いた。
別に面白い山域でもないのであれからずっと放置していたが高山不動尊なら紅葉も見れるし、日和田山まで縦走する途中の諏訪神社にも楓があるようだ。まあたまには奥武蔵でいいか。
明日の行き先が決まらないという後輩の酒を誘ったらついてくるというので二人で出かけることにした。
なお僕がブログをさぼっているのでこのブログで酒の登場は3年ぶりくらいだが、2週間前も一緒に山へ出かけている。

12/7、4時半集合で酒を拾って一路飯能へ。
東飯能駅の東口側コインパーキングに停めに来たのだが、前に来たのが3年ぶりなのでちょっと探してしまった。なお三年前は棒ノ嶺から高水山を経て青梅駅まで縦走したら、登山をしているのもお互い知らなかった会社の後輩とばったり出会ったりというイベントも発生したのだが忙しくて記事にしていない。
24時間500円のパーキングから東飯能駅へと歩いていくとタイミング悪く電車は20分くらい待ち。寒いので待合室で待機。
6:35の電車で西吾野駅へ。一駅先の高麗駅へ下山する予定なのだが近くに駐車場があるか怪しいので東飯能駅近間に駐車したという次第。
7時前に西吾野駅に到着。トイレへ寄ってから歩き出す。7:07。
直後にどこまでいくのかとアンケートを取っている地元のおじさんに聞かれて高山不動尊と答える。嘘は言っていない。
どうでもいい話だが、酒は西吾野駅には自販機さえなかったと登山中にぼやいていたが写真を見返すと普通にあった。
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高山不動パノラマコース登山口へと川沿いを歩いていく。日が差さないし寒い。
ようやく冬らしくなりましたねと酒は言うが、僕はずっと秋で良かったとも思う。一つ言えることは一本前の電車にしなくて良かった。早朝は寒い。
8年前より時期が遅いため登山口までにも紅葉が。
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橋を渡り集落の中で坂を上がる。
これは市道なのではと一瞬スルーした直進路が正解。よくみるとちゃんと案内板はある。8年前も歩いているのに全く覚えていない。
7:24に登山口につき、歩いていくとやがて植林帯の山道へ。
ここから高山不動まで一時間くらいひたすら展望も何もない植林メインなのを覚えているのでだらだらと話しながら適当に歩いていく。
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480mくらいで廃屋をみたあとは特にイベントもなく踏み固められた登山道を歩いていくと、8:33、高山不動尊手前の分岐までやってきた。
左、高山不動尊・関八州見晴台。右、高山不動尊・大イチョウ。
高山不動尊と高山不動の違いとは?8年前はどっちに進んだんだっけか。
よく考えれば大イチョウも見たいのだから右に進めばいいものをなんとなく直進し登る。
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8:35、高山不動尊。
紅葉はいい感じだ。トイレがあるので立ち寄る。
ここでようやく階段下に大イチョウがあったことを思い出す。
無駄に下る羽目に。
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階段を下りていくと4人組のハイカーがやってきた。駅にいた人たちか。
大イチョウの黄色いじゅうたんなどを撮影。
帽子を忘れた酒は青いタオルを頭に巻いている。
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やれやれと急な石段を登り上げる。酒はいいトレーニングですよとは言うものの今日は先が長い。ボディーブローのように効いてこなければいいが。
高山不動尊に酒は参拝し賽銭を投げていた。
関八州見晴台へと登っていく。
登山道わきの楓を見上げたりしつつ。すぐ上で林道に出るがここは南の展望がある。
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林道から登山道に戻る入口の紅葉が良い。
一息登ると登山道の東側によさげな楓がたむろしているので道を外して撮影会。
高山不動尊の紅葉目当てだったけどこっちの方がいいな。
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丸山と書かれた山名標を横目に登山道へ戻る。
またもや林道を横切り関八州見晴台入口の石碑横から登っていくと山頂は近い。
良さげな紅葉を横目に、狂い咲きからの枯れ葉なツツジを見つつ青空へと歩いていくと9:15、関八州見晴台に到着。8年ぶり二回目。
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見晴台といいつつ樹木に囲まれてあんまり展望がない山頂である。8年前はそれ以前に天気が悪くて映えなかったのだが。今日は天気がいいけれど唯一展望がいい南西方面も逆光でぼやけている。
木々に遮られて実際は見えないのだが、案内板に栃木の釈迦ヶ岳とかも書いてある点を酒は評価していた。
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ここでちょっと休憩。
追いついてきた4人組はウィンナーを焼いていた。
酒曰く彼らは宴会を始めていたらしい。朝から飲酒とはと驚いていた。家では家族の目があるからそんなことできないだろうから山では自由に生きているのだろう。何もこんな寒空の下でなくてもと思ってしまうのだが、山で一杯が醍醐味なのかもしれない。アルコール嫌いの僕にはわからない感覚だが。
9:28、歩きを再開。花立松ノ峠へと下っていく。
紅葉はどこかに消えて植林の登山道になってしまった。
人通りがあるので踏み固められておりいつもの地味尾根と異なる。
車道に降りて少し歩くと9:46、花立松ノ峠。
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通行止めの林道だがある気ならいける。
ただまあ大体トラバースのようなので登山道(関東なれあいの道)を進む。
植林ゾーンが続くので林道歩きでもよかったかなあと思ったり。
15分ほど歩いて林道合流、と思いきやそのまま横切り山道を先へ。熊注意。
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危険、足元注意な下り。別に大したことはないがなめていると落ち葉で滑る。
こんな地味なところでも整備された登山道でアクセスもいいのでちょくちょくハイカーとすれ違う。
先々週の御荷鉾三山から雨降山への縦走は二人しか会わなかったし、先週の鹿沼は貫禄のすれ違い0人だったがこの日はかなりの人とすれ違った。何か月分だろうか。
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10:11、傘杉峠で林道を横切りそのまままた登山道を登り返す。今日はそんなのばっかりである。
一登りで622mピーク、大峰(雨乞塚)。10:20。
登山道沿いなのに山名板がない事に酒は衝撃を受けていた。
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相も変わらず植林ゾーンを下り、林道に出ると顔振峠までは1.1kmの舗装路歩き。
ちらりと展望地にカフェ。今日は休みらしい。
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林道をぶらぶらと歩いていくが道端の紅葉が結構よくて意外と退屈しなかった。
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顔振峠が近づくとなんだか賑わっている。
時刻は10:45。どうやら茶屋が集まっている観光スポットでちょうど開店時間のようで。
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南の展望がいい。
この絶景で振り返ったから顔振峠だとかなんとか。
朝はピーカンだったのに雲が増えてきたな。
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越生町の案内板。
現在はどこかと思ったら南西の果て。
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ここから諏訪神社までは林道+トラバース道で30分のようだが、折角だから裏の小ピークに登って縦走することにした。
紅葉横目に雑木林を一登りすると、祠のある570m級小ピークに10:55。
東の展望少しあり。
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薄い踏み跡で南へ下っていくと分岐。ここは左へ。
小ピークを巻くように南東へ。
東へ進行方向を変えたところで踏み跡辿り稜線へ。
細い踏み跡はやがて倒木のせいで薄くなり、うっかり北へ進んでしまったり。
慌てて戻って、最後は適当に南へ藪るとあっさりと登山道へ飛び出た。
さっさと登山道に出ればよかった。
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飛び出たところから5秒で諏訪神社。11:16。
しかしまたサイドアタックをしてしまった。鳥居から入るつもりだったのに。
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境内を探る酒を尻目に紅葉だけ写真に収める僕。
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トイレに立ち寄り一息ついて、先へ進む。11:24。
今日は19kmくらいの歩きなので日没との勝負かと思っていたが案外余裕がありそうだ。
境内の楓と違い色づいてない奴を横目に見ながら次なる目的地、越上山へと僕らは歩いていった。
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続く